ヨウカイ 1931年 沖縄県 妖怪は梵字の護札、石敢當を恐れる。
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イシガントウ 2000年 石敢當の碑には百鬼を封じ災難を退け官吏は福を得て百姓は健康でいられる等書かれている。石敢當の三文字を石碑に刻んだものを門の所に鎮めることが伝えられている。
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イシガントウ 2000年 唐宋の時代以降、家の角や村の入り口に「石敢當」と刻んだ石碑を置いて災難を禁じていた。
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ダケイシ,コウボウダイシ 1958年 岐阜県 ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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イシ 1923年 岩手県 荒神神社に小牛くらいの大きさの黒い円石がある。娘がこの石に腰掛けると石に密着して離れなくなった。石の言うとおり、山に上げて神として祭った。娘は巫女になった。
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イシガントウ 2000年 沖縄県 『南島探索』の記事で、石敢當が除厄の為だという事と他に近いものとして「柳春蔭在此」や「鎮西八郎為朝御宿」、「神茶鬱壘」と書いた護符を石垣や門扉に貼る習俗があったことがわかる。
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ヨウカイ 1997年 山形県 大金持ちにしてもらう約束で妖怪を同居させた男がいた。それで男は大成功したが、約束を反故にして妖怪を追い出しにかかった。怒った妖怪は男から幸運を取り上げ、男は貧乏になり、家も妖怪のものになってしまった。
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タマモノマエ,シロギツネ,セッショウセキ 1976年 栃木県 宮中に潜り込んだ狐の正体がばれ、下野のこの地に逃げてきて石となり触るものはみな死ぬようになった。深草帝の御世に石は砕かれた。昔の石は埋まってしまって、今ある石は別の石である。
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イシカンノン,ヒカルタマ 1984年 長野県 尼僧が石を拾おうとしたが、小さいのに持ち上げられない石があった。その石から夜に青い光が出るので村人は怖がった。庄屋の主人の夢に老人が出て、石を手厚く祀るようにと言った。すると石は大きくなっていき、現在では手のいぼに効用があると言う。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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ヨウカイ,バケガイシ 1967年 福島県 座頭の形に似ていたといわれる化けが石が長坂のがけ側にある。昔毎夜のように長坂に妖怪が現れるので道行く人もなくなってしまった。ある夜、内藤家家臣が通りかかり、これを斬った。翌朝見たところ、この石に刀傷がついており、以後妖怪は出なくなったという。
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イシノセイ 1930年 岩手県 橋に夜な夜な妖怪が現れて人々を悩ませた。ある男が刀で斬りつけると、近所の大日堂の石が切り砕けていた。石は橋の袂で砕けていて、1尺だかりの青石であったという。
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バケイシ 1993年 岩手県 化け石は、いたずらするものを懲らしめるために石にしたものである。
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オウムイシ 1975年 愛知県 三河国馬伏村の返事をする石のことを聞いた物好きな若者が、三味線や鼓などを持ち、その石の前で歌い踊ると、いっそう面白く響き歌う。そこで誰いうともなく、この石を鸚鵡石と呼ぶようになった。
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タテイシ,イナリ 1973年 東京都 立石村の名主の畑に高さ1尺位の丸い石があった。掘り出そうとしたが思ったより深く途中で帰った。翌日行くと掘っただけ石は地中に入って、1尺ほど地上に出ていた。何か良い事があるだろうと埋めて帰った。翌日見ると再び石が地表に出ていた。石の上に稲荷の祠を建てた。この石があるから立石村と言うのだろうか。
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テング 1958年 愛媛県 小屋を建てるために石を基にして、場所を作った。その夜寝ていると、屋根が動き、翌日も同じ様になった。もともと、その石は天狗がやってきて休む石だったので、その天狗が毎晩揺らしにやって来るのだろう。
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ヨナキイシ 1952年 三重県 神社の社頭に高さ三尺ほどの立石があり、これを陰石、陽石、または夜泣石と伝えられ、石採祭にはその傍に石を置く。
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ヒトトリイシ 1974年 福島県 奥州磐梯山の人捕石は毒石であって、殺生石と同じである。
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シロイシサマ 1991年 愛知県 真っ白なきれいな石で、石を動かすと「もとの山へ帰りたい」と泣く。その石を盗もうとした者は体が痛くなった。
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バケイシ 1987年 山形県 化け石という石は、若い女に化けて侍を騙して斬りつけられた。その石が今でもある。
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バンノイシ 1980年 岐阜県 盤の石という石がある。これは弘法大師が碁を打った石だといい、これをかまうと暴風雨になるという。一メートル四方くらいの石である。アマノジャクのいわれがあるともいう。
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