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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

サラ,ダイジャ,リュウグウ
1984年 長野県
和尚さんが般若会をするために、淵の主である大蛇から皿を借りた。何年か続いたが、ある年皿を一枚割ってしまった。大蛇は怒って、返した皿を竜宮に持って帰らず、他の場所に行ってしまった。

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(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
お寺淵の底は竜宮まで続いている。そこには大蛇が住んでいた。お寺の大般若が近づいたとき、住職が皿が十枚足らずに困っていると、淵の岩の上に皿十枚と書いた紙を置いておくと大蛇が借りてくれるという夢を見た。その通りにして助かったという。
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オキクノボウレイ
1991年 高知県
お皿を割って、お菊という人が自害した場所がお菊の滝で、その亡霊がでて、「1枚2枚・・・」とよむ。お参りに来た人がとっていて、その時の本当の皿はもうないが、そこにはきれいな昔のお皿がある。
類似事例

ジョチュウ
1982年 宮城県
皿を割って殺された女中が水屋で皿を数えるので、地蔵を祀って供養するが、この地藏の頭には皿が乗っている。
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ジョチュウ,サラカゾエノコエ
1982年 宮城県
皿屋敷の女中が、家宝の皿を一枚割り井戸に埋められた。以後中から皿数えの声とすすり泣きが聞こえる。
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ボウレイ,サラヤシキ
1936年 長崎県
奉公先で皿を割ったために湯殿で打ち首になった人の亡霊が毎晩現われて、1つ、2つと皿を数え、10までいくと泣き出してしまう。五島支庁の隣の皿屋敷に出るという。
類似事例

(サラヲカシテクレルフチ)
1990年 長野県
観音堂の下に東山の淵があり、皿が足りないときに淵の主に貸してくれと頼むと貸してくれたが、ある人が借りた皿を割ってそのまま返したので、以来、いくら頼んでも貸して貰えなくなったという。
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カワコ
1961年 島根県
カワコ(河童)は頭に皿があり、その皿に物を載せる。皿を取ると力を失ってしまう。森里の淵にいたカワコが馬に悪戯して逆に引きずられ、皮と骨だけになってしまった。それで、その場所をカワボネと言う。
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ジョチュウノレイ
1982年 山形県
叶野岡右衛門の女中竹が家宝の皿を割り井戸に投身。以後井戸から皿数えの声がする。後に竹の墓に皿を埋め皿塚とした。
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サラカンジョウムジナ
1984年 新潟県
「皿かんじょうムジナ」といって、道を通ると定まった場所で、皿を数えるような音を聞かせることがあるという。
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サラヤシキ
1919年 高知県
皿を割った女中を主人が折檻したことに耐えられなくなった女中が、瀧に身投げをして死んだ。その亡霊が毎晩皿を数えて泣きながら出てくるので、皿をそろえて女中の墓に供えることにした。
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オンナ
1934年
女がどこから来たのかわからない話は、村々字々で異なった部分を持っており、皿屋敷に似た話もあり、皿を壊した女を主人が怒って斬ろうとすると、女は海へ入ってしまったという。
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サラヤシキ
1956年 宮城県
芦沢某という侍の家の女中が誤って家宝の皿一枚を割り、折檻されて手討ちにあう。毎夜ふけに女中の亡霊が台所へ入ってきて皿を洗って数え、9枚目のあと叫び声をあげて飛び出す。そこで手討ちにした刀を埋めて塚を築いた。頭に皿をのせた石地蔵を立てたので地蔵森という。
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オキクノユウレイ
1991年 高知県
お菊が庄屋の家へより、大事な宝の皿を割って責められ、滝に身を投げて死んで、幽霊になって出て皿を数えて泣く。それで、そのお菊の滝に祀られている。青年の人たちが「播州皿屋敷」という題で芝居をやったこともある。
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フルジロ
1983年 愛媛県
ここにある城はフルジロと言われ、皿を貸して欲しいと頼むと十人前揃えて出してくれる。しかし、返す時に皿が足りないと必ず祟る。
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エンコ
1987年 山口県
エンコはカッパ。頭に皿があって、相撲をとろうと言ってくる。皿に水があるときはつよいが、無くなると弱くなる。
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サラノリュウ
1968年 岡山県
赤木本家に藍色の龍の絵があるさらが2枚あったが、この皿に水を入れてご祈祷をし、皿の竜が動くと雨が降るといった。
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ユウレイ,サラ
1916年 宮崎県
主人が哀願していた一組の皿のうちの1枚を誤って割ってしまったため、心配のあげく身を投げて死に、今も幽霊が出るという話がある。
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ダイジャ
1993年 岩手県 
毘沙門山の杉林の沼に大蛇がいた。大蛇が昼寝をしているのを和尚が見てしまった。大蛇は二度と見ないよう言ったが、和尚はまた見てしまった。大蛇は怒って和尚を追いかけた。和尚は猿ヶ石川に沿って逃げ、大蛇も川を下って追いかけた。立花と言う所で「成島恋し」と言って振り返ったとたんに石になってしまった。大蛇も川の中で石になってしまった。それが坊主石と蛇石。
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ウボアナ,リュウグウサラ
1991年 山梨県
富士川に面した岩水山高前寺の本堂の下の竹薮の中にウボ穴という洞穴があって、欲しい品物の名前を紙に書いて穴に入れておくと翌日器具を貸してくれた。これは龍宮から貸してくれるもので、竜宮皿と呼ばれた。ある時、誰か竜宮皿の1枚を破り、1枚を亡失して、不足のまま返したので、それからは返さなくなったという。
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ダイジャ
1937年 愛知県
大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
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イエンコウ
1963年 岡山県
イエンコウは水の中に住み、4、5歳の子どもの姿で、頭に皿がある。皿に水がある間は強いが、なくなると弱る。
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