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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1952年 徳島県
箒草、あるいは踊り子草と呼ばれている草がある。この草は、大きくならないとか小さいとかこんな所に生えるなとか批判すると絶対に繁茂しないが、良い草だとか立派な箒になるだろうとか言ってほめると肥料いらずでぐんぐん育つといわれている。

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ヲヲリョアプセンテ
1975年 イタリア
イタリヤの河海に多く生える草で、悪虫や金瘡に良く効く。死体に使えばその体は腐らない。
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コウボウダイシ
1933年 京都府
弘法大師が水をくれたお礼に砂地に大根が生えるようにした。翌日になるとすでに大根ができていた。引き抜いても大根が生え、人々はまかずの大根といってありがたがった。
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ホウキザクラ
1942年 高知県
山桜の枝が箒状に生えているのを箒桜(ホウキザクラ)と呼び、山の神の性根の入った木として伐採しない。
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(イケニサイテイルハナ)
1977年 福島県
池の原は、元は「池の花」という地名だった。大きな池いっぱいに美しい花が咲いていたからである。しかし、これを見たものはすぐに死んでしまった。縁起が悪いといって、名前を池の原と改めた。
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ヤミダ,ヤメエダ
1961年 静岡県
病田とかヤメエ田とか言われる田の話は日本の各地にある。それはいつも田で、相応に美田であるので、この欠点のために放棄され、荒地になることはなく、気にかけながらも毎年耕作されているのが通例である。
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ダイコン
1956年 宮城県
大根の種を蒔く時、褌をはずして蒔くと大きな大根が出来ると言う。
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ヒメ,ヒメナグサ
1928年 新潟県
漂着した舟に美しい姫が乗っていた。村の若者達が姫に熱心になったため、村の娘達は姫を恨むようになった。姫は入水して死に、それからは川の水が濁った。河原には小さな草が生え、人々は姫の精だとして姫名草と名付けた。
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テングサマ
1984年 埼玉県
むかしは白石でも草ぶきの屋根だった頃、ある家では雨もりがするのに忙しくて屋根をふくための草刈りをする暇がなかった。ちょうどその頃、近所の人たちは草を刈って干しておいた。ある晩のこと、その家の人が、庭でガヤガヤする音をきいたが、そっとしておいたら、庭に刈った草が積まれていた。近所の人たちはこれを取り返しに来たが、1晩のうちに運ぶことはできないので、天狗さまのしわざにちがいないということになり、近所の人も草をとり返さずに帰っていった。それで人並みすぐれている人のことをあの人は天狗さまだという。
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タノカミサマ
1939年 福島県
初田植の始めに、6尺から1丈ほどの楢の木で上部に枝葉が生い茂っているものを持ってきて、下方の皮をはいで生育を妨げて、毎年一定した田に立てる。これをタノカミサマといい、酒やコワメシを供えてから田植えをするという。これが生育すると、不吉であるという。
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(ゾクシン)
1986年 埼玉県
猫が草を食べると雨。馬がいななくのは晴れ。川魚が良く釣れるとやがて雨が降る。燕が低く飛ぶと雨。朝、鳶が舞うのは雨。宵のうちにふくろうが鳴くと雨。うなった畑にくものアジ(巣)が一面にかかっていると晴れが続く。蟻が卵を忙しく運ぶと雨。夜に蝿が出ると雨。ぶよが群れていると雨。
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(ゾクシン)
1942年 高知県
野生の草花を頭に挿すときは、2,3度唾をつけて「親も死ぬな 子も死ぬな」という。
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オオヒト
1927年 島根県
太古、大人が漁山と大麻山とに両足を踏ん張って垂れたところがある。そこは大屎山とも大人の屎とも呼ばれ、肥料がなくても作物が自然にできる。
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カイ,クワ,カラタチ,スズメ
1977年 中国
殷の朝廷に桑と枳が自然と生えて、7日で長々と成長した。占者に占わせると、野外田舎の木であって、朝廷が滅びて荒原となると言うので、王は政道を謹むと国は栄えた。また商受の君の時に雀が大きな卵を産んだ。相人に考えさせると、小さいものが大きくなるとは吉であると言った。王は奢りを極めて国が滅んだ。
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ヨモギ
1975年 東京都
隣家の老父が、好んで菊を育てていたが、丈を伸ばさずに花を開かせようとして年々刈り込んでいったところ、2,3年経つと、艾へと変わっていた。菊を唐艾というのはもっともだと連歌師は語った。
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ヘビムスコ
1981年 鳥取県
爺さんと婆さんは子供がいなかったが、川のへりで小蛇に出会い、自分の子になってくれと言うと寄ってきたので家で育てた。しかし大きくなりすぎたため出て行ってくれと頼んだ。すると、蛇は育ててくれたお礼にとほうしの玉を置いていった。それをなめていれば腹がすかないものであったという。
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モウ,(ヌカガ)
1980年
蠓(ぬかが)が飛んで、舂くときは雨が降り、春は風が吹くという。
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ツバメノクソ
1983年
燕の屎は、稲が生えずに縮むという際にとても良く効く薬で、傷んだ稲の所に笹を立て、そこに燕が止まり屎をすると忽ち生えてくるという。
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ヘビ
1965年 高知県
ひでりが続いて田が乾いてしまった。ある人が、小蛇が聴いているとも知らずに、池のほとりで「雨を降らせてくれたら娘をやってもよい」と口走ったら、まもなく雨が降ってきた。そのうちに娘の「ふじ」が池に行ったまま帰らなくなった。その淵を「ふじがとどろ」と言う。以来、女の子にふじという名前をつけなくなった。
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ハエ,ハイ
1979年
蝿はハイと呼んでいるが、これは灰のことである。というのは蝿が水に溺れて死んでしまっても、灰をかけると生き返るためである。
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(ゾクシン)
1974年 愛媛県
夏の稲光は稲の豊作だといわれている。シャシャブがよくなる年は麦が豊作だといわれている。大豆の花盛りに雨が降ると豊作だといわれている。夏の日照りはビワの豊作だといわれている。
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