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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウブシミズ
1967年 福島県
明徳の頃、地頭石塚某が子の無いのを嘆き、八幡様に祈願した。懐妊したものの13ヶ月になっても生まれないので再び祈り下山したら、男子が生まれた。そのとき清水が湧き出て、それを産湯にしたので、産清水というようになった。後にこの男子は日任上人となった。

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マルイワノカシワン,ユメマクラ,ミズノカミサマ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいた。子がいなかったが,川の水を大事にし,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
類似事例

マルイワノゼンワン,ミズノセイ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいて,川の水を大変大事にしていた。子がいなかったので,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
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カスガミョウジン,エンガクシヤウニン
1983年 奈良県
円覚上人の父母は子がないことを憂い春日明神に参籠した。すると夢で、夫婦の内1人の命が財宝にかわり子が生まれると告げられた。程なく懐妊して男子が生まれたが、夫婦には何も起きず夫が神を嘲ると、家に雷が落ち一族に悪病が起こり皆死んだ。盲目になった妻は神慮を恐れ子を春日の野辺に捨てた。
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ヨナキイシ
1929年 滋賀県
子供が欲しい夫婦が、毎晩天に向かって祈っていた。あるとき夜星が胎内に入る夢を見て妊娠して、男の子を産んだ。あるとき僧が来て、子供の泣き声が経に聞こえる。この子供をもらえないかと言った。その代わりに何でも叶えてくれる一つの石を置いていった。この石は夜中になると「丹生にいのう」と泣いたという。子供は大僧正になった。
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オンメ
1984年 神奈川県
日棟上人が産女を成仏させ、産女は安産守護の産女霊神になった。
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トラジュマル
1934年 鹿児島県
昔あったことである。子供のない夫婦が3年3ヶ月神様にお願いを立てると、妻が妊娠して、3年3ヶ月胎内にいた。虎寿丸と名づけられた子は17、8歳で修行に出て、殿様の子を嫁にもらい、親を呼んで殿様の養子に入った。
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ニチレンショウニン,ツエ,イズミ
1967年 山梨県
昔日蓮上人が通った時、水を飲みたくなって一人の姥に水を求めると、姥は遠方まで水汲みに行って上人に出した。日蓮は気の毒に思いそこに杖をつき立てると泉が湧き出した。今もこれを姥清水と呼んでいる。
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ヤマンカミサマ,ジゾウサマ
1933年 熊本県
昔、子のない夫婦が地蔵様に祈ったら、嫁が妊娠した。婿が仕事で山に入ったとき、山ン神様が「今度生まれる子は14歳のときに河難がある」と話しているのを聞いた。生まれて14歳になった子が魚釣りに行ったとき川に落ちたが、どこからか坊様が来て助けてくれた。その坊様は地蔵様が変じたものだった。
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ダイジャ
1976年 和歌山県
川津明神の縁起。昔、長者の娘にもとに男が毎晩通った。娘が妊娠したので母親が怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけて翌朝たどると、滝に岸の洞穴に着いた。男は滝に住む竜が化けていたのであった。娘が生んだ子は若宮八幡と名づけられて祀られた。また、美少年に化けた滝の淵に住む蛇が村中の美人と交わった。その蛇を守護神として祀ったのだともいう。
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(ユメ)
1967年 福島県
八幡神社のふもとに住んでた人たちが井戸を掘ったが、岩盤にあたり、固くて掘れなくなって水が出なかったので、八幡様に祈願した。するとある夜ある人の夢に、年のころ40歳前後の美女が水上に現れ、あたり一面光り輝き、「水神ましませば、不浄を行なわじ」と告げた。翌朝目を覚まし井戸を見ると、井戸には水が湧いていた。
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ウンメイノカミサマ,ヤマノカミ
1941年 秋田県
人が生まれるときは、山の中のお宮で、真夜中に神様が人の運命を決める。竹3本の運と言われた男の子は竹細工屋に、塩3升の運と言われた女の子は大家の嫁になった。
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オカマジゾウ
2001年 愛知県
弘仁の頃に丹羽郡小折村に若夫婦があった。一子を預け給えと信願すると、男の子を授かり、常丸と名付けた。妻はある日帰らぬ人となり、夫は再婚したが、継母は常丸を虐待した。夫が行商に出かけた折に継母は常丸を煮殺そうとする。夫は胸騒ぎがして引き返し、子供から一部始終を聞く。地蔵様が湯から引き上げてくれたという。これを聞いた継母は改心し、釜と地蔵を貰い受けて尼となった。これより名付けてお釜地蔵という。
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マルイワノゼンワン,ミズノセイ
1987年 長野県
働き者の若夫婦が道祖神にお参りしていると男の子が生まれた。お祝いをしたかったが客用のお膳がない。ある時二人が同じ夢を見た。美しい姫が現れて水の精の使いであると名乗り,必要な数を紙に書いて丸岩の割れ目に投げ込めば膳と椀を貸してくれるという。言われたとおりにすると,翌朝丸岩の前に膳と椀が並んでおり,元の場所に返すと何時の間にか割れ目の中へ消えていった。以後村中が借りるようになったが,誤魔化す者がいて二度と貸してもらえなくなった。
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トラゴイシ,ジュウロウミガワリノイシ
1977年 神奈川県
昔、子供に恵まれない妻が弁財天に願掛けしたところ、ある朝、枕の下に美しい石があった。弁財天のお授けだろうとその小石を大事にしていると、妻は身ごもり女の子を産んだ。この小石は女の子の成長とともに大きくなり、後にこの子と結ばれた男の身代りとなったりもしたので、別名十郎身代りの石ともいう。
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ウブメ,オンメサマ
1970年 神奈川県
天文元年のある日、大巧寺の日棟上人が滑川の橋を渡ると、難産で死んだ女が、川を渡れない上、子供が乳房に吸い付いて泣くので苦しい、と言って助けを求めた。上人が経をあげると女は姿を消したが、数日後に現れて、塔を建ててお産に苦しむ人を救ってほしいと言ってお金を手渡した。上人は女を産女霊神(おんめさま、おんめ様)として寺に祭った。
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バンバアイシ
1960年 神奈川県
昔、ある信心者の夢枕に神が立ち「一の釜西方を流れる相模川の深いところにいる。自分の体は石で夫石は川下の江ノ島にいる。上流から訪ねてきたが、水が少なく下流に行けないから八幡宮まで連れて行って欲しい」と告げた。夢から醒めて一の釜に行くと、川底に老婆のような形の石があったため社の境内に移した。その後日照りが続いた時また夢枕に立ち、「自分を一の釜に入れると雨を降らしてやる」と告げたのでそうすると雨が降った。その後石はしばらく放置されたが、川下の人が井戸端の敷石として使った。しかし、一家中の人が病気になったため、行者の進言で八幡宮へと返された。
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ニチレン,シミズノサクラ
1935年 山梨県
文永11年閏5月17日に日蓮上人がこの村を通過しようとした時に、大変のどが渇いたので、持っていた桜の枝を地に打ち込み、祈願を込めたところ忽ち清水が湧出したという。その桜は根付いて木になったという。
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オカネウムムスメ
1956年 宮城県
昔、名鰭沼のふちに夫婦が住んでいた。子どもになかなか恵まれず、願かけて神に祈っていると、春の猫柳の芽がふくれる頃、嫁の腹が大きくなり、ついに女の子が生まれた。しかし片目片耳の子だったので、人目をさけてボロに包んで納屋においておいた。あるとき用事で、どうしても子を背負って町にいかなければならぬことになったので、慎重に包んで出ていった。町の用事がすんで帰るとき、石の上に子どもをおろして休んでいると、腰のまがった白髪の爺さんがきてボロをはがして子どもを見て「これはいい子だ。神様の授かりものだ。今にお金を生むから毎朝米一粒ずつつかませておけ」と言い残して消える。ためしに米一粒つかませるとお金を一つ産んだ。夫婦はしだいに金持ちになったが、慾の出た夫婦は「うんとつかませたらうんと生むだろう」と、ある日つかみきれないほど米をつかませると、子どもは死んでしまった。
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コヤスジゾウ
2001年 奈良県
桶屋の一行が地蔵の前を頭を下げて通ったところ、嫁が妊娠した。その後、乞食が地蔵のお堂で寝ていると、お坊さんが馬から下りてきて、田山で生まれたという子供の話をしていた。乞食が確かめに言ってみると、それは桶屋の家で、それからその地蔵は子安地蔵と呼ばれるようになった。
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コワシミズ
1967年 福島県
まきを取りに行った翁が毎日酔って帰ってくる。ある人が不審に思い、ついて行くと、翁はそこにある水を飲み酔っていた。その人が飲んでみると水である。それから親は諸白、子は清水というようになった。ここを強清水といっている、という伝説がある。
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