カシン 1979年 果心という者は元亀・天正の頃、あやしい術を使って人々を驚かせた。
類似事例 |
|
バケモノ,アヤシミ 1976年 怪はそれを見る人の心の影像であり、心が平穏であれば見ることはない。
類似事例 |
|
ホイホイヒ 1943年 奈良県 松永弾正に攻め殺された十市遠忠の怨恨が残ってホイホイ火になった。城に向かってホイホイと叫ぶと、ジャンジャンとうなりをたてて飛んでくるという。
類似事例 |
|
ホイホイヒ 1998年 奈良県 松永弾正に攻め殺された十市遠忠の怨恨が残ってホイホイ火になった。城に向かってホイホイと叫ぶと、ジャンジャンとうなりをたてて飛んでくるという。これを見たものは二・三日熱を出すという。
類似事例 |
|
ムジナ 2001年 新潟県 狢は人の心を、目を見て読む。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1951年 徳島県 旧暦12月20日は「果ての二十日」あるいは「果つる二十日」という。この日は悪いことが起こる事が多いので、遠方に行ったり、大掃除・婚礼、洗濯でも大きな事は行ってはいけないという。
類似事例 |
|
イッポンダタラ 1924年 奈良県 果無山にはイッポンダタラという一本足の巨人がすんでいる。男で眼が皿のよう。人を害すことはない。ハテ(12月)の20日にその山を越せば害されるという。
類似事例 |
|
ジゾウ 1973年 東京都 宝暦の末に、浅草寺のほとりにありがた坊と呼ばれた僧がいた。本名は楽心といい、つんぼであった。ある時、地蔵堂の常念仏の役を務めたが、その夜に地蔵尊が「楽心、楽心」と呼ぶ声が初めて聞こえ、また「ありがとうござります」と初めて話したという。それ以来耳も聞こえて、言葉も話せるようになったという。
類似事例 |
|
キツネ 1970年 滋賀県 集落境の赤土のめくれている箇所に狐が出ると、1960年ごろ話題になった。美女に化けて出て人の心を見る。にっこり笑う顔の美しさに心を奪われると化かされる、という。
類似事例 |
|
ムジナ 1965年 兵庫県 口寄せは、ムジナが聞く人の心をつかんで話すものであるという。
類似事例 |
|
サトリ 1938年 サトリという怪物は人の心の中を見抜く。
類似事例 |
|
ヤコ 1977年 人に憑いて虚言を言う。また人の心の隙も窺う。貴人に捧げる魚や鳥は奪おうとはしない。しかしそれらが台所などに置かれて、運ぶ人のそれを守ろうとする心に隙ができるとたちまち奪われる。
類似事例 |
|
キシンボウ 1938年 熊本県 椿の木を檑木に使うと木心坊になるといわれている。
類似事例 |
|
ユウレイ 1989年 長野県 子供の弱い心を脅かしたり、強くするための手段として幽霊が出るぞと言った。
類似事例 |
|
キツネ,イズナ,(キツネツカイ) 1980年 伊闘那という狐を使う男がいうには、人に狐を憑ける場合は相手の心が何かに強く執着している時、つまり心に隙がないと難しい。また人家に狐を入れる場合は、掃き清めていない部屋からしか入れることが出来ない。
類似事例 |
|
テング,キシン 1977年 岐阜県 ある人が飛騨山で木を伐っていると鼻の高い山伏が現れた。天狗かと思ったら心を読まれ、何故天狗だと思うのかと聞いてきた。急いで木を束ねていると、手元が狂い天狗の鼻に木が当たった。すると天狗は汝の心が読めなかったと言って去った。
類似事例 |
|
フルツカノカイイ 1976年 波斯国で古墳を開くことがあった。棺の中に心だけが残っていた。また僧の法循は〓舟三昧(けんしゅうさんまい、「般舟三昧」の誤ヵ)法を行っていたが、入寂して後心が残り、五色の光を放っていた。
類似事例 |
|
オト,ケンムン 1980年 鹿児島県 山や川で正体不明の音を聞くことがあるが、恐怖心からケンムンの仕業と決めてしまう。
類似事例 |
|
タヌキ 1981年 和歌山県 若い男が古狸に憑かれて正気を失った。神様に心経をあげて治した。
類似事例 |
|
ヒトヲノロウホウ(ゾクシン) 1923年 秋田県 呪いたい人の名前を心に唱えながら、家の柱に釘を打つと、その人は災難にあう。
類似事例 |
|
オニ 1976年 人を鬼に譬えるのは、武勇に長けた人、容姿は美しいが心が醜い女、心は醜くないが生まれながらに顔が赤く、目口が大きく、歯の出たような恐ろしい顔をした人と三通りの場合がある。本当の鬼もこのように形が定まったものではないのだろう。
類似事例 |
|