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怪異・妖怪伝承データベース
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■ 番号 C0411150-000

■ 呼称(ヨミ) ウスギヌヤマノヨウカイ
■ 呼称(漢字) 薄衣山の妖怪

■ 執筆者 宮城縣

■ 論文名 妖怪変化・幽霊:事例篇

■ 書名・誌名 宮城縣史 民俗3
■ 巻・号/通巻・号 21巻
■ 発行所 財団法人宮城県史刊行会
■ 発行年月日 S31年10月20日
■ 発行年(西暦) 1956年
■ 開始頁 471
■ 終了頁 562

■ 掲載箇所・開始頁 471
■ 掲載箇所・終了頁 473

■ 話者(引用文献) (NHK調査資料)

■ 地域(都道府県名) 宮城県
■ 地域(市・郡名) 登米市
■ 地域(区町村名) 中田町

■ 要約 上沼村の東北部北上川の近くに薄衣山という岡があり、そこは村の墓地で人家はなく、老松が茂って昼も薄暗いような場所で、得体のしれない妖怪が出て人々を怯えさせていた。この山の南方の弥勒寺村(中田町)に、剣道の心得のある豪胆な米三という若者がおり、化け物退治を決意した。病臥している妻を理由に家人が引き止めるのも聞かずに出かけ、松の大木にのぼって見張っていると、使いの者が「妻が命を落とした」「出棺だ」と迎えに来た。米三はそれを怪しみ、もし本当だとしても、どんなことがあっても退治するまでは家に帰るまいと決心したので我慢して帰らなかった。暫くすると我が家の方向から弥勒寺の方へ妻の葬儀と思われる提灯の行列が見えた。妻の亡霊とおぼしき白いものが飛んできて、恨み言を言い足元に手をかけるばかりになったとき斬り払うとギャッという叫び声がして、ドドッと転がり落ちる響きがした。朝になって降りてみると夥しい血溜りがあり、血痕が北上川まで続いていた。家の妻は生きており、それ以後怪異はとまったという。
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