フウボク 1980年 和歌山県 紀州藩の御蔵に楓木という枯木がある。干ばつの際、この木に一点の泥を塗って長櫃に納め、干ばつしている所に持っていくと、忽ち雲が起こり、大雨が降るという。寛政8年(1796)に紀州で干ばつがあった時も楓木が出されると、忽ち大雨が降ったという。
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スイセイ 1942年 三重県 彗星が見えると人が死ぬ。
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(ゾクシン),スイセイ 1936年 栃木県 彗星が出るのは戦争の予兆であるという。
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イケノミズ 1989年 長野県 堂平の池の水は、どんな日照りでも干上がったことがない。干ばつが続いたときは池の水を替え干すと、必ず雨が降るという。
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シチニンミサキ 1985年 愛媛県 干ばつの年、農民の間に水争いが起こり、農民七人が殺されて祟りをなした。これを七人ミサキと言う。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 狩りでは、7日がえり、7人かり場などは忌む。
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(ゾウジョウジノチョウズバチ) 1974年 東京都 増上寺にある手水鉢は名石で、数年経ても水は朽ちなかった。干ばつや梅雨の時にも水は増減しなかったという。
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ヤマノカミ 1978年 山梨県 1月17日と8月17日は、山の神様が山で弓を引く日であり、あたるといけないと言って山仕事はしない。
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(アカミガカッタソラ) 1980年 天明7年(1787)に米価が高騰したため、どこからともなく人が集まって、ほぼ同時期に全国の町で「打ちこわし」が起きた。この時、空は晴れているのに日光が薄く、何となく赤みがかっていたという。
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ヤマノカミ 1978年 山梨県 1月17日と8月17日は、山の神様が山で弓を引く日であり、当たると怪我をすると言って山仕事はしない。
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ガオロ,(カッパ) 1980年 岐阜県 大正初期、晴天が続いて干ばつになりそうになり、虚空蔵さんに雨乞いに行くことになった。そのとき、川で男が1人もがいて沈んだ。ガオロが引いたのだという。
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ダイジャ 1987年 山形県 有野に7日7夜の大雨があったとき、洪水で神室山から頭が8つで体は1つの大蛇が流されてきた。
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ダイジャ 1987年 山形県 有野に7日7夜の大雨があったとき、洪水で神室山から頭が8つで体は1つの大蛇が流されてきた。
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タマガワ 1965年 岩手県 大治年間(1126~1130)に大干ばつがあった際、村民が集まり雨乞いの祈願をしたところ、泉が湧き出た。この清泉を玉川という。
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ヨブコエ,アヤカシ 1992年 広島県 海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
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リンゴンサン 2002年 香川県 大正の頃、干ばつの時に中三名の人がどこかのリンゴンサン(龍王さん)を盗んで荒神さんに置いた。しかし、夢のお告げがあって、帰りたいというので、元のところへ戻したという。
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カミカクシ 1925年 岩手県 6、70年前、医者の家の美しい一人娘が神隠しにあった。数年後に家の流しの口から鮭が飛び込み、それは娘であろうと言われ、それ以来鮭を食べなくなった。
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〔カンロ〕 1977年 大阪府 天武天皇7年の冬10月甲申朔に、難波に綿のような物が降った。長さは5,6尺(約150~180センチ)、広さは7,8寸(約21~24センチ)。風に吹かれて、松の林や葦の原に漂っていた。これを甘露といった。
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リョウマ 1987年 山形県 1235年ごろのこと。大雨で神室山から土が落ちて、7日7晩水が流れて山になった。その上を白い龍馬が歩いていたので、龍馬山というようになった。
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キツネ 1973年 岩手県 新城集落の人が夜、正月料理の材料を持って歩いていたら、地蔵峠で狐が化けた7,8人の人に材料を取られた。狐は尾を振るたびに人間1人に化ける、7回振ったら7人に化けるという。
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オニ 1957年 兵庫県 吉井部落では、正月の7日に、カラの鬼と日本の鬼とが交際をした。その時に7色のものを入れて食べたという。
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