リュウ 2001年 茨城県 千手観音堂の桃山時代の画家が描いた天井画の竜が川で遊んだ。その天井画は盗まれた。
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ツノダライ 1976年 『土蜘蛛退治画詞』に描かれた、化けた角盥の図。
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リュウ 2001年 茨城県 正宗寺の、狩野法眼が描いた天井画の竜が抜け出たので、釘で打ちつけた
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ナベノヘンゲ 1975年 「百鬼夜行の画巻のうち鍋の変化」の絵
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タヌキ 1989年 静岡県 ある家に鎌倉某院の僧が来た。沼津で犬に食い殺されたとき、正体を現して狸になった。その僧の書いた鷹などの僧画が残っている。
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ウシ 1979年 ある絵の上手な人が牛を描こうと、その事ばかりを考えて寝たら、その姿が牛に見えたと言う。その人はそれ以来仏画しか描かなくなった。
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ガリョウ 1952年 三重県 観音堂の天井の画龍は時々抜け出て水を飲んだので、今は眼に釘を刺してある。
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ユウレイ 1970年 幽霊の腰から下を描かない理由について。
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ヒャクキヤギョウ,バケモノ,キギョウ 1976年 「百鬼夜行の図」という古い絵を見たことがある。様々な道具類が化物になったのを巧みに描いたもので、朝日とともにそれらが消えうせるように描かれている。古法眼の絵だという人もいる。
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ウマ 2001年 新潟県 胎蔵寺の、伊勢祭主の描いた絵馬の馬が田畑を荒らしたので、手綱を描き添えた。
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リュウ,(ホウリキデカジヲケス) 1929年 中国 伯耆の源翁寺の幾代目かの住職が、唐の金山寺の炎上を鎮める為に龍の画を描き盥(タライ)に浮かせて水を吹かせ消火につとめたという。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 夜泣きのまじないで、「鳥の絵を描いて、逆にはっておくと良い」という。
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カラスナキ 1996年 神奈川県 人が死ぬ前には、鳥の鳴き声がヘラヘラと笑うように聞こえる。また、鳥が騒いでいる朝には怪我に気をつけると言う。森で変わったことがあるときにも鳥鳴きが悪い。
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ヒトダマ 1974年 大分県 「人魂」という名の鳥がおり、この鳥が鳴くと人が死ぬという。鳥の正体は定かではない。
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ウマ 2001年 兵庫県 天神様の、白芝山という画家の描いた絵馬の馬が野原で草を食べたので、草と手綱を描き添えた。
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キンガ 1976年 岡山県 芹沢仁右衛門という、幼少時よりたいへん猟を好む男がいた。その息子は容姿が異様で、3歳になったころから絵を描くのを好んだ。やがてその子は病気になったが、絵を指して、「ぼうはいまに死ぬ。この魚は何日に殺しなされた。この鳥はどこそこで殺しなされた。」と、まるで殺された鳥のような目で語り、やがて死んだ。その絵は、すべて父が殺した、しかも殺すのに時間がかかった魚や鳥を描いたものであった。芹沢はそれから猟をやめた。
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ヘビ,ネコ 1982年 新潟県 頭の重いとき、これは蛇の祟りだといって紙に蛇の絵を描いて鎮守の長床の壁に貼った。猫の祟りだといって猫を描いて貼る人もあった。
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(ミコシニュウドウ) 1979年 大きな法師が金棒などを杖にしているのをいうのか、また同じ姿で頸が長いものをいうのかわからないが、世間で良く描かれている。みこし入道は光信の百鬼夜行絵などにはみえず、元信の画に頸の長いものがいるが、今のみこし入道の姿とは違っている。
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ウシ 1988年 奈良県 旅の僧が中峰山の神波多神社に泊まり、壁に1頭の牛を描いて立ち去った。その牛が抜け出して稲を食べるので、僧を追い掛けて伊賀上野から連れ戻し、松の木を描き加えて綱で繋いで貰った。この僧は狩野法眼元信だったという。
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リュウ 2001年 奈良県 奥の院の、狩野春甫の天井画の竜が池の水を飲んだので、眼を釘で打ちつけ、鱗を塗りつぶした。
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ネコ 1934年 京都府 書聖兆殿司が大涅槃像を描いていると、1匹の猫が絵の具をくわえてやって来るのを憐み、絵に描き加えた。
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