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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ユウレイ,ボウレイ
1974年 福井県
若狭国常神村である日、寺の和尚の許に幽霊が現れ、死んだ船頭の主人が遺した銀子を主人の家に返して欲しいと頼んで消えた。翌日櫃が流れ着き、中に往来切手などと共に銀子が入っていたので、船頭の舎兄に返した。

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ゲドウ,イラズノマ
1957年 愛媛県
主人を殺した男が殺されて外道になった。28日と1日に音がして祟るので、主人の部屋を「入らず」にして男を祀った。主人の家の跡は娘が継いだが、弟妹に馬鹿が出て、主人が弟を殺した。
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フナダマサマ
1946年
船頭が陸に上がって出歩くときは船霊様は船頭の袖の下に入っていて、何か異変があるとシゲルという。
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オコジョ,キツネ
1954年 山梨県
ある人が、持筋の家の前を通ると、たくさんの白犬が集って、その家の主人と酒盛りをしていた。覗いていると主人が呼ぶので、一緒に酒を飲んでいたが、主人と喧嘩をして殺してしまった。すると主人は狐に姿が変わり、小さい白犬は皆消えてしまったという。
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カイコクノソウ
1977年 神奈川県
昔、病気で死にそうな父のところへ向かう息子が川を渡ろうとしていた。だが、この息子はお金がなかった為、船頭は船に乗せてはくれず、泳いで渡ろうとしたこの息子は川に流されて死んでしまった。後にここを通りかかった僧がこの船頭に人情を持つようにと言ったが、船頭はこれを聞き入れなかった。そこで僧が錫杖を地面に突き立てると、川の水が全てその穴に流れ込んでなくなってしまった。船頭は飯の種を失い、村民からも白い目で見られるようになり、とうとう逃げ出してしまった。
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サカギバシラ
1969年
逆木柱の祟りで家の主人が死んだ。
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〔ヒツイワ〕,ゼン
1965年 愛媛県
重茂山中腹にある櫃岩で村人が「膳や椀がいるので貸してください。使ったら必ず返します」と言うといつも貸してくれる。しかし、一度ある人が膳を返さなかったところ、櫃岩はふたをしてしまい、以後貸してくれなかったという。
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フナダマサマ
1946年 山口県
船乗りに憎まれていた船頭が怒りに縛られて海に落とされたが、船霊様に助けられた。その夜船頭の家族が寝ていると船霊様のオイサミがあった。
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カッパ
1985年 熊本県
悟真寺の開山和尚がある夜用便をしていると、河童が現れ尻をなでた。和尚は怒り河童の腕を追ってしまった。それから河童が夜な夜な腕を返してくれと言って現れるので返してやったら、それ以来中宮川の一部で子供の水難者がでなくなった。
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カッパ
1989年 長野県
村で必要なものを、大和見淵のかっぱに頼んで借りていた。ある時、返す約束をしていたのに返さなかったら、かっぱが怒って二度と貸してくれなくなった。
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(ヤマブシノレイ)
1974年 京都府
京都の橋本にある麹屋与右衛門邸を定宿にしていた山伏が、布施として銀子2枚を得たことを言いながら主人と飲んでいたところ、主人は酔いつぶれた山伏を刺し殺した。その頃奉公先から帰ってきていた麹屋の娘が乱心し、山伏の恨み言を述べたので麹屋はこの娘も殺して川に流したという。後に麹屋は捕まって磔にされた。
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ネコ
1982年 宮城県
唐桑で船頭が宿に泊まっていたら、猫が戸棚に悪戯した。翌日自分の船で寝ていたら、猫が悪戯を言いつけられたのを恨んで飛び掛ってきた。船頭は猫を海に放り込んだ。船頭がカボチャの時期に再来すると、猫は死んだという。カボチャをご馳走されたが、聞くと猫を埋めたところから生えたという。怪しんで野良犬にそのカボチャをやると、泡を吹いて苦しんで死んだ。猫は七代祟る。死んでも祟る。
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ユウレイ
1993年 静岡県
富士川と小俣川の合流の難所といわれたサンハナで船が遭難した際、ある魚屋が連れの遊女を見捨てて自分だけ助かった。その後、再びその魚屋が船に乗ってサンハナを通った際、船頭が女の幽霊を見た。船中で船頭と魚屋にしか見えなかった。船頭は舳先を叩いて幽霊を鎮め、魚屋に「今後ここを通ってはいけない、命をとられる」と言った。
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ネコ
1939年 沖縄県
猫は古くなると、主人の命を取るといわれている。
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クワズニョウボウ
1976年 長崎県
昔何も食べないはずの嫁が物を食べているのを隠れていた主人が見た。見つかったと思った嫁は瓶を1つ貰い、中に主人を入れて山へ駆け出した。途中で主人は松の木にぶら下がり助かった。嫁は大きな蜘蛛だった。
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ユウレイ
1976年 山口県
寺に女の幽霊が来て、供養して欲しいという。和尚が証拠をと言うと、髪の毛を三本置いていった。
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コドモ
1973年 香川県
夜、船頭が沖へつないでおいた船を入れに行くと、10人も15人もも裸の子供たちが船を押していった。船頭は恐ろしくなって気を失った。船が満潮にのって入ってきて、石垣にあたって気がついたときには、子供たちはいなかった。
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イチジク
1990年 愛知県
屋敷にイチジクを植えるとその家の主人が死ぬ。
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レイコン
1974年 東京都
江戸の御茶の水で主人に殺された家来の霊が主人に憑いた。女の神子を招いてよりを立てさせ祈っていると神子が刀を取って主人を切り殺した。
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コウシン,ハッピャクビクニ
1963年 新潟県
ある家の主人がオカノエ講に出た際、やどの主人が人間に似たものを料理しているのを見たので、誰も料理を食べなかった。家に帰ると着物の袖から肉が出て来て、娘が食べたところ800年生きた。やどの主人は庚申さんだという。
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オニ
1932年 熊本県
ある金持ちの酒屋の主人が、百人前働く鬼を買った。鬼はよく働いたが仕事を与えないでいたら、主人を食べてしまった。鬼は主人を心配して出てきた奥さんも食べてしまった。
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ハカイシノソコカラキコエルコエ
1976年 秋田県
2人の若者は墓石の底から貞子という乙女の悲しい声を聞いた。貞子は奉公先の主人の子供を誤って死なせたために手討ちにされたことを怨んでいた。若者が主人の家の門の神符をはいでやると、翌日主人はバケモノにノドを噛み切られて死んだという。
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