国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

テングサン,テングドン
1989年 鹿児島県
ブラクの古老たちが、正月に国有林へ盗伐へいったところ、話者の爺さんが何かに鼻をつままれたが、それは天狗さんだった。そのうちに山鳴りがし、雷が鳴ったり山崩れが来てたので、散々逃げ戻ってきた。天狗ドンが好かん人の鼻をつまんでいたずらしたという話である。

類似事例(機械学習検索)

テング
1975年
大島の怪とは天狗につままれたという類の話だろう。
類似事例

テング
2001年 宮崎県
ある子供が天狗を騙して、覗き眼鏡と引き換えに鼻高なれの太鼓(てこ)を手に入れた。怒った天狗に対し子供が太鼓を叩きながら「天狗様の鼻高なれ」というと天狗の鼻が伸び、その先は山火事になり、鼻の先を火傷した。以来天狗の鼻は赤くなった。
類似事例

ヤコウノタマ
1915年 長野県
有明山の中心には夜光の玉がある。そのため麓の里は、どんなに暗くなっても、鼻をつままれても、わからなくなるようにはならないと信じられている。
類似事例

テング
1976年 京都府
洛中では子供が暮れ方に迷子になることがあり、俗に天狗につままれたという。天狗は名はあるが姿を見たものはいない。多分老狐の所為であるだろう。
類似事例

テング
1970年 滋賀県
次助集落のある人が、山講の日に中の谷に行ったら天狗につままれて飛ばされ、行方不明になった。探したが見つからず、そのうち帰ってきたが、頭が変になっていた。
類似事例

テング,キシン
1977年 岐阜県
ある人が飛騨山で木を伐っていると鼻の高い山伏が現れた。天狗かと思ったら心を読まれ、何故天狗だと思うのかと聞いてきた。急いで木を束ねていると、手元が狂い天狗の鼻に木が当たった。すると天狗は汝の心が読めなかったと言って去った。
類似事例

テング
1970年 滋賀県
ある男が晩に家の外で物音を聞き、棒を持って見に行ったきり帰らなくなった。鉦や太鼓で探したが、とうとう見つからない。ところが2,3ヶ月してドンという音と共に戻ってきた。どうしていたか尋ねると、天狗につままれて敦賀のカナ山というところにいたと語った。その男は母親と二人暮らしの独身の変わり者で、末期は哀れだったという。
類似事例

ハナタレコゾウサマ
1934年 熊本県
毎日柴を売りに来た爺さんが、売れ残りの柴を橋の上から淵に投げ込んだところ、竜宮のお姫さんから、お礼にと鼻たれ小僧様を貰って戻り、家の神棚に上げてまつると、爺さんは長者になった。しかし、その小僧を追い出すと、小僧が門先で鼻をすすった途端、爺さんはもとの貧乏人になってしまった。
類似事例

ハナナメジゾウ
1931年 秋田県
仙北郡にある村に鼻なめ地蔵というのがある。子供が鼻をなめようとしても届かない。背の高い子が来ても地蔵の背が高くなって舐めることができないのだといわれている。黒砂糖を鼻に塗ってあり、鼻をなめてみろと言わんばかりだという。
類似事例

テング
1985年 愛媛県
天狗座敷、天狗松、天狗宮があり、天狗が出るといわれる。
類似事例

テング
1938年 島根県
山仕事をしていたら天狗がやってきた。天狗は腹の中で考えていることを次々と言い当てていく。しかたないから仕事の続きをしようと、鉞を打ち込んだら、かけらが飛んで天狗の鼻に当たった。天狗は「人間は自分でも分らないことをする奴だ」と言って、逃げて行った。
類似事例

ヒノタマ
1965年 長崎県
鼻のほげた人が寝ている時、鼻の穴から火の玉が出て水を飲みにいき、火の玉が入ると目が覚めた、という話がある。
類似事例

テング
1989年 福島県
天狗山には天狗が棲んでいる。天狗は山の高いところに棲む、鼻の伸びる生き物。
類似事例

ハナナメジゾウ
1931年 秋田県
三倉鼻には鼻なめ地蔵というのがある。子供が鼻をなめようとしても届かない。背の高い子が来ても地蔵の背が高くなって舐めることができないのだといわれている。
類似事例

テング
1980年 和歌山県
天皇が天下をとれなくなったら天狗が家に入って来るとか、家に鼻の高いものが入ってくると言われていた。
類似事例

テングノシッパイ
1956年 宮城県
旭山の鼻高か天狗が箆岳山の方に飛んで、小僧を1人さらってきた。鳥矢坂のところを飛ぶ途中、もう1人幼い子が泣いてるのを見つけ、これもさらおうと下ばかり見ているうちに、手が緩んで小僧を落としてしまった。降りてまたさらおうとしたが、山道で羽がつかえるので、一本足の下駄をはき羽の団扇を持って追いかけた。追いつかれそうになった小僧は道端のモダ林に隠れた。天狗はひとつかみにしようとしたが、バラがいっぱいあって鼻に刺さって痛いので、「おまえは世の中で何が一番おっかないか」と聞くと、小僧は「大福餅だ」と言った。天狗が大福餅をいっぱい持ってきて投げると、小僧はかたっぱしからむしゃくしゃ食ってみせた。さすがの天狗も小僧には一っぱい食わせられたという話。
類似事例

シロカキジゾウ
1956年 宮城県
子供の姿となって馬の鼻取りをする。
類似事例

ジゾウ
1967年 福島県
田に水を引き鼻取りをしてくれたという地蔵様がある。お堂を鼻取り庵といっている。
類似事例

テング
1994年 長野県
飯縄系天狗はくちばしの尖った天狗で、狐の上に乗り、足に蛇が巻き付き火炎を背負っている。飯綱三郎は「日本八天狗」に数えられる大物で、八天狗像には鼻の高い大天狗姿で描かれている。
類似事例

テング
1984年 山梨県
天狗松の主は天狗だった。
類似事例

テングサン
1980年 新潟県
天狗山の由来については、天狗さんがいたずらをして困ったので、祠の中に祀り込んだところからきたと言う人もある。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内