ヤマドリ 1971年 茨城県 山鳥も夜、羽根が光る。山鳥が夜飛ぶとその跡が青く光って残り、大きな音がして明るくなる。
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ヒカリダマ 1974年 栃木県 人が亡くなる3日前に光り玉が飛んで落ちた。山鳥の尾が光るのだとも言う。
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(ヒカリモノ) 1988年 茨城県 夜、キジや山鳥が骨を咥えて飛ぶと、骨が光りながら飛んでいくという。
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トビモノ 1938年 茨城県 様々な怪火を飛び物という。中には、蒟蒻玉が飛び物になって光を放って飛ぶことがあるという。夜、山鳥が飛ぶと、光って飛び物と間違えることがあるともいう。
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ヒカリダマ 1974年 山梨県 夜、空を光り玉が飛ぶことがある。
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キジ,ダイジャ,〔ギョク〕 1941年 朝鮮 老夫婦が住んでおり、取ってきた雉を食べた。すると男の子が生まれたので「雉」と名付けた。ある日書堂の先生が不吉な夢を見たと言って、雉に短刀を持たせた。そして雉が山道を行くと、大蛇が雉を食べようとした。その大蛇は昔、老夫婦が食べた雉を食べ損なったという。雉は大蛇を短刀で退治し、何でも叶う玉を得た。そして老夫婦の家は栄えた。
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ヘビ,ヤマドリ 1967年 栃木県 山鳥と蛇はたびたび争う。山鳥の巣に蛇が子を呑みに行き、蛇が親山鳥に巻きついた。山鳥が殺されるかと思ってみていたら、山鳥は急に羽を広げ、蛇を切ってしまった。1950年頃に見たこと。
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ヒノタマ 1976年 長野県 山鳥の尾が12節あると、その山鳥は火の玉に化けるといわれている。
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サルトラヘビ 1987年 岐阜県 さるとらへびが雉に化けた。それでこの土地では雉は住まない。
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サルトラヘビ 1987年 岐阜県 さるとらへびが雉に化けた。それでこの土地では雉は鳴かない。
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ヤマドリ,ヒノタマ(ゾクシン) 1916年 愛知県 山鳥の尾に斑点が13あるものは化けたり、人を迷わせたりするという。山鳥の長い尾を魔除けになるといって門口に挿す風習がある。秋冬に火の玉が飛ぶことを、山鳥の谷越しだとも言う。
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ヤマドリ,バカサレタハナシ 1981年 和歌山県 谷で山鳥を見て捕まえようとした人が、どんどん奥に誘われて夜になってしまった。何かが山鳥に化けていて、化かされた。
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アカルクヒカルモノ,ヤマドリノタニワタリ 1983年 富山県 夜の山道で明るく光るものが谷を渡っているのを見ることがあり、これを山鳥の谷渡りという。若土から谷へ向かう山道でソフトボール大の光るものが速い速度で飛び去ったのに出会ったことがあり、噂の山鳥の谷渡りはあれのことかと思った。
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ヒノタマ 1987年 富山県 山鳥が火の玉になって見えるときがある。
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トビモノ,ヒカリモノ,テンピ,ヒトダマ,ワタリビシャク 1956年 夜空を飛ぶ流星や、もっと近いところを飛ぶ火のこと。地方によってはコンニャク玉が光ってとぶといわれ、また山鳥が夜飛ぶと光るといわれた。丹波の山村では、光り物にはこのテンピ、次にヒトダマ、次に蒼白い杓子形のものがふわふわ飛ぶワタリビシャクがあるという。
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ヤマドリ,ヒトダマ 1982年 群馬県 山鳥の尾の12節になったものは尾が光って飛ぶ。人魂はこの種のものだという。
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キジ 1960年 三重県 妻が妊娠したら夫は生き物を殺してはいけない。雉を殺して雉のような子が生れたり、雉の卵を懐にして、足に瘤のある子が生れたりしたことがある。
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キツネッピ 1985年 山梨県 キツネッピは、Aさんが子どもの頃、光るのをたくさん見た。今考えると山鳥の尾が光るのではないかと思う。
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ヤマドリ 1974年 宮城県 ある夜、生首が戸の隙間から飛び込んできたので、かますの中に入れておいたら、朝になると山鳥になっていた。尾が十二節ある山鳥は人を化かす。
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ヒカリノタマ,ヤマドリ 1975年 福島県 富士山頂から飛んだ光の玉が山鳥滝に落ちたので、ほとりに光の玉を祀った。滝の中に金の山鳥がいるといわれる。
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ヒトダマ,ハト 1981年 茨城県 人魂はハトが夜飛ぶと光るのだといわれている。
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