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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダンダトウ
1992年
檀拏幢は棒の先に蓮台があり、その上に男女の頭が乗っている。閻魔のシンボルで、刑罰を意味するという。檀拏幢には罪の重さを量る秤がついていて、片方に石の分銅、もう片方に罪人をかけ、罪が重ければ人間の方が下がるというものである。

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ジョウハリノカガミ
1992年
浄玻璃の鏡は閻魔庁にあり、亡者の裁判の時に、亡者の生前の所行を映し出すという。
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ロクブ,ヒノケサ
1935年 新潟県
六部の夫婦が鍛冶屋に泊めてもらった。鍛冶屋の主人は、妻の六部に横恋慕して、つぎの日、夫をだまして淵に投げ込んで殺した。それ以来、盆の16日に、淵の傍の木に緋の袈裟が掛かるという。また、鍛冶屋の子供には代々痣ができるようになった。
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ヒノキ
1922年 和歌山県
古い檜で上のほうで7本に分かれている木を伐ったら、夜中に7人の僧が現れて木をもとに戻す。何とか切り倒したが、その夜、山小屋に7人の僧が現れて、杣人の鼻を捻って殺した。ここを枕返しの檀と呼ぶ。
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ジュウサンダンノカイダン,クビノナイヒト,クビダケトヒト
1999年 栃木県
13段の階段は縁起が悪いという。それは処刑台の階段が13段だからである。13段の階段を上って振り返ると、首のない人とか、首だけの人とかが見えるという。
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バケモノ,オンリョウ
1939年 茨城県
病気の妻を持つ夫が、情婦を連れ込んで妻を殺した。妻は怨霊となって枕辺に現われた。その怨霊を描いた掛物が法然寺にある。
類似事例

ヨコツチノセイレイ,ヨコツチノレイ,ヨコヅチオロシ
1933年 秋田県
「横槌降ろし」という事がある。3人目の死人が続くことを嫌って2度目の死者の棺の中に犠牲の意味で紙を貼って人の顔を描いた横槌(藁を打つ道具)を入れて埋葬する。巫女の仏降ろしの時に横槌の(精)霊が降りてきて、我は桑の木だが心ならずも削られ横槌にされたと身の不幸を語ることがある。
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ダイジャ,ミョウケンボサツノオンツカイ
2001年 岩手県
長者の妻は笛の上手い若君(松若)に想いを寄せていたが、相手にされなかったので彼をいじめた。これを知った長者は妻を追い出したのだが、仏罰が当たって、この妻は大虵となってしまった。大虵は滝の橋の付近に住み着いてこれを渡ろうとする人々を悩ませた。
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ロクジゾウ
1933年 福島県
死人がでると檀那寺よりは十三仏の掛物、箱入りの六地蔵を持ってきて床にかけ安置する。しかし六地蔵を家の中にいれぬ処もある。優待してご馳走すれば始終六地蔵が出たがって村に死人が絶えないから虐待するのである。
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ソウ
2000年
以八という上人が上洛する時にある宿に泊まろうとすると、ちょうど宿の女房が亡くなり、亭主が檀那寺の僧を呼びに行く間通夜を勤めることになる。しばらくして鬼僧が現れ、舌を出して死者を舐めはじめる。驚き見まもるところに亭主が寺僧を伴い帰宅する。見るとその僧は先刻の屍骸をなめる僧であった。葬式の斎餐や布施をむさぼり求める悪念が妖魔の悪相を表したものと悟り、その僧にありのままを告げると慙愧の心を感じて懺悔した。
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リュウ
2001年 静岡県
永江院の、藤原棟教の彫刻の竜が娘をさらったので、眼を釘で打ちつけ、金網を張った。
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(ゾクシン),マ
1933年 島根県
人が死ぬと、夜具が逆さまにかけられて、屏風が逆に立てられる。夜具の上には短刀か剃刀を載せる。これは魔がささぬようにというのである。
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ジゾウソン
1956年 青森県
伽羅山の地蔵尊は、夜な夜な地獄を見回って、鬼から呵責を受ける子供や罪人を助けてやるという。助けを求めてすがる亡者のために衣の袖や裾は切れ、錫杖の石突きは常に熱気を持ち、お像の足に常に砂がついているという。
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(ゾクシン)
1982年 三重県
錦小屋を通る街道筋に庚申さんがあるが、泥棒に入られたらこれを縛りに行く。すると、悪いことをした人は体が縛られるという。
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タタリヤマ
1949年 東京都
「位牌山」は名前通り位牌の形をしている。昔、炭焼き小屋に泊まった法印様を炭焼き(栗拾いとも)が殺してしまい、それ以来祟るようになった。買主に祟るが、山に入る者にも祟る。この山の峰畑側を「塔婆山」というが、ここで(田畑を)作ると病気になったり死者を出す。
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ゲンジョウビワ
1976年
玄上の琵琶は天子累代の御宝器であり、中殿の御厨子に置かれ、不浄の手で触ったりしてはいけない。また跡になして寝る人があれば、必ず直衣の人が夢に現れて咎めるという。
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テン,オヤカタ
1941年 新潟県
寺に対して悪口を言うものは、オヤカタ(貂の王)が懲らしめていた。寺で言い争いでもすると、その人は寝てから頭を叩かれたり蒲団を天井近くにまで跳ね上げられたりした。
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グヒン,カサ
1955年 岡山県
櫃ヶ山は大山の狗嬪の住む山といい、日露戦争のときに兵隊よけや武運長久の願を聞き届けるといった。女が上ると罰があたる。昔この村に一人の旅人が来て、笠を置いてある場所だけでよいから一晩泊めてくれと言った。それくらいならと許すと、笠は見る見る大きくなって櫃ヶ山をすっぽり包んだ。この旅人が大山から来た天狗で、それ以来不浄のものはこの山に入れなくなったという。
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キモンヘムカッテトンダクビ
1977年 神奈川県
昔、ある大工が柱を3本ほど短く切ってしまって困っていたところ、その妻がクシガタ(枡形)をつけることを提案した。それでうまくはいったのだが、大工は自分より賢い妻を置いておくわけにはいかないとして、彼女の首を切ってしまった。その首は、即座に鬼門へ飛んでいったという。
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オハナカンノン
1967年 岡山県
新見の洞谷山雲居寺には、お花観音という等身大の千手観音がある。この観音は男女の悲しい願い事やしもの病気に霊験あるという。江戸時代、新見藩主関長治侯の時代、家老職の大橋某の屋敷にお花という女中が奉公していたが、家老の目にとまり寵愛を受けた。これを知り嫉妬に狂った奥方はお花を殺害し、古井戸に投げ込んだと言う。以来、障子お花の霊に悩まされ、奥方は病む身となった。その後大橋家では菩提寺である雲居寺に千手観音を建立しお花を供養したという。またお花殺害に使った刀を手にしたものは必ずその奥さんが病気になったという。
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キビツノカマ,メイドウ
1977年 岡山県
備中国の吉備津宮に釜殿という大きな釜がある。ところの人は吉凶を占う時、社人は玉襷をして弊を釜の中にいれ、法を修すると釜が鳴動する。数十町先にも聞こえるその音の響きによって成就するかそうでないかを判断するという。
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