オコゼ 2001年 全国一般 山の神と海の神が競い、オコゼのせいで山の神が勝った。それ以来山の神はオコゼが好きになった。等、山の神、海の神、オコゼの関係について。
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(ゾクシン) 1938年 徳島県 山の神がオコゼを好むので、猟師は山へ入る前にオコゼをお見せするからと言って祈ると、必ず大猟になるという。
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(ゾクシン) 1938年 秋田県 オコゼは、山の神が嫌っているから、山を越させないといわれている。
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オコゼ,(ヤマガミ) 1980年 山の中で物を落とし、どこを探せばいいか迷った時は、鰧魚(オコゼ)を携えて山に戻り、山神に向かって落とし物が見つかった場合はオコゼを奉納すると言えば、かならず見つかるという。
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ヤマノカミノトマリギ 1967年 大分県 山を伐り払う時、その山中の木で第1枝が北に向かって逆枝になっている木があればその木が何の木であっても山の神の泊木といって伐らない。
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(ゾクシン) 1938年 東京都 オコゼを食べると、乳の出がよいといわれている。
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(ゾクシン) 1938年 福井県 オコゼを食べると、乳の出がよいといわれている。
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テング,ヤマノカミ 1963年 大分県 2本の木が交差してできる木や屋根などのすばらしい木、珍しい木等を天狗の木または山の神のおしみ木と言って伐ってはならない。伐ろうとすると怪我などをする。
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ヤマノカミサマ 1992年 和歌山県 12月7日はその年で最後の山の神の日である。山の神が山にある木を数えるといわれ、また、山の神は星から山に帰ってくるので見にくい顔のオコゼ魚を供えて「にらみ」ごっこをするという。2本の木がねじれてからみあった木は山の神がふたたび山から来たときの目標である。
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ヤマノカミ,ミズノカミ 1943年 滋賀県 北杣村字高山の笠山神社には次のような伝説が残っている。山神と水神が眷属(配下の者)の数を比べ合った処両者同数であった。しかし後に偶然オコゼが発見され、水神の勝ちとなった。以後山神を喜ばすにはオコゼを取り去って献上するの意であるオコゼの絵馬を奉納すれば良いという。
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(カマドカミ),オコゼ 1980年 東備の田間で瘧を患っている者がいれば、竈神に鰧魚(オコゼ)を供えて祈願すれば、瘧はたちまち癒えるという。オコゼは竈神の好物なので、他の魚では霊験がないという。
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キツネ 1973年 岩手県 話者が木伐りをしていたころのこと。他に誰もいないのにパカリパカリと木伐りをする音がする。不思議に思って音のほうに行って見ると、狐が木の枝を咥えて木を叩いて、木伐りの音を出していた。
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オコゼ 1939年 島根県 山で放した牛が見つからないときは、オコゼを持って山へ行くと必ず見つかるという。
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オコゼ,(ゾクシン) 1975年 愛媛県 猟の少ないときは、オコゼを持って山に入りちらちらと見せつつ、「山の神さん得物をお願いします。得物があったら、これを全部見せます」と言っておまじないをする。こうすると、山の神さんはオコゼ見たさに得物を与えてくれるという。
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ヤマワラシ 1985年 熊本県 山の神の木は伐ってはならない。木を伐る時でもヨキを三回伐り込んだら休まなければならない。木の下敷きにならないよう、木を出すときは必ず山童に知らせる。
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キ 2000年 大阪府 南の木と呼ばれる木の周りの木を切ったら腰が立たなくなった。オガミヤサンに木を大事にしろと言われた。
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トリイギ,ヤマノカミ 1957年 山梨県 山にある鳥居木と呼ばれる木を伐ることを忌む。倒してしまった大木が山の神や天狗が遊ぶ木なら祟りがあるので、小枝を切ってこの木で代わりに遊んでくれるように祈る。
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ヤマノカミノキ 1942年 高知県 縁木(エンギ)とは、1本の木に、異種の木の寄生したものを山の神の木という。
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テング 1956年 群馬県 山には天狗がいる。樵木が山で木を伐っていると斧で木を伐る音や大木の倒れる音がする。そんな時、樵木は木を伐るのをやめて逃げ帰る。翌朝見に行くと木は倒れていない。天狗がいたという事を他人に話すとわざわいがあると言われる。
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(ゾクシン) 2003年 沖縄県 屋敷木に関する俗信。屋敷木でも、特に古い木には拝みをするという。屋敷内の木をむやみに伐ると、キリキザワイがあり、病気・怪我などのもとになるが、死ぬこともあるという。木は屋敷神が大切に守り育てたものなので、伐ると祟りがあるという。
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キッテハナラナイキ 1972年 千葉県 タライの木(葬式の輿を作る木)、宮や稲荷様の近くの木、榊をしばった木(山の神様の宿る木)を切ってはいけない。
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