国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ジゾウ
1999年 鹿児島県
ある人が笠利から名瀬に行く途中、赤尾木を過ぎたころ、喜界島の方から照る月が反対から光をさしており、ウラジロの葉がひっくり返っているのに気がついた。さらに、見かけない地蔵が転がっていたので、触ってみると人間の肌のように暖かかく、どこかでお寺の鐘のような音がガンガン響き、100斤もある大猪が飛び出してきた。これは異常だと思い、着物の帯で近くの木に自分を植え付け、夜明けを待ち、無事名瀬にたどり着いた。

類似事例(機械学習検索)

ツクモダニ,オニ,ヘビ
1984年 長野県
九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
類似事例

コロヘータ
1983年 東京都
狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れない。
類似事例

ヤマヲゥル,ヤマワロ,ヤマンボー
1974年 鹿児島県
名瀬市小湊には、ヤマヲゥル(山童)という妖怪がいて、姿は子供のようであるという。
類似事例

ニンジン,コウシン
1960年 山形県
新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
類似事例

ミンキラウヮークヮ,ウヮークヮ
1974年 鹿児島県
名瀬には、ミンキラウワークワ(耳のない小豚)が出ると言われる場所がある。夜道に現れては、わざわざ人の股をくぐるといい、これに股をくぐられると死ぬとも言われた。また、喜界島では「首のない豚」が出ると言っている。
類似事例

ウマ
1996年 香川県
ウマセンバという所がある。夜中に馬が1000頭くらい走る音がしたという。その馬は全部片目だっただったという。戦争で死んだ馬を供養しなかったからだといわれている。
類似事例

ヤマンボー,ヤマワロ
1974年 鹿児島県
名瀬では山彦(やまびこ)のことをヤマンボーと呼び、山の童のこと。名瀬市小湊ではヤマオレと呼ぶ。昔の人にとっては恐怖の対象であった。小さい声で呼べば小さい声で、大きな声を出せば大きな声で真似る。うっかり言い争って言い負かされたら、こちらが命を取られてしまうと恐れた。
類似事例

ヒトダマ,ヒシャク
1932年 三重県
夜、伊勢の東海岸鬼ヶ崎村の岬を通ると何かが櫨に触ることがある。触ったと思うと、波の上を人玉のように青い光が転がり、柄杓になる。
類似事例

サンマイタロウ
1930年 富山県
火葬場で死屍を1000以上も焼くと、三昧太郎が出る。これは死霊が集って出来た人間のようなもので、角力をとったり、死人があると前の晩に三昧に杙を打ったり拍子木をたたいたりする。
類似事例

キツネ,キツネノヨメイリ
1977年 青森県
日が照っているのに雨が降るときには、狐の嫁入りがあるのだと言う。
類似事例

キツネ,タヌキ
1989年 長野県
下栗の人が和田の方へ行き、魚を背負って帰ってきた。帰り道にきれいな座敷があり、美人が食べ物を勧めてくれた。そうこうしているうちにだんだん気がついて、向こうですすきがゆれているのに気がついて不思議に思っていると、対岸の家の灯りか何かに気がついた。あっと思ったときには魚は消えていた。たぬきかきつねに化かされたのだという。
類似事例

キツネ
1983年 東京都
おどかすようにドカンドカン鉄砲を撃ったが、狐憑きはその程度ではびくともしない。どこかから落ちた時に気がついて「どうしてこんな方へ来たのだろう」と言った。
類似事例

カミカクシ
1930年 山梨県
男が芋を掘りに行き、神隠しにあって10日隠された。この間に金毘羅様へお詣りに行ったそうである。10日目に頭髪を乱して帰ってきた。
類似事例

ダイジャ,ヌシ
1939年 秋田県
10年ばかり前の秋の稲刈り時、土手の柳株の陰に大蛇を見つけた。他の人が見に行ったときにはもうおらず、見た人は10日ばかり寝込んだ。ガバデロ淵の主が里に個を海に来たのだといわれた。
類似事例

オンバゴゼ
1943年 高知県
オンバゴゼ(トカゲ)の切れた尾が100回回れば、家のものが死ぬという。
類似事例

キツネ
1966年 群馬県
昭和20年ごろ、夜の10時ごろに歩いていると、月が消えて、電柱が1間おきぐらいに倒れていた。朝はこんな風ではなかったので、キツネにつままれたと気づき、煙草を吸おうと思ってマッチをくわえると、月が現れて元通りになった。
類似事例

ヤコサマ
1954年 長崎県
ヤコ様は鼡(ねずみ)のような姿で、ぞろぞろついて歩く。「ヤコの1000匹づれ」という言い方もある。日蓮宗の人が憑かれやすいとも言われ、ヤコヅキは症状が長引くという。一方で、ヤコは猫のような形で、白いのや黒いのがあるとも言う。
類似事例

ヒトダマ
1983年 神奈川県
人魂はゴムまりの大きなようなもので、尻尾も何もなく、後光がさしたような光があり月のような色をしてふわふわ横に走って行く。それが飛ぶと人が死ぬとよくいわれた。
類似事例

ジゾウ
1964年 福島県
若い衆が集まってひとりに南天の葉を持たせ、中に座らせて人々がそれをとりまき、地蔵様、地蔵様、と呼んで祈る。すると南天の葉がかさかさと動いて地蔵が出て、どこの地蔵かと聞くとどこそこの地蔵だと答えるという。
類似事例

イノシシ
1989年 奈良県
8月15日産まれの犬を連れて体に笹の葉の生えた猪を追っていたが、逆に追いかけられたので逃げた。次の機会に、この猪を撃ち取ったという。笹の生えた猪は猪笹王のことなのか、劫を経た猪のことなのかは聞き漏らした。
類似事例

ヤマヒト
1996年 秋田県
子供のころ山人はいると本気で思っており、ずいぶん大きな人だと思っていた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内