国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヨシモリノトウ
1932年 兵庫県
寛延年中、領主がここにあった義盛の塔を他に移したところ、その石が夜な夜な、濱谷に帰りたいと泣いた。そこで、元の所へ戻したという。

類似事例(機械学習検索)

ヨナキイシ
1939年 福井県
道路改修の時、大石を掘り出した。それを寺が購入したが、毎晩石が泣くので、再び元のところに戻して祀る事にした。
類似事例

アキバサマ
1983年 岩手県
秋葉様の祠を稲荷神社に移したら、夢枕に杖をついたお婆さんが出て「稲荷には住みたくない。元に帰る」といったので、祠を戻した。
類似事例

ホウトウ,タホウブットウ
2002年 京都府
宝塔である多宝仏塔は、はるか昔に地面より沸き出たという。他にも如来舎利塔・辟支仏塔・阿羅漢塔・転輪王塔などの宝塔があり、それぞれに塔層や装飾の違いがある。
類似事例

ヤマノカミ
1982年 群馬県
山の神を山から麓へ下ろしたところ、病気が流行ったので元の場所に戻した。
類似事例

イシ
1967年 福島県
白鳥部落にあった石が庭石にちょうど良いと、平の殿様内藤公の目にとまり城内へ運ばれた。夜になると石が元の場所に戻りたいと言う。その声は殿様と奥方だけに聞こえた。石は元の場所へと戻された。
類似事例

コイシ
1967年 福島県
波立薬師のお堂の前は小石の浜で、この小石を持ち帰ると、帰りたがって夜に泣くという。そしていつの間にかひとりでに帰るという。ある人がこの砂利を運んで庭に築山を造ったところ病気になり、石のためだということになり元の所へ返したという。
類似事例

シロイシサマ
1991年 愛知県
真っ白なきれいな石で、石を動かすと「もとの山へ帰りたい」と泣く。その石を盗もうとした者は体が痛くなった。
類似事例

コウシン
1965年 広島県
傾斜地にある庚申塔が不便なので、平らな場所に移転したところ、移転の仕事を手伝った人が2人続いて死に、庚申塔の下にあった家の家族が病気になったので、以前の場所に戻した。
類似事例

ワラウチイシ
1976年 大阪府
天下茶屋村の東方にある円山という丘の上には、兼好法師の藁打石という石があった。享和元年の四天王寺回禄の際、近村より礎石となる石を集めたところ、この石も持って行かれた。ところが、怪事が起こったので、石は元の場所に戻されたという。
類似事例

ヒアブリジゾウ
1982年 群馬県
大正末期、火あぶり地蔵の台石を売ったら、買った人が災難に遭った。易者に見てもらうと「台石が帰りたがっている」というので、元に戻した。
類似事例

オキク
1936年 滋賀県
昔、城攻めされた時、領主が米を使って水があるように見せた。けれども、領主の腰元が敵兵に捕らえられ、白状したので、露見してしまった。領主は腰元の妹のお菊を殺して池に投げ込んだ。それから雨の降る日にはお菊の姿が現れたり泣き声がしたりするという。
類似事例

ガマ
1980年
蝦蟇という名の由来は、これを遠いところで離しても、必ず元の所に帰ってくることからきているという。
類似事例

イシ
1983年 香川県
山熊神社の玉垣の中にある石を持っていると身を守ってくれるという。ある家の息子がその石を持って戦地に赴いたが、無事に帰って来た。ところがその石を玉垣の中に戻すのを忘れてしまい、その年の大晦日に突然腹痛を起こした。石を戻すとすぐに腹痛は治まったという。
類似事例

ジジンサマ
1976年 大分県
地神様は、元々山上にあったものを池に移し、それを更に戸高家に移した。この地神様を移すと死者が出たり、大病にかかったりするという。
類似事例

ネコノオドリバ
2000年 神奈川県
猫が踊る踊場という所にある供養塔は、鎌倉攻めの時に参加した一般の人の供養塔だという伝説もある。
類似事例

リュウ
1931年 長野県
領主の美しい娘が十七歳のとき、眉目秀麗の青年が訪れて娘をもらいたいと願ったが領主は聞き入れなかった。すると、空がにわかにかき曇り、暴風雨に山鳴りがして一帯の盆地が濁水の海となった。領主の娘は死に、その傍に大きな龍が横たわっていた。
類似事例

ガラッパ
1982年 鹿児島県
室町時代、高城領主の稚児が淵で溺れ死んだ。河童が引きずり込んだと考えた領主は河童を退治した。
類似事例

イシ,タタリ
1990年 長野県
直径60センチメートルほどの自然石があり、これを動かすと祟りがあるという。ある人が庭石にしようと持ち帰り飾っておいたところ、具合が悪くなったので元へ戻すと治ったという。昭和30年頃にも同じようなことがあった。
類似事例

リンゴンサン
2002年 香川県
大正の頃、干ばつの時に中三名の人がどこかのリンゴンサン(龍王さん)を盗んで荒神さんに置いた。しかし、夢のお告げがあって、帰りたいというので、元のところへ戻したという。
類似事例

レイコン,タタリ
1974年 福島県
延宝年中、ある者が、庭を造る際、踏み石に寺の裏山から古い石塔を持ってきて使った。以来夢に若い女が出てきてなぜ連れてきたと怒った。その事を人に話すと、ある老人が、80年前に若死した娘の供養塔を踏み石にした祟りだと言った。石をもとの所に戻したら夢は止んだ。
類似事例

キツネ
1988年 茨城県
狐は畑のトウモロコシを食べるとき、中身だけ食べて、皮はまた元のように戻しておくという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内