国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

コンコウ,カンオケ
1940年 青森県
日も明けきらぬ時間、ひとりの老人がある家を訪ねた。家の嫁が応対していたが、その老人は棺桶を預けただけで帰ってしまった。後日、棺桶を置いた床下から金光がさし、それが嫁に授かったものであった。葬礼の夢が吉夢とされる所以である。

類似事例(機械学習検索)

ガンバコ
1976年 長崎県
昔、おじいさんが葬式に来て棺桶を預けて行った。何日しても取りに来ないので棺桶を開けてみると中にお金が入っていた。それで家が栄えた。
類似事例

(ゾクシン)
1968年 愛媛県
一富士・二鷹・三茄子の夢が良いという。葬式・火事の夢は良いという。棺桶が家へ入る夢は良いが、反対に出て行く夢は悪いという。親の夢をコタオマエといい、不幸があるという。蛇の夢は良いが、3日間人に言ってはいけないという。歯が抜けた夢は良くないという。子供が生まれる夢を見ると、人が死ぬという、など。夢に関する俗信。
類似事例

ネコ,カシャ
1982年 群馬県
ネコが化けると火車になり、棺桶をさらう。すごい雲が出て嵐になり、棺桶が空になっている。
類似事例

(ゾクシン)
1963年 愛媛県
火が燃える夢・死人が家を取り巻く夢は良い夢といわれている。逆に、お金を拾う夢は悪い夢だといわれている。
類似事例

キレイナオンナ,バケモノ
1939年 長崎県
不意の事故で父を亡くした親孝行な男が、きれいな女を嫁にもらった。嫁が求めた家は毎夜化物が出る家であったが、夜が明けてみると、嫁は居なくなり、家の中には金が沢山落ちていた。
類似事例

(ゾクシン)
1988年 茨城県
葬礼に関する俗信。
類似事例

〔オオクラノキャク〕
1968年 愛媛県
大晦日の晩、きみという信心深い女が火の番をしていた。火が消えたので困って外に出ると、葬式が通っていた。火種をもらうと、棺桶を置かせてくれと言われる。棺桶を押入れに入れておくと、夜が明けると、金になっていた。きみは寺を建て、生き仏になった。
類似事例

(ゾクシン)
1974年 愛媛県
馬の夢はいいが、牛の夢は悪いといわれている。
類似事例

ヒトリノロウジン
1984年 埼玉県
むかし、白石にひとりの老人が来た。その老人は、親切にしてくれた家に一つのめかい(竹で編んだカゴ)をくれて帰った。そのめかいを家の入り口にかけておけば、村に悪い病気が流行っても、この家には入らないと老人は言い、そのめかいは今でもその家の軒下に下がっている。
類似事例

(ゾクシン)
1969年 岐阜県
夢に関する俗信。歯が抜ける夢をみると近親に悪いことが起こる。牛が追われる夢を見たら、その日のうちに神社にお参りしなければならない。蛇の夢はお金が入る、など。
類似事例

(ゾクシン)
1961年 鳥取県
夢に関する俗信。田植えをしたり、魚をとったりする夢は、後で病人や死人の話を聞く。蛇の夢は良い。
類似事例

サル
1941年 愛媛県
田の水のことで困っていた老人に、猿が三人の女の子の中から嫁をくれれば水をかけてあげると言った。娘のうちの一人が猿のところに嫁に行ったが、猿をだまして殺してしまい、家に帰った。
類似事例

ヤマイヌノオンガエシ
1941年 岐阜県
昔、口に人の骨が刺さっていた山犬がある老人にその骨を抜いてくれるようにお願いしに来た。老人は山犬に自分を食わないと誓わせてから骨を抜いたが、後日の朝、老人の家の前に山鳥一羽が落ちていた。それは山犬の恩返しだった。
類似事例

マモノ
1968年 佐賀県
甕棺になる前の棺桶だった時代には、節を抜いた竹を棺桶に挿しておいて埋めた。翌日の朝主人が出かけていき、魔物が入っていないかどうか、竹を耳に当てて確かめたという。
類似事例

(ゾクシン),ユメ
1935年 鹿児島県
一週間墓参りをするが、死んだ者の夢を見ないと、「夢をみせんなア」と言って心配する。夢をあるべきものと思っている。
類似事例

ヘビトシュウトメ
1943年 群馬県
ある家で嫁に虐待された姑が死んだ。その後2度に渡り嫁の夢に老婆が現れ「連れて行ってやるから……」と言い、その都度子供が死んだ。また嫁が箪笥に出入りする蛇を見つけた処、その蛇は姑に似ていたという。
類似事例

ケンテセイ
1980年
カツホという地に住むある老人は、特異な体つきをし、いつも蝦蟇のように腹が鳴った。見底勢という医者が診療したら、苦しむが30年は生きるものの、その寿命を若く死んだ者にあげるよう薦める。老人が承知したので老人の口と若者の鼻に管をさし、老人の背中に藥を張り、若者の背中に鍼を刺す。すると老人は死に、若者は復活したという。
類似事例

アカネコヤシキ
1964年 福島県
1人家に取り残された嫁をかわいそうにおもった猫が、嫁に歌を聞かせる。ただしこのことを人に教えたらかみ殺す、という。帰ってきた家族が歌を聞きつけ、嫁に誰がうたったのかをせびるので、本当のことを言ってしまった嫁はその晩のどを噛み切られて死んでしまった。
類似事例

ユメ
1956年 宮城県
柿をたくさんとっている夢や田植えをしている夢は悪いといわれる。
類似事例

ウシ・マジムン
1931年 沖縄県
ウシ・マジムンは死棺を入れる棺桶が牛に化けたものだという。夜遅くの帰りに、赤牛が突進してきた。両角を追って組み伏せたが疲れて倒れた。翌朝になってみると棺桶の両側につけた飾り物を握っていた。
類似事例

カンオケ,シタイ
1968年 福井県
1955年頃のこと。坊さんが鯖江から来る途中で、棺桶を担いだ男に会った。その棺桶から死人が首を出して、コックリコックリ動いていた。坊さんはビックリして村に取って返し、村人に送ってもらった。その日、死人などは出なかったという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内