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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ユメ,ギョウシャ
1937年 福島県
一昨年、毎夜老人が来る夢を見るので、行者に見てもらうと、土の中の宝物が地上に出たがっているというので、掘ってみたら、表面に字のようなもののある石と、古刀2、3本が現われた。

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ユメ,アオイヒカリ,オウゴン
1937年 長野県
山の陰に黄金が埋まっているという夢を3年連続で見た主人の話を聞いて、家来がそっといって掘ると本当に黄金が出たが、青い光になって飛んでいってしまい、返ったら主人の家が黄金に埋もれていた。
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レイコン,タタリ
1974年 福島県
延宝年中、ある者が、庭を造る際、踏み石に寺の裏山から古い石塔を持ってきて使った。以来夢に若い女が出てきてなぜ連れてきたと怒った。その事を人に話すと、ある老人が、80年前に若死した娘の供養塔を踏み石にした祟りだと言った。石をもとの所に戻したら夢は止んだ。
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ユメ,ハクジャ,ビシャモンテン
1933年 栃木県
30年程前のある夜、白蛇が現われて、「土中に埋められているから掘り出してくれ。出してくれたら一生安楽に暮らさせる」と言う夢を何度も見るので権現山に行ってさがすと、毘沙門天の像が出てきた。
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ヤマノカミ
1994年 岩手県
山の神が乗り移って占いをなす人がいて、ふしぎに人の心中をよむことができる。たとえばお前のうちの床下を掘れば古い鏡か刀の折れたものがある、それを取り出さねば近いうちに死人が出るか家が焼けると言うので、帰って掘ってみると必ずあったという。
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ヘイケノツカ,ヒカリ
1916年 福井県
昔、逃げてきた平家の侍の墓といわれる平家の塚がある。50年ほど前、村民の1人が雨の降る夜にこの塚から光が発しているのを見つけ、掘り出したら一振りの刀が出てきたという。
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オウゴン,ヒノタマ
1950年 長野県
ある男が、夢で黄金の在り処を見た。行ってみると見たままの場所があるので喜び、村人に話した。村人がこっそりその場所を掘ると、土中の黄金は火の玉となって飛び去った。男が行った時には黄金は無く、がっかりして帰ったが、座敷に黄金が飛んできていた。
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オウゴンノツボ
1975年 愛媛県
別府某という老人の夢枕に神様が立ち、サガシ山のチャセン松の根元に黄金の壺があると告げた。が、松が見つからず、諦めて帰ろうとしたときに松を見つけ根元を掘ると壺が出た。床の間に飾っていると壺が唸りだし、気味悪くなって人に譲ろうとすると、江戸で今の金に両替してこようと言う人がいた。その人に預けたが、帰ってくると「黄金は石になっていた」と告げたという。
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ジゾウ
2001年 奈良県
昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
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ジゾウ
1934年 東京都
石屋が腰が抜けて寝ていると、夢のお告げで、私を掘り出してくれたら願いをかなえるというので、掘ってみると石地蔵が出てきた。それから腰が治って、具合がよくなった。
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コンコウ,カンオケ
1940年 青森県
日も明けきらぬ時間、ひとりの老人がある家を訪ねた。家の嫁が応対していたが、その老人は棺桶を預けただけで帰ってしまった。後日、棺桶を置いた床下から金光がさし、それが嫁に授かったものであった。葬礼の夢が吉夢とされる所以である。
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レイセキ
1976年 静岡県
駿河国真鈴郡のある百姓の夢に霊石が現れ、我は数年富士の裾野に埋もれている。掘り出せ、というので、不思議に思い、その場所を探し出し掘ったところ、富士の形の石が出た。民家に置いておくのも問題だろうと、地頭に差し出した。この石は雨が降る前には水気を含み、雨が降ることがわかる。また、晴れる時は雨でも石が乾く。
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(カンノンノジゲン)
1982年 京都府
享保16年5月、富小路通三条上る町米屋何某の13歳の娘の夢に、毎夜革堂の観音が現れ、汝の床の下に観音が埋まっているので掘り出せと言った。父母に言ったが信じてもらえなかった。ある時この娘が昼寝をしていると、急に起き出し床の下を掘った。土中に金の塊があったので父母は驚き水で洗えば3寸ほどの銅の観音であった。
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コウジンマツ,ユメ
1975年 大阪府
荒神松という松の生えた塚があり、その一帯を畑にしようとしたところ、息子の夢の中で、その塚の土が崩れ出て、「私のすみかが土に埋もれてしまう」という声が聞こえた。その日隣家からも、金銀を持った人を殺して塚に埋めただろうと言われ、潔白を証明するために塚を掘り返したところ、はたして朽ちた棺と骸骨が出てきた。
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レイム
1930年 石川県
貧しい老人の夫婦が住んでいた。ある夜、荷を積んだ馬が通りかかったが、夫婦はつかまえることができなかった。その夜夢に神様が現れ、馬には夫婦にやるために黄金を積んでいたのだと告げた。次の夜も馬は通りかかったが、またつかまえることができなかった。その夜も夢に神様が現れ、お前たちは言うことを聞かないから金はやらんと言った。
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マイゾウキン,コトリ
1941年 岐阜県
ある百姓は近くに伝説に出てくる埋蔵金が近くに実在すると確信して、何人かを集めて土地を掘り出したが、何も出なかった。そこで、一人の老人は自分が掘っていた穴から小鳥が出てきたことを思い出し、その小鳥こそ埋蔵金の化けた姿だったといった。
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(レイム)
1967年 福島県
昔、ある法師が修行の途中、この地で一夜を明かしたところ、夢に地蔵が現れ、ここに長年埋まっているので、掘り出して安置するなら奇瑞を現すと告げた。言われたとおり掘ってみると土中から光明が輝いたので、掘り出してみると延命地蔵尊であった。そこでその地に堂宇を建立した。
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〔ゴリンノカシラ〕
1974年 滋賀県
イナリヅケのお婆さんが、若侍の夢を見たので、土を掘ってみたところゴーリンが出た。
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アナモリイナリ
1982年 東京都
どこからともなく「助けてくれ、助けてくれ」という声がする。そばへ行ってみると穴ができて落ちてしまった。目がなれてあたりを見ると、切り石が六尺四方につんであって、人骨と金のお椀があった。泥棒が金のお椀を盗んで目が見えなくなったので穴に返したのであった。
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バケモノ
1978年 和歌山県
昔、六地蔵の下に小判などの秘宝があり、他の土地からきた人が、その小判を掘り返して盗んだために、そこには化け物が出るという話である。
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イシカンノン,ヒカルタマ
1984年 長野県
尼僧が石を拾おうとしたが、小さいのに持ち上げられない石があった。その石から夜に青い光が出るので村人は怖がった。庄屋の主人の夢に老人が出て、石を手厚く祀るようにと言った。すると石は大きくなっていき、現在では手のいぼに効用があると言う。
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