ハナナメジゾウ 1931年 秋田県 三倉鼻には鼻なめ地蔵というのがある。子供が鼻をなめようとしても届かない。背の高い子が来ても地蔵の背が高くなって舐めることができないのだといわれている。
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ハナナメジゾウ 1931年 秋田県 仙北郡にある村に鼻なめ地蔵というのがある。子供が鼻をなめようとしても届かない。背の高い子が来ても地蔵の背が高くなって舐めることができないのだといわれている。黒砂糖を鼻に塗ってあり、鼻をなめてみろと言わんばかりだという。
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テング 2001年 宮崎県 ある子供が天狗を騙して、覗き眼鏡と引き換えに鼻高なれの太鼓(てこ)を手に入れた。怒った天狗に対し子供が太鼓を叩きながら「天狗様の鼻高なれ」というと天狗の鼻が伸び、その先は山火事になり、鼻の先を火傷した。以来天狗の鼻は赤くなった。
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ナマケモノトテング 1956年 宮城県 昔、なまけ者の時というものがいた。仕事を言いつけられて山に登ったが、松の木ノ下で一服して昼寝を始めた。その木の上に天狗がいて時にいたずらしようと、寝ている間に羽団扇で時の鼻をあおいで長くしてしまった。起きて驚いた時に、天狗は「この羽団扇を貸してやるから鼻を高くしたり低くしたりして金儲けしろ。表であおげば高くなり裏であおげば低くなる。」と羽団扇を渡した。ずいぶん金儲けした時だったが、ある時野糞たれてふくものがないので、端っこならばだいじょうぶだろうと羽団扇の裏で尻をふいた。そしてまた自分の鼻を高くして得意になっていたが、低くしようと裏であおいでも少しも縮まらない。時はついに世の中の笑いものになって、長い鼻をぶらぶらさせながらほいとう(乞食)して歩いたという。
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テング 1980年 和歌山県 天皇が天下をとれなくなったら天狗が家に入って来るとか、家に鼻の高いものが入ってくると言われていた。
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キツネ 1981年 東京都 7・80年前、頭が変な息子が狐に化かされた。振袖姿に化けた狐に、息子はついていった。山に入り、狐は息子を裸にして、息子の「宝物」をいじくって逃げた。裸で歩き回っているのを樵が見つけて助け、着物を着せて家まで送っていったという。
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シロカキジゾウ 1956年 宮城県 子供の姿となって馬の鼻取りをする。
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タヌキ 1985年 高知県 母親の声が聞こえたので息子が探したが見つからない。帰宅すると母親は家にいて、バラがきになっている息子の姿を見て驚いた。おそらく息子が狸に騙されたのだろう。
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トノサマノムスコ,コウシンサン 1960年 京都府 後妻をもらった殿様は先妻との間の息子を隠したが、後妻は見つけ出して息子につらく当たったため、息子は池に身を投げて死んだ。殿様が池に行くと息子が自分を祀ってほしいと現れ、以後庚申として祀られた。
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ヒノタマ,キジムナー 1992年 沖縄県 キジムナーは木の精である。体は赤い。「もっと高くなって」というと、3回は高くなったが、そのあと、火の玉のようになっていなくなった。高くなりすぎたためらしい。
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ヘビ 1993年 岩手県 ある日、ヘビが殺されるところを息子が見ていたら、殺した人でなく息子がサラワレタ(具合が悪くなった)。祈祷してもらって治った。
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カミカクシ 1931年 愛知県 伊藤幸作という人が今から67年ばかり前の16歳のとき、顔が赤く鼻の高い人に連れられて明神山に行った。この赤い鼻の高い人がテングサマだという。
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テング 1989年 福島県 天狗山には天狗が棲んでいる。天狗は山の高いところに棲む、鼻の伸びる生き物。
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テング 1937年 栃木県 親玉が日光山の座主となり、日光天狗の鼻がますます高くなったので、路面に穴を掘り、最敬礼の際、その穴に鼻をさし入れた。
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ユメ 1966年 愛知県 ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
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テング,アカイキモノヲキタハナノタカイヒト 1958年 岐阜県 昭和30年頃の事。ある家が火事になったとき、子供が「赤い着物を着た鼻の高い人が来て火を焚けと言った」と言った。それが天狗だろうということになった。
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アカイカオノハナノタカイオトコ,テング 1980年 岐阜県 神明神社から三軒ほど下の家が火事になったことがあった。その家の前に赤い顔で鼻の高い男がいたので、天狗が火をつけたのだろうと言われたという。
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テング 1995年 静岡県 天狗の一般的なイメージは赤い顔、高く長い鼻、光る大きな眼で天狗のうちわを持ち、飛行能力を持ち、高いところが大好き。
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(ゾクシン) 1938年 手伝いに雇った老婆が「鼻に出来物ができて仕様がないから、大阪の息子に子供ができる知らせに違いない」と言っていたという。
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テング,キシン 1977年 岐阜県 ある人が飛騨山で木を伐っていると鼻の高い山伏が現れた。天狗かと思ったら心を読まれ、何故天狗だと思うのかと聞いてきた。急いで木を束ねていると、手元が狂い天狗の鼻に木が当たった。すると天狗は汝の心が読めなかったと言って去った。
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イヌガミ 1998年 徳島県 2番目の息子が、中学2年の2学期から犬神に憑かれて学校に行かなくなった。気が狂ったように叫んだりするのだが、医学的にはどこも悪くなかった。8年以上経って、祈祷師の力を借り、息子の同級生の母親が自分の子供が勉強のできが悪いため、頭のよい息子を妬んで憑いたとわかった。結局憑きを落とすことはできず、息子は若死にした。
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