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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1937年 栃木県
役小角と雲遍上人が修行の途中で日光山の清瀧にさしかかると、滝に黒雲がかかり、すさまじい雷と嵐になった。一心不乱に密呪をとなえると、天空は晴れ、その時大杉の梢に天狗の姿が現れて消えた。

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エンノギョウジャ,ウンペンショウニン
1974年 京都府
大宝年中に、役行者と雲遍上人が清滝に訪れた時、雷雲起こり、大雨が降り、大杉の上に多くの天狗が現れた。そこで二人は秘呪密言を唱えると、目の前に地蔵・竜樹・富婁那・毘沙門・愛染が現れて光を放ち、天狗はどこかにさってしまったという。そこで二人は山の中に神廟を建て、かの大杉を清滝の明神と崇めたという。
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ヒトコトヌシ
1976年 奈良県
役小角が山神たちを使って、金峰山と葛城山の間に石橋を架けようとした。しかし作業ははかどらなかったので、役小角が理由を聞いたところ、一言主が自分の醜い容貌を気にして夜にしか働かないためであるという。役小角は怒って一言主を呪縛して深谷に繋いだという。
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オニノテ
1974年
ある人が葬式の時雷が鳴り、棺桶の上に黒雲がかかり、黒雲の中から熊の手のようなものが出てきた。抜き打ちにして斬ると雲は消え、跡に血だまりがあり、毛の生えた物が落ちていた。その刀を火車切と名付けた。
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キシン,キツネ,ヨウジュツ
1976年 奈良県
役小角は葛城山に岩橋を架けた時、多くの鬼神を使った。また、役小角は葛城上郡茆原村の出身で、狐を使役して妖術で人を誑かした為韓国連広足の進言により伊豆大島に流罪になった。
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エンノオズヌ,ヒコトコヌシノカミ
1974年 奈良県
役小角が葛城山と金剛山の間に石橋を渡そうとして山神に指示したが、山神の一言主神の作業が遅いので叱責した。すると山神は、自分の容姿が醜いので昼に行動ができないので遅くなるといったので、役小角はさらに怒って神を捕縛して谷に禁じたという。
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テング
1975年 栃木県
下野国日光山四十八滝の裏見滝は滝の裏に不動明王があり、これを見る人は畏れ敬う。不浄の人がここに来れば天狗に命を奪われるという。
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ツエ
1925年 和歌山県
高野の奥の院に、明遍杉がある。弘法大師が明遍菩提の大願が成就するか占った際、明遍の杖は繁茂し、杉になった。
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センニン,テング
1974年
仙人というのは日本にも多くいて、役小角や勝陽や久米などがいるが、今で言う天狗というものが、すなわち仙人だと言えば、相手は同意する。
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テング
1988年 長野県
山には天狗が出る。
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テング
1958年 香川県
下副家の雨乞い祭りの時、大川山までの間に白布を敷いたような白雲がかかる。するとこの雲にのって天狗がやってくるという。そして松の木に天狗が座ると必ず雨が降る。赤い顔をした天狗であったという。天狗が現れた後は蝶が舞っていたとも伝えられる。
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カシャ
1974年 岡山県
寛文10年、備前の浦辺を航行していると黒雲が来て中から人の声がした。雲から足が出ていたので引きずりおろすと、黒雲に連れ去られた老母の死体だった。
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バンザブロウ,ニッコウサンノミョウジン,アカギヤマノミョウジン,ミズチ
2001年 栃木県
昔、日光山の明神と赤木山の明神が争った際、日光山の麓に住んでいた弓の名手・万三郎は日光山の明神に味方して勝利した為、以降、全国の狩猟を許されることとなった。
類似事例

バンザブロウ,ニッコウサンノミョウジン,アカギヤマノミョウジン,ミズチ
2001年 栃木県
昔、日光山の明神と赤木山の明神が争った際、日光山の麓に住んでいた弓の名手・万三郎は日光山の明神に味方して勝利した為、以降、全国の狩猟を許されることとなった。
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トラネコ,カミナリ
1969年 秋田県
虎猫は普段は山の上で遊んでいるが、天気が悪くなって雲が低くなると、雲に乗って天に登って雷になり、地上に雷を落とす。落ちた後には、虎猫の爪跡が残っている。
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カニ
1989年 静岡県
昔、梅雨が過ぎても雨がやまず、霧が濃い年があった。茅野の三階滝の上を旅僧が通りかかると、甲羅が1mもある大蟹が泡を吐き、黒雲と霧を作っていた。僧が印を結んで祈ると、蟹は滝壷に落ち、雲も晴れた。以来三階滝の一番上を「かにだる」と呼ぶ。
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テング
1977年 富山県
天狗は一本杉や巨松、大杉にいるといわれている。
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ムカデ,ヘビ
1982年 群馬県
赤城の神と日光の神が喧嘩した。赤城はムカデ、日光はヘビになって戦った。日光が負けて逃げ、体から血を流し、山の木が赤く染まったので赤木(赤城)山と言うようになった。
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(ゾクシン),カミナリ
1936年 栃木県
雷に裂かれた木は雷除けになるという。
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テング
1972年 石川県
天狗に騙されて連れて行かれ、弟子となって修行した男が、33年目に帰ってきた。その男が雑木原を燃やす時、天狗さんの水縄といって、畑の周りを指で書くと、延焼せずにそこで火が消えてしまう。その時、天狗の使者の鳶が鳴き、天狗の親方であるミナカミの旦那が現れる。
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フジシマ,ベンザイテン
1966年 愛知県
天地揺れ雷鳴轟いた後、天空が晴れかなたより五彩の雲が美しい音楽の調べにのって現れた。その中から十五の童子、五億八千の眷属に守られ弁財天が姿を現し、藤島に降りた。この様子を天より地に降り給われたの意で降士島といい、これが何時からか藤島となった。
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ダイジャ
1985年 和歌山県
平治川にはオン滝とメン滝があり、滝の色が七色に変わるという。昔、平治川の娘がこの滝に行くと、美しい男と一緒になった。二人は良い仲になったが、ガマの滝まで行くと大蛇になって滝に入った。娘は逃げ帰ったが、病気になったという。
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