国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

サイノカミ
1957年 岐阜県
昔双生児の兄妹がいた。旅に出た兄は女郎と愛しあうようになるが、妹とわかり、2人で身を投げて死ぬ。この2人の霊を祭ったのがサイの神である。この地方では双生児が生まれるとサイの神の生まれ変わりと称し、別々に育てて後に夫婦にしてやるものだという。

類似事例(機械学習検索)

(ソウセイジニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
蜜柑のフタゴ(二つがくっついて一袋になったもの)を食べると双生児が生まれる、二枚の畳の上にまたがった布団で夫婦が寝ると双生児が生まれる、双子が男女の場合「心中の生れかわり」と言われ、母胎を畜生腹などと陰口されたなど。
類似事例

ウニガマ
2001年 鹿児島県
塩道にオニガマという場所がある。そこに兄妹が住んでおり,兄は鬼だった。兄が人の骨などを炊いているのを妹が見つけ,逃げ出した。兄が追いかけてきたが鍋に引っかかったので妹は逃げられたという。
類似事例

キジン
1935年 沖縄県
一人の兄と妹がいた。兄は人を殺し肉を食っていた。兄は妹にも肉を食わせようと家に招いたが、妹は便所に行くと言って逃げた。兄は追いかけたが、妹が自分は2つ口があり、下の口では鬼を食うと言ったので、驚いて墜落死した。
類似事例

イヌ,ダイジャ
1940年 大阪府
昔、夫婦2人で草刈をしていたところ、犬がしきりに吠えてなきやまない。とうとう2人は犬を斬り殺してしまうが、2人に迫っていた大蛇から2人を守るためにしたことだということがわかった。
類似事例

(ゾクシン),エナ,ウマレカワリ
1933年 神奈川県
双子の胞衣は、その双子が人間の生まれ変わりなら2人で1つ、動物の生まれ変わりなら2人にそれぞれあるという。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
ムラ内に悪霊悪疫を入れないように、防塞に道祖神、つまりサイの神や地蔵をまつる所が多い。
類似事例

ネコ
1956年 福島県
サイコウ寺にいた狸のような猫が、棺桶を「アブラウンケンソーワカ」と唱えて、寺が栄えた。
類似事例

フネノレイ
1979年
船霊とは船の霊であり、他の神ではない。船に住吉神を祭るというのは、この神がどの船をも守る神であるからである。
類似事例

(ゾクシン)
1969年 岐阜県
死んだ人の魂は生まれ出てきたものになる、という。たとえば死んだ後に猫が生まれると、死者は猫に生まれ出たことになる。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
疫病や魔性のものなどの災厄が村内に入りこまないように、村境に注連を張って祈禱札を下げたり、サイの神の祠をまつったりする。
類似事例

コマガタイワ
1987年 長野県
昔,滝の沢の山道を,まだ小さい兄妹が馬でやってきた。霧の深い日で一寸先も見えず,まず兄が,次いで妹が谷底に転落した。谷は高さ数十メートルもあり,落ちればまず助からない。しかし,しばらくして村の者が白い馬に抱かれるように気を失っている妹を見つけた。妹には怪我一つなかった。妹は駒形(馬の形)が岩に刻まれていたと聞き,信心深い兄が身代わりになって命を助けてくれたのだと言った。兄妹は名のある土豪だったが父が防人に召されている間に手代に家や土地を奪われ,父を探す旅をしていたのだという。丁度この時武人が通りがかり,騒ぎを知って女にあった。武人は父であった。父はその後村人と協力し村のために尽くした。村の発展は駒形岩のおかげだと,今も駒形神社で祭りが行われている。
類似事例

ヘビ
1981年 和歌山県
娘のところに男が通い、その娘は蛇の子を産んで、女郎淵に身を投げて死んだ。
類似事例

オニビ,アヤシキヒ,モノノケ,フタリノレイ
1974年 長野県
信濃国千曲川で、大雨で若者2人が川に落ちて死んで以来、夜になると川のほとりに怪しい火が出て2人の霊が現れると噂されるようになった。ある人が供養したら現れなくなったと言われるが、怖いと思う心の為、霊などが見えたのだろう。
類似事例

(ゾクシン),シ
1935年 鹿児島県
1人死ぬと、その初七日の間に2人死ぬ。
類似事例

タタリ
1974年 山梨県
1910年頃のこと。サイの神さんの丸石を秤の分銅に使った人がいて、たたりで流行り病が起こったので、お湯花(清めまつり)をして鎮めた。
類似事例

サイノカミ
1942年 岩手県
妊婦が苦しがると、その家の馬に鞍を置いて、馬が立ち止まるまでひいてゆく。立ち止まったところでサイの神がお乗りになったのであるという。この時、馬が汗をかくようだ。
類似事例

ジサツノシラセ
1995年 福島県
ある夜更けに2人の知らせが寺に来た。師匠は2人が知らせずとも、本堂の様子から首吊りで2人自殺したことを悟っていたので、知らせの2人は怖しくなった。
類似事例

オニ
1933年 沖縄県
12月8日に兄妹が山に入ったが2人ははぐれてしまった。妹が餅を食べていると鬼が現れて餅が欲しいと言った。餅を与えて暫くすると鬼は妹の陰部を見てそれは何かと尋ねた。妹が鬼を食う口だと答えたら鬼は驚き井戸に落ちて死んだ。
類似事例

ヒダルガミ
1992年
ひだる神に憑かれると厄介である。飢えて死に、無縁となった人の霊が憑いているという。この霊のために盆には無縁仏供養をする。ひだる神も、弱い神なので力尽きた魂が集まってこの神になったのかもしれない。
類似事例

カミエ,ヒダルガミ
1963年 宮城県
三本道に来たときは咳払いするものである。しないとカミエにあう。あるいはヒダル神にあう。あうとだんだん体が重くなってくる。
類似事例

イヌガミ,(ヘビガミ)
1979年
四国には犬神ということがある。犬神を持っている人が誰かをにくいと思えば、その人に犬神がついて心身を悩まし病気にする。病気になった人は犬神の事ばかりを言うようになる。中国や西国あたりの蛇神も同じようなものであるだろう。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内