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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガマ,イケニエ
1913年 長野県
諏訪大名人絵詞に出てくる生贄の起源。御手洗川での漁労の儀で、7尺の清瀧の氷をきり砕けば蝦蟇が5,6匹出現して、これを射取って串に刺してささげたのが生贄の始まり。

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チョウジャノニョウボウ
1991年 岩手県
長者の女房は、ケンドンで池の主となり、生贄を求めることがある。
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カエル
1983年 長野県
信州諏訪大社では、御手洗川の蛙を供える。この川は11月頃に氷が張るので、社人が斧で氷を割ると蛙が跳びだしてくる。これを3匹捕らえて社前において矢で射る。ただし宝永3年の12月晦日に大雨が降り、氷が全て溶けてしまった為に蛙を入手できなかった。しかし翌日の元旦になってみると、社前の階段に蛙が蹲っていたので、無事に神祭をすすめる事ができた。これは七不思議の1つという。
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ヤマノカミ,サルガミ
1965年 岐阜県
滝の向こうの国にたどり着いた旅の僧が、村人に歓待され、嫁をもらってそこで日々を過ごすことにする。村人に徐々に肥えさせられた僧は山の神(猿神)への生贄にささげられようとしていたのであった。(話の後半は省略されている)
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カッパ
1985年 熊本県
氷朔日に山から川に入る。
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フクダロ
1931年 岩手県
杉合森の傍にあった寺の門徒に、16歳になる美しい娘がいた。段々と顔色が悪くなっていくのを心配した両親は通ってくる者がいるのを知り、どこのものか確かめようと裳に糸をつけた針を刺しておいた。つけていくと、蝦蟇が腹に針を刺されて死んでいた。娘に通ってきていたのは蝦蟇が化けたものであった。
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ダイジャ,ヒトバシラ
2001年 奥州
身売りをして奥州まで下ったさよ姫が大蛇の生贄になる。しかし法華経の功徳によって生贄をまぬがれ、大蛇はさよ姫によって済度される。大蛇は人柱となって川に沈められて死んだ娘で、自分を人柱に選んだ人々に報復しようという執念が彼女を大蛇に変える。さよ姫は大蛇を済度した後、竹生島弁財天して神になる。
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ミカワリバアサン
1977年 神奈川県
10月三隣亡の荒神様の祭りの日に、団子を3個ずつ篠竹の串に刺して屋根棟に5串刺しておいた。それは、ミカワリバアサンが留守居をしながら大勢の子供の子守をしていたときに、子供が火傷するといけないと思って土穂団子を荒神様に供えたのが始まりなのだという。
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サケ,ダイスケコスケ
1996年 新潟県
鮭が片目になったのは、網を避けて川を上っていると柚子のトゲで片目を突いたからである。川漁業者は柚子を食べないが、神への生贄でもあるという。
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ダイジャ
1965年 福島県
父を殺された菖蒲は大蛇になって生贄を求めるが、松浦佐世姫が法華経を誦すと教化されて仏心を得る。
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ガマ
1980年
蝦蟇という名の由来は、これを遠いところで離しても、必ず元の所に帰ってくることからきているという。
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オオガマノウラミ,(ヘビ)
1956年 宮城県
昭和22,3(1947,8)年頃,遠藤某氏の裏の竹薮で大きな蝦蟇と青大将とが睨み合っていた。蛇が首を突き出すと蝦蟇は片手に持った竹で蛇の頭を打つ,ということを二時間ほど続けていたが,蛇が疲れきって動けなくなってしまったので,蝦蟇はその上にまたがって小便をかけ,悠々と立ち去った。蝦蟇が妖気(毒気)を吐いたのかもしれないという。
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オオガマ,テンジンサマ
1950年 千葉県
大蝦蟇は天神様の使いなので殺してはならない。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊が出現する理由も姿も出現場所も分からない。
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ダイジャ,ガマ
1941年 朝鮮
平北宣川の街から3里くらいのところにある険しい山は、2つの頂がある。険山には大蛇が住んでいた。ある日、少年が大蝦蟇を連れて黍畑の番をして夜更けを待っていると、大蛇が現れ少年を一呑みにしようと襲いかかってきた。すると大蝦蟇が青い煙を噴いて蛇に応じた。大蛇は力尽き、大蝦蟇も夜明けとともに死んでしまった。その後大蛇と大蝦蟇の墓ができたが、洪水で流されてしまった。今でもその墓のあたりに夜行ってみると、蛇の青い目玉が光るという。
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ガマノドク
1974年 広島県
備後福山の人が、夜中に誤って蝦蟇を踏み殺したところ、足首に熱湯のように熱い息を蝦蟇がかけた。以来その部分が腫れ痛むようになったが治療により治った。しかし翌年の同じ時期に死んでしまった。蝦蟇の毒のためだろう。
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カンノムシ
2001年 青森県
子供のカンのムシが起きたときは、焼いて串に刺したマゴタロウ虫を食べさせたりした。
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エンコウ
1938年 島根県
淵に猿猴が住んでいた。ある夜住職の夢に猿猴が現れ、淵に鍬があるので取り除いて欲しい」と頼んだ。住職が鍬をどけると、その晩から竹の串にたくさんの川魚が刺してあるようになった。竹の串を金の串に替えたら、猿猴は川魚を贈らなくなり、慈悲深い和尚に薬石を贈った。ある年、関白が病気になった。そこでこの薬石を服用したら、平癒した。
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フナ
1932年 和歌山県
弘法大師が諸国行脚の途中、ある猟家で魚を串に刺して焼いているのをみて憐れに思い、それを買い取って高野山の玉川に放った。それが繁殖して今に至る。それは鮒の一種で半身焼けて黒く、串の跡だと言う白い斑点がある。
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サブサワシミズ
1956年 宮城県
春日明神が授けたという御手洗水。
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ヤマワロ,カワンタロウ
1985年 青森県
ヤマワロとカワンタロウは6月1日(氷朔日)入れ替わる。
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カッパ,カワヘビ
1927年 長野県
川で漁をしていたら、投網に直径3寸ばかり長さ7尺くらいの川蛇がかかった。河童が尻の子を抜くのは、この川蛇が引きずり込むのである。
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