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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒノタマ,ヒトダマ
1959年
南九州の農村である子供が病気の叔父を気にかけて、その丘向こうの家の方を見ていると赤い火が闇の中に見えた。だんだん大きくなり子供の家の大木の梢に止まって明るく光り消えた。しばらく後叔父の死が伝えられた。

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ナママブリ
1981年 鹿児島県
夜中に帰宅する叔父と私の2人が、叔父の家の門口で女の人の姿を見た。その女の人をはさむように2人で歩いていったが、途中で見えなくなった。それからしばらく忘れていたが、五日ほどして叔父の妻が死んだ。あの女はマブリだったのだ。
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(シノヨチョウ)
1935年
話者の体験談。叔父がハワイからの帰途汽船の中で死んだ。話者と両親、祖母とが話していると「ごめん」と言ってニハグチ(入り口)の障子に触った者がいた。また、叔父の弟は銚子沖の船中で、暗夜に大時化の中を船が行くのを見た。叔父が死んだのも同じ銚子沖の時化の時だった。
類似事例

キツネビ
1989年 長野県
夜中、田んぼの中で火が燃えたり丘の向こうの山の辺りで火がついたりして明るくなることがある。きつね火だという。
類似事例

タヌキ
1975年 高知県
日暮れに大きな火をつけて魚を釣っている叔父を見かけたので、声をかけると、火は川下の方へ走り、20個ほどの小火に散ったかと思うと消えて何も見えなくなった。
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カタテバラミムラ
1931年 兵庫県
ある娘が叔父と若衆と共に伊勢参りに行っていた。宿では若衆のいたずらを避けるため、叔父は娘の腹の上に手を乗せ、用心して寝ていたにもかかわらず、娘は妊娠してしまった。産まれた子供は片手一本しかなかったという。
類似事例

キツネビ
1990年 秋田県
暗いときに歩いていると、向こうの方にピカッと明るい火が見える。人であればずっとついているが、狐だとパッと消え、しばらくするとまたポッカリついたりする。
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ウマ
1941年 秋田県
馬が大金を盗んだ尼に「泥棒すると畜生になる」といってやめさせた。この馬は実は盗人であったこの家の主の叔父であった。
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ヒトダマ
1981年 茨城県
子供の頃、人魂を見た。北から南へ飛んでいく、くすんだ橙色をした火の玉を見た。大きく見えたが、その数倍の尾を引いて、10秒ほど光ってから消えた。
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カワウソノヒ
1986年 愛媛県
竹ノ瀬では50年ほど前、自転車で帰っているとき川の向こうに火が見える。歩くとついてきて止まると向こうも止まる。怒って石を投げても何ともない。あれはカワウソの火で、そのカワウソの火が見えているときにはカワウソがすぐ足元に来ているという。
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シンレイタイケン,シ
1995年 福島県
早朝2階の部屋のドアがガタガタ鳴った。この時刻に叔父が倒れたという。朝起きて2階の部屋に入ると窓ガラスが割れていた。この時刻に叔父が死亡したという。旅先でコップを割った時刻には恩師が亡くなっていた。
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(ヨゲン)
1974年 大阪府
難波鳥屋町で、身持ち正しい若者が行方不明になったが、叔父の神仏への祈りのおかげか、3年後に帰ってきた。しかしまた行方不明になり、今度は叔父が金比羅を深く信仰したおかげか、6年後に帰ってきた。その後、家や町内のことの預言が当たり、「天狗六兵衛」というあだ名がついた。後にまた行方不明になった。
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ヒノタマ
1959年 長野県
坂を登っていると、上の家の方が急に明るくなった。驚いて見上げると、長桂寺の方へ赤い火の玉が流れてお寺の森に消えていった。
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タヌキ
1933年 奈良県
幕末の頃、夜山道を歩いていると、向こうから同じ様な行列がやって来る。提灯の数も同じで、こちらが止まれば向こうも止まる。不審に思いながらも人家のあるところまで行くと、向こうから来た行列は跡形もなく消えてしまった。
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オンリョウ,ヒ
1915年 高知県
長曾我部元親の叔父比江山掃部助は元親の怒りに触れて自殺し、妻子も追っ手によって殺された。その怨霊と言われる火が比江山という丘に時々現れる。草履で招くと近くに来て頭上を舞う。大きさは傘ぐらいある。
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ヨウカイ
1990年 山形県
昔から夜になると外出はしなかった。闇の中に妖怪がいて、病気を植え付けるからである。
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ヒルトヨル
1938年 高知県
ヒルは夜闇の中を仄かに明るくなって飛び、ヨルは昼間、明るい中を黒雲のように翳って飛ぶ。
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カラス
1998年 静岡
家の屋根に烏が止まるとその家の人が死ぬ。
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テング
1996年 神奈川県
いなくなった子供が向こうの方の山のところで泣いていた。天狗にさらわれたと言っていた。舟原の方の山には天狗石がある。
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ヒカリモノ,ヒトダマ
1981年 茨城県
八月のある夜に、橋の上を通っていると、パッと明るくなった。見てみると一つは明るくて大きく、二つ目は小さい2個の光ものが飛んで行った。すぐに消えたが、これが人魂だろうか。
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カッパ
1999年 佐賀県
河童が海から丘に上がったのを見た人がいる。
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タヌキ
1983年 香川県
病人が出たので祈祷師を呼んだ。女だったので夜は泊まった。夜中向こうの方で提灯の火が見えた。祈祷師は、自分が拝んで消えれば狸、消えなければ人だと言った。拝み始めると灯は消えた。
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