国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ユウレイ
1987年 長野県
玄江院の現住職が先代の住職にきいた幽霊の話。寺男の斧太郎が朝の庭掃除をしている時,寺総代の中宿の甚作様がいつものように白い襟巻をして本堂に入るのを見た。朝食の時,その話を方丈様にすると,甚作様は以前から重病の床についていて,来るわけがないと言う。すると間もなく親戚の者がきて,今朝方甚作が亡くなった事を知らせた。

類似事例(機械学習検索)

ネコ
1939年 岩手県
住職が寝ていると、飼い猫が住職の背丈を測る。猫は住職の身体が隠れる穴を掘っていて、そこに住職を殺して埋め、自分が化けて住職になろうとしていた。
類似事例

(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
ある人が正装できて住職に挨拶して本堂に入った。まもなくその人が死んだと知らせに来た。
類似事例

ユウレイ
1987年 長野県
玄江院の先々代の住職の時の話。夕方,和尚さんが方丈の裏露地の障子を開けると,そこに三十さが肩に投網をかけて立っていた。声をかけるとすうっと消えてしまった。翌朝,三十さが千曲川で死んでいたと知らせがあった。
類似事例

(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
生前、葬式をお願いしていた人が死んだとき、烏が住職に知らせにきた。死人は寺の庭に男なら右、女なら左から入る。
類似事例

レイコン
1953年 新潟県
寺に碁を打ちに来ていた老人が重病になった。ある晩、寺を徘徊する幽霊の足音が聞こえてきたので、住職はこの老人の死を知った。数10分後その老人が死亡したと知らせにきた。
類似事例

ムシノシラセ
1990年 福島県
光現寺では地区で人が亡くなる前に、室内で足音がするなどの知らせがある。現住職よりも住職夫人のほうがよく感じると言う。
類似事例

テン
1941年 新潟県
住職が悪事を働いた貂を助けてやると、寺までついてきた。そのまま天井に住みつき、住職と寺を守るようになった。
類似事例

ヒノタマ,カサイ
1974年 東京都
寛文元年、ある寺に夜盗が入り、住職を殺した。寺に残った財宝を住職の俗縁の兄弟が相続したところ、兄弟の家が燃えたり火の玉が現われたりした。住職を弔うとそのようなことはなくなった。
類似事例

ユウレイ
1983年 新潟県
住職が夜寝ていると、寺によく来るお婆さんが十二単を着て出てきた。電気をつけると消えた。お婆さんが亡くなったと悟った住職は読経をして、行ないすました午前1時ごろ、告げ人がお婆さんの死を知らせに来た。
類似事例

テン
1941年 新潟県
寺に入った泥棒が、米俵を一俵背負って逃げようとすると、住職の声で喝が入った。泥棒がびっくりして詫びていると、奥から本当の住職がやってきて、取り押さえられた。住職の声を真似ていたのは貂であった。
類似事例

(カラス)
1978年 新潟県
伝上で老人が亡くなる前の晩に、柿の木をカタネて浄倉寺へ行き、住職に声をかけたので、住職は不思議に思っていた。すると、翌朝その家から死亡の知らせが来たという。
類似事例

ネコ
1931年 長野県
昔、梅渓院という寺に斑猫が住んでいた。この猫は毎夜住職の衣を借りて狸や狢と問答した。ある時それを見た住職が「ご苦労だったな」と言うと、猫は行方知れずになった。数日後、山芋を謝恩の意で置いていった。
類似事例

ユウレイ
1935年 新潟県
檀家のものが寺にきて、珍しく本堂でずっと鐘をたたいていた。すると、その者の死亡が寺に伝えられた。白いたびを履いた足のある幽霊だったのだろう。
類似事例

キツネ,ヘビ
1972年 千葉県
国府里の先代の住職は伊勢から来た若い僧で、狐と蛇を神様にしていた。話者にはその寺にあった銀紙の幣束がきれいな娘に見え、その前の花が狐に見えた。この住職はこうして人を騙して財産をこしらえて伊勢に戻ったが、すぐ死んでしまったと聞いた。人を騙してはいけない。
類似事例

ネコ,コロモ
1990年 長野県
法蔵寺の住職は、かけておいた衣が動いているように思えたので気を付けていたところ、飼っていた猫が住職の衣を着て山へ行き、猫を集めて説教をしていた。住職は知らん顔をしていたが、猫は気づかれたことに気づいて消えてしまった。
類似事例

テン,オヤカタ
1941年 新潟県
初代のオヤカタ(貂の王)は長身である。白い動物を見かけて者や、夜本堂の片隅に白いものがあるので、住職の白衣だと思って手に取れば、逃げて行ったと言うことからも、体は白いのだろう。
類似事例

(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
ある人が裃を着て山門から歩いてくるので、住職が本堂で衣を着て待っていたところ、ツゲの人がその人の死を知らせてきた。
類似事例

(ウシニウマレカワルソウリョ)
1950年 東京都
大田区付近の住民は、僧侶は牛に生まれ変わるものと信じている。明治末にある住職が亡くなり檀家総代が生まれ変わりの真偽を確かめようと亡骸に入字を行った。後に檀家総代はその入字がある牛を発見したのだという。
類似事例

ネコ
1975年 静岡県
遠江国蓁原郡御前崎の西林院の僧が猫を助けた所、その猫が寺にいついた。ある時寺男が縁側で昼寝をしていて、猫も隣で庭を眺めていたところ、隣の家の猫がやってきて寺の猫を伊勢参りに誘った。しかし寺の猫は、住職に危険が迫っているからと断った。夢現で聞いていた寺男は不思議に思ったが、その夜、天井裏で大きな音がした。4、5日前から逗留している旅僧の雲水はその音にも起きてこなかった。翌朝天井裏を見ると、寺の猫と隣家の猫が血を流し倒れており、その傍らで雲水の服を着た大きな鼠が瀕死の状態でいた。
類似事例

テング
1974年 和歌山県
ある雨の日、高野山の金剛三昧院の下人が住職を迎えに来たが雨具を持っていなかった。しかし雨に濡れないので住職が下人に正体を尋ねると、下人は門前の杉と楓に住む天狗であり、「住職の行跡が貴いので仕える。今から寺に火難はない」と言って飛び去った。
類似事例

ネズミ
1976年 宮城県
江刺の正法寺には大鼠がいて来る住職を食っていた。猫を大雪に養っていた僧がそこの住職になってやってきて、その猫が鼠を退治して自分も果て、住職は死なずにすんだ。以来その寺では経机に猫足と鼠足の机を使うという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内