アサ,ロウソク 1967年 福島県 安産のために子安観音から麻とろうそくを借りてくるが、ろうそくに火をともして産室におくと安産する。また、まくらを借りるとき偶然白いのが授かれば男、赤のときは女という。
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テング 1942年 新潟県 大松が掛った拝殿を修理していたが、傷を付けずに行うのは難しかった。8日目に突然大松が拝殿のほうに落ちそうになったが、壊れる瞬間逆のほうに向いたので、拝殿は無事であった。おそらく天狗様が拝殿を守ってくれたのだろう。
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ホウキ 1956年 宮城県 安産のために、出産のとき産婦の枕元に箒を立てたり、あるいは箒を産の神として産婦に拝ませて、産気づいた時にその箒で腹を撫でるという。
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ケッカイ 1956年 出産時に現れるという想像上の妖怪。出産のときケッカイが産婦の枕元から縁の下に駆け込むと、産婦の命が危ういといわれ、そのために埼玉県浦和地方では出産のとき屏風をめぐらすと言い伝えられる。
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ニンプ 1955年 石川県 ある武士の妾が懐妊していたが、11ヶ月になって初めて出産の兆候が現れたので、産婆を迎えに行っているうちに産婦が行方不明になった。夜になって土蔵の2階で人が苦しむ声がするというので上がってみると産婦がいた。安産して子を生んだが、後で事情を尋ねると何物かにとられると思って呆然となり後は記憶が無いと言った。
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テング,テンゴサマ 1977年 富山県 テンゴサマはお金をよく使う。1回借りるとそれを返すためにまた別のところから借りるのである。
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ウブスナサマ 1939年 千葉県 乞食が一人、産土様の拝殿の中で死んだ。すると、天変地異もないのに、今まで何事もなかった拝殿が一夜のうちに潰れてしまった。今の拝殿はその後建てられたものだという。
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アマゴイ 1967年 福島県 相馬郡内だけで20に近い神社で雨乞いをしたと記録されている。第2次大戦後もわずかながら行われたらしい。
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マクラ 1956年 宮城県 安産祈願として、塩釜神社や山の神様から枕を一つ借り、安産の後は二個にして社に納めるという。筆者の家でも塩釜神社から受けた枕が二個あった。この枕は常に神棚に安置し、出産時に産婦の枕元に置くとお産が軽くなるといい、近隣の家で貸し借りもしたという。
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シュッサン 1939年 千葉県 出産に関する俗信。産婦は、出産後21日目にあたるオボヤキまで髪・手・足・首などを麻で巻いてほどかないという。この日、赤ん坊は産土神に詣でるが、参拝の際に鼻をつまんで泣かせ、大声で泣けば丈夫に育つという。100日目の食い初めには、歯が丈夫になるように、赤ん坊に石をなめさせるという、など。
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オノウ,ミタケサン 1985年 山梨県 氏神さんである御嶽さんの拝殿の前へ神様がいっぱいでてきて笛を吹いたり踊ったりするのを見た人がいる。
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コウジン,サクガミ,ギュウバノカミ,コウジンノモクゾウ 1983年 岡山県 川上郡備中町西山の六日部落では、荒神は、作神とも、牛馬の神ともいい、牛の出産の際にはお参りするのだという。また、子供が荒神の木像を持って遊んでいても叱ったりしてはいけないのだという。それは、荒神が遊びたがっているからなのであり、寧ろ荒神を遊ばせないと祟るのだとさえ考えられている。
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(アンザンノゾクシン) 1967年 福島県 安産した良家の婦人の帯をもらうと安産する。
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ユウレイ 1988年 長野県 霊魂が大事にされないと、それが幽霊となって出てくるのだという。それは火の玉の形をしているのだそうだ。お墓に出る。
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(アンザンノゾクシン) 1967年 福島県 四倉浜志津にある山の神さまにあるもろこしぼうきを借りてきて腹をなでると安産するという。安産したら倍返しする。
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ツバキ(ゾクシン) 1920年 兵庫県 化けるのは古い椿の木である。
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ヨウジ 1979年 使った楊枝は折って捨てなければ怪異がおきるという。
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(コドモガコヲウム) 1976年 茨城県 下総国相馬郡藤代村で、4歳の頃より経水が通じていた娘が、8歳の正月より止まったので、不審に思っていたところ、妊娠しており、9月に出産した。
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(ゾクシン) 1963年 愛媛県 産婦が刺激物を口にしたり、死人に触れたり近づいたり、火事を見たりすることは嫌われるという。産婦が火事を見ると、生まれてくる子供に「ホヤケ」ができるといわれている。
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レイカウ,オトコヤマハチマン 1978年 秀吉在世の頃家康が男山八幡宮に参詣して祈願した夜に霊夢を見た。僧に判じさせたところ徳川家の行く末を示していた。
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レイコク,エト 1978年 秀吉が在世中、家康が男山八幡宮に参詣し祈願したところ、その夜霊夢を見た。僧にその内容を判じさせたところ、六代目に移るのが容易でないといわれた。確かに綱吉の時に天下が乱れた。
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