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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

エイジヲミトルハハノユウレイ
1956年 宮城県
昭和の初め頃,若い婦人が料金も払わずバスを降りて駆け出していった。翌日も同じ場所で同じ人が降りていくので後を追いかけていくと,忌中の札を貼った家に入っていった。車掌がその家でバス料金のことにつき話したが要領を得ないのでよくよく話し合ってみると,若い母が赤ん坊を残して一週間ほど前に死んだが,あの世に行ききれず赤ん坊をみとりに来たのだという事がわかった。バスの運転手と車掌は青くなって三日ほど休んでしまった。

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ヘビ
1999年 栃木県
女の人がバスに乗っている時にトイレに行きたくなった。バスを止めて林の中でおしっこをしていたら、蛇が下から体の中に入ってきてしまい、とれなくなって死んでしまった。だから女の人は林でトイレをしてはいけない。
類似事例

カミカクシ,テング
1968年 福井県
ある家で赤ん坊が泣き止まないので「天狗様にあげてしまおう」といって赤ん坊を窓から外へ出すまねをしたら、「ではもらっていこう」という声がして、赤ん坊をさらっていってしまった。赤ん坊の行方は知れないという。
類似事例

アカンボウノナキゴエ
1933年 京都府
赤ん坊を残して嫁が死んだ。赤ん坊は母に死なれて毎日泣き明かしてついに死んだ。それから村はずれの海辺で夜更けに赤ん坊の泣き声が聞こえるようになった。
類似事例

バイク,シンダオトコノコノカオ
1986年 東京都
朝、学校に行く途中に観光バスを写真に撮った。すると、バスの窓の部分に、バイクに乗っていたら車に轢かれて死んだ男の子の顔と、バイクを轢いた車のタイヤとナンバープレートが写っていた。
類似事例

ヨツアシノタタリ
1984年 新潟県
犬猫や牛を殺すと「四つ足の祟り」があるといい、四つ足が死ぬと決った場所に埋める。このときサンバス(さんだわら)に椀を載せて持っていって供える。
類似事例

サンキチギツネ
1958年 茨城県
夕方、三吉狐の棲家を、赤ん坊を背負って通ったら急に赤ん坊が泣き出した。あやしながら家に帰って赤ん坊を見ると死んでいた。狐に殺されたのだろう。
類似事例

ヒカリモノ
2001年 青森県
夜に外を歩いており、ふと目を上げた拍子に、空を鮮やかな青さのくけ毬くらいのものが流れていき、墓所の真上で消えた。その墓のすぐ隣に、忌中札の貼ってある家があった。
類似事例

イチマブイ
1992年 沖縄県
死ぬ前にどこかに歩いていくのを後から見た。その人は2、3日後に死んだ。魂が歩いていくのを見たのである。これがイチマブイである。
類似事例

ユウレイ
1971年 福島県
いい嫁さまが死んだが、衣装がほしくて家に来て催促する。毎晩来るが、どうしても渡さないわけにはいかず、後をつけていったら、墓場へ持っていっていた。
類似事例

ユウレイ
1941年 岩手県
赤ん坊を胎内に留めたまま母は死んでしまったが、その墓から赤ん坊の泣き声がするので、ある人が掘り返してみると男の子が生まれており、その子は後に僧になった。(類話あり)
類似事例

オオカミ
1982年 東京都
電車もバスもない頃、送り狼についてこられた人が「ごくろうさま」を言わずに家に入ってしまった。朝、戸を開けるとまだ外にいた。「ごくろうさまいわなかっただろう」と言われたので「ごくろうさま」と言うと帰っていった。
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ミガワリサマ,(ミガワリダイシ)
1973年 愛知県
去年3月13日、知多郡河和地内を客十余名を乗せたバスが河和駅へ進行中、前方の横道から自転車の少年があらわれた。急停車しようとしたが運悪く路上に積まれていた青竹に乗り上げて、ブレーキもきかずバスは東側の水田に転落した。5名重傷者が出たが、話者は身代様のおかげで助かった。
類似事例

アメカイユウレイ
1984年 石川県
臨月で死んだ女が墓の中で子供を出産し、その赤ん坊のために幽霊となって飴を買いに行った。怪しんだ飴屋が後を付けたところ、赤ん坊を発見し、その後寺で育てられた赤ん坊は立派なお坊さんになった。
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ホトケサマ,バス
1995年 福島県
一回目の巡礼のときには歩いて登るしかなかった険しい山に、二回目の時は頂上までバスが運行されていた。和尚は仏様と心が通ったのだと驚いた。
類似事例

ジンコン
1953年 群馬県
人魂を見ると悪いことがある。人魂を見ると出世しない、若いうちに死ぬなど。人魂が家に入るとその家の人が死ぬ、あるいは赤ん坊が生まれるなどと言われる。
類似事例

(ミガワリダイシ),(オマモリサマ)
1973年 青森県
満員バスのハンドルが折れて大勢の一命にもかかわる処、お守り様のおかげにより不思議に助かった。
類似事例


1998年 静岡県
ある夜、タクシーの運転手が、手に大きなエメラルドの指輪をした美しい女の人を乗せた。運転手はその女の人が降りる時、女の手をドアに挟み、その手をもいで逃げた。手の指輪を取ろうとすると、手が襲いかかり、運転手は死んだ。
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ヒノタマ
1964年 福島県
家のばあさまが夜に水引にいくと、目の前を青い火の玉が飛ぶのをみた。青い道を引いて通ったが、星の光のようだった。
類似事例

アメ,オンナ
1986年 福井県
毎晩遅く飴を買いに来る若い女がいた。飴屋が後を付けると寺の墓地で姿を消した。住職と探索してみると、少し前に葬った妊婦の墓の中に赤ん坊がおり、傍らには飴が置いてあった。その赤ん坊は成立して立派なお坊さんになった。
類似事例

(アカンボウノコエ)
1989年 長野県
昭和20年ごろ、2人連れで炭を焼きに行った。一日働いていると、赤ん坊がどこかで泣く声がする。休んでいると声が聞こえないが、働いていると聞こえる。家に帰ると、2人とも病気になり、一日もしないうちに死んでしまったという。
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(ゾクシン),オニ
1933年 青森県
赤ん坊の尻が青いのは、もう来るなと鬼に鉄棒で叩かれた跡だという。
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