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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イシ
1980年 静岡県
細井惣八郎という人が駿河城の警護を勤めていた時に、庭にあった1尺(約30センチ)ほどの敷石に、ひときわ高く、真っ白に八分の書体で「正」の字が書かれたものを拾って献上した。

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イシ
1980年 静岡県
細井惣八郎という人が駿河城の警護を勤めていた時に、ねずみが石となったものを見つけ、献上したという。
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イチモンジイシ
1974年 静岡県
駿河国の三穂松原のなかに、石面に自然と一文字の印が付いた小石が取れる場所がある。この書体は篆真草八分の書体であるという。信濃の岐蘇山にも同じような石がある。
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イソウ,シラヒゲダイミョウジンノヘンゲ
1976年 滋賀県
大女がいる。白髭大明神の変化といわれている。背丈は7尺2寸(約216センチ)、足の大きさ1尺3寸(約39センチ)、手の大きさ1尺(約30センチ)である。全身も骨も立派で、人より力も強く、屈強な男にもまさっている。
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テング
1988年 奈良県
他惣治という男が月のよい晩、30㎝もある大きな蛍を見つけて、神野山の頂上まで追いかけた。蛍は天狗が化けたもので、他惣治は天狗の弟子となって3日3晩修行をして、飛行の術を身につけた。村に帰ると村人が他惣治を捜しているところだった。他惣治は奈良や上野に一刻ほどで行き来する能力を見せたという。
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(ヨツアシノヘミ)
1980年
母方のいとこに当たる下田もろふるという者の庭池には、1尺2寸(約30センチ)ほどの4つ足の蛇がいた。4つ足の蛇を見ると幸せになるというが、それは嘘である。
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タタリ
1935年 長野県
権現城が落城し、城主の妻子がおちのび、恩顧の惣十郎に助けを求めたが、騙されて殺された。その後、惣十郎の家に祟りがおこったので、『関八幡』として霊を祀った。
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テング,テングトビキリノマジュツ
1932年 奈良県
この村に他惣治という男がおり、ある夜天狗にさらわれて天狗飛切の魔術を修行した。それ以来他惣治は空を飛んで奈良へ行ったり、隠れ蓑を使って伊賀上野へ行き買い物をしてきては村人を驚かせた。また、他惣治の娘は雀の子を笊に2杯半も産み落とした。他惣治は3年後に行方をくらませた。
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ハチロウヌマ,ダイジャ
1939年 岩手県
八郎が小池の魚を食べ、水をすくって飲もうとすると、池が沼になり八郎は引き込まれた。兄が探しに来た時、八郎は大蛇になっていた。八郎の妻であるオダッコ沼に通う際、人間の姿である家に泊まるが、家人が約束を破って正体を見てしまい、以後、この家には災難が続いて断絶した。
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ハチロウ
1931年 秋田県
八郎湖の主の八郎は田潟湖の主が田子(タツコ)に会いに行く途中、必ず茶町の吉川という家に泊っていた。八郎はいつも人の知らないうちに発ったが、その際必ず小判を置いていった。八郎の寝姿は見てはいけないといわれていたが、家人はこれを覗いて大蛇の姿を見てしまった。それから八郎はこなくなり、吉川家はだんだんと廃れていった。
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マイヅルノシロ
1931年 福岡県
群雄割拠の時代、舞鶴の城と呼ばれる不思議な力を持つ城があった。城から下を眺めると敵軍のことが人数から布陣まで地図を広げたようにわかるばかりか、攻撃するときには城が低くなって敵陣の前におり、退却するときには元の高さに戻った。敵が6合目より上に上ってくると、城も高くなって上まではたどり着けない。しかし、井戸を掘った場所がこの城の羽翼と背筋にあたる場所で、城の神通力はなくなってしまった。
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カミヲキザンデツクッタニンギョウ
1983年 福島県
2月のはじめごろ、柱に紙を刻んで作った人形がうちつけてあった。脳天に2寸釘、他のところには1寸5分。9枚あり、誰かの姓と思しきものが書かれていた。頭から足先まで16,5センチ、肩幅8.4センチ、顔の幅4.5センチ。目も鼻もない。
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レイキ
1973年 北海道
文政8年に松前の東蝦夷地アツケシで、長さが2間にあまり、幅が1丈もある大きな亀(スッポン)が獲れた。この亀は惣助なる漁の請負人に涙を流した。惣助や捕獲した人々は心動かされ、亀を放した。するとその後、近年の不漁が嘘のように豊漁となったという。これは惣助の陰徳だと思われた。
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(ゾクシン),ウマレカワリ
1933年 長野県
死んだ人の手の平に字を書いてやると生まれ変わって来た子供はその字を掴んでいる。死んだ人の墓の土で洗わないと落ちない。
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イナリノタタリ
1980年 東京都
江戸の池尻に八郎右衛門という人が住んでいた。そこには池尻の稲荷という社があり、神主に逆らうと、忽ち狐の祟りがあるといって皆に恐れられていた。正月に八郎が神主を懲らしめたところ、八郎の妻に狐が憑いた。八郎が除こうとしたが聴かないので、稲荷社を破壊した。すると狐は詫びて、二度と祟らないと言って去ったという。
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オオモリジョウ,チ
1967年 福島県
大森城は平ヶ城とも白鳥城とも呼ばれていた。この城を破却した時、この道の堀を切ったところ、土のそこから血が流れ出したという。
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テンサラバサラ
1952年 山形県
テンサラバサラは天から授かったもので、飼っているとその家はとても幸福になる。弥惣兵衛家では、明治36年に地上1m位のところを飛んでいたのを拾った。土蔵の改築時に紛失してしまい、その後不幸なことが続いた。
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ユルギイシ,ナナフシギ
1974年 高知県
四国遍路八十八ヶ所の三十八番、土佐の蹉跎寺に七不思議があり、動揺石というものがあり、高さ4尺あまり、大きさ6尺あまりの大石の上に小さな丸い石がある。大石を押してしばらくすると、小石が揺れて転び回る。
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カミサマタチ
1974年 宮城県
神様たちが、「今からお産に行くが、その子の寿命は十八まで」と言っているのを聞いたので、おかんのん様がその家に行って八十八のお守りを書いてやったら、寿命が八十八まで延びた。
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(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
7歳までの幼児を埋葬するときに、体に字を書くと同じ字や印のついた子が関係のない家で生まれる事がある。生まれ変わり。
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ウマレカワリ
1980年 和歌山県
死者の掌に字を書いておくと、生まれ変わりの子の掌に字が現れる。
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ホウ,カイブツ
1976年 静岡県
徳川家康が駿河にいた頃、ある朝庭に肉人とでもいうべき小児くらいの大きさのものが現れた。遠くに追いやったが、ある人が言うにはそれは封(ほう)というもので、食べれば多力武勇になるという。
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