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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オロチ
1976年 島根県
素戔嗚尊が出雲国に降られた時、頭も尾も8つに裂け、身には檜、杉の木が生え、長さは8つの谷にわたる大蛇が国の神の女を呑もうとしていたので、尊は怒り、十握剣で大蛇をずたずたにお斬りになったところ、中の尾を斬ったら剣の歯がこぼれた。怪しんでご覧になると、大蛇の尾の中に剣があった。不思議な物なので天照大神に献上された。その名を天の叢雲という。後の草薙剣はこれである。

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リュウ
1932年 長野県
蛟龍が尾の剣を磨いていた石を龍の剣ずり石と言っている。
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タチ,オニ
2001年 長野県
多田満仲の剣は、信州戸隠山で、鬼を切った剣である。
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ヤマタノオロチ,シンケン
1978年 東京都
日本には素盞鳴の尊が山田の大蛇を退治するころまで剣を鋳造するということはなかった。武蔵国豊島郡下石神井村の石神の神社には神代以前の鉄剣がある。
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オニ
1977年
鬚切という剣で鬼の手を切った。剣は鬼丸と改名された。
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クモ
1977年
膝丸という剣で4尺ほどの山蜘蛛を切った。剣は蜘蛛切と呼ばれた。
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ダイジャ
1928年 東京都
昔、大蛇の首が八丈島に、胴が新島に、尾が三宅島にどこからともなく飛んできた。三宅島にいたオドリという明神が作った剣をつくり、サシドという明神はその剣で尾をズタズタに切り裂いた。そのため、三宅島には蛇がすまなくなったという。
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リュウ,カタナ
1916年 愛知県
格知鏡原にある王子喬の墓という京陵を暴こうとした盗人がいたが、墓の中には剣のほかに何もなく、剣を取ろうとしたらたちまち龍になって天に昇ったという。また日本刀に倶梨伽羅龍の彫物をするのは、悪龍調伏の時に竜王が剣に化して助けたという不動信仰によるものである。
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ツルギ
1976年 熊本県
肥後の国で山の木を切って中を見たら、一振りの剣が出てきた。これを祝って社を建てた。
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タチ,オニ
2001年 長野県
(平井)保昌の太刀はくわいけん(怪剣)と号して、ある時信州戸隠村で変化の物を従えたのもこの剣であるという。
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テング
1988年 富山県
杉の木に天狗がいて、夜に剣の音がする。翌日木が倒れているかと思っても倒れていない。
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リュウ
1932年 長野県
剣磨石の由来。大石で茶筒のような穴がある。下にある樽瀧壷の主である龍が剣を磨いたと言い伝えている。
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オオナマズ
1931年 岩手県
地下にいる大ナマズが動くと地震になる。昔は鹿島様が金の剣で大ナマズを押さえていたが、その剣が朽ちてきたために昔は地震が多かった。今は石の剣に変えたので地震は少ないという。この地方では地震が来ると「マジャラクマジャラク」と唱えるが、どういう意味かはわからない。
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ダイジャ
1972年 福井県
泰澄大師が池の岩に剣を打ち込み、大蛇を封じ込めた。その池がセンジャガイケ(千蛇ヶ池)、岩がケンガイワ(剣ヶ岩)。池は女人禁制、泳ぐと死ぬといわれている。
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ダイジャ
1956年 東京都
御笏神社の本殿には、大蛇を退治したという剣が祀られている。魔除けになるので、正月2日には各戸に担ぎ込んでお祝いをする。
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ヤマタノオロチ
1935年 鳥取県
素戔嗚尊が八岐の大蛇を退治した古事によって作られた玩具がある。
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イヌガミ,サルガミ,スイカズラ
1936年 徳島県
頭は猿、胴は犬、尾は蛇という怪獣、鵺(ぬえ)が武人によって退治された時、頭・胴・尾が分裂して、頭は讃岐国へ行って猿神となり、胴は阿波国へ行って犬神となり、尾は備前国へ行ってスイカヅラとなって、人々に禍をもたらす様になったと伝えられる。
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クサナギノツルギ
1976年 愛知県
草薙剣は3度も盗まれたが、2度までは自ら飛びかえり、3度目は盗賊を死刑に追いやった。
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ジョセイノカラダ
1952年 中国
中国の干将は呉王の命で剣を作ろうとしたが鉄が溶けなかった。妻の莫邪が髪と爪を切って炉に投げると鉄が溶けて剣を作ることができたという。冶匠の娘が身を投げたという説話などもある。
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ダイジャ
1937年 愛知県
大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
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カメ
1940年 神奈川県
ある武士の主従が落ち延びてきた時、従者は主人の首が敵の手に落ちる前に主人の首をはね、檜橋付近の河中に隠して一旦落ち延び、事が鎮まった後に戻って捜すと、多数の亀に護られて首は無傷のままだったという。ただ、髻に一振りの剣が刺さっていた。これを神体として妙剣社が祀られた。後に神明・諏訪二社と合祀されて山田神社になった。亀は使い姫と認められ、捕ろうとする者はないという。
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ヤッツノアタマノヘビ
1979年 茨城県
八瓶山の主は8つの頭を持つ大蛇だった。若い女性がこの大蛇に次々飲み込まれるので、困った村人は大蛇に8つの瓶で作った酒を飲ませた。酔って眠ってしまった大蛇を、みんなで退治した。
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