オシラサマ 1932年 岩手県 ある家でおしら様をもてあまし、ある時川に流したところ、おしら様は川下には流れず川上に行き、ある人に拾われ、また元の家に戻ってきたという。
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オシラサマ,カイコ 1962年 山梨県 おしら様はおかいこ神様で、女の神。2月の初午の日に白い馬に乗ってやってくる。
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オシラサマ 1963年 山梨県 おしら様は女の神で、2月の初午に白い馬に乗ってくるという。
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イットノサカ 1987年 長野県 昔,夫の神様がらい病になったのを嫌って白山さまが逃げてきた。それにまつわる地名縁起,伝説など。白山さまは山家神社に,夫神様は対岸に向かい合いに祀られて「しらやまさま」という。
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タタリ,フドウソン 1943年 山形県 不動尊の掛軸を粗末にしていると、家の者が病気になった。表装を直し、毎日拝むと家の主人は語った。
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オシラサマ,シカリ 1932年 岩手県 昨年の12月、話者が家で牛肉を食べ、その湯気や臭気がおしら様の仮宮にかかった。翌日、話者の口が急に右の方にひどく曲がり、どうしても元通りにならない。義兄がおしら様に叱られたのに違いないというので、薬などを用いず20日間一心におしら様を拝んだところ、すっかり元通りになった。
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(ゾクシン),ヘビ 1933年 千葉県 千葉市では、ヌシの蛇はその他の蛇よりも目が大きいという。
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ゴシンボクノタタリ 1974年 栃木県 家の氏神様の御神木の梅の木を切って、たたりで体をこわした人がいた。
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ジゾウサマ 1977年 青森県 山美家の傍の地蔵様は岩を崩して作ったもので、粗末にしてはいけないという。ある男が信じずに粗末にして足で踏んだら、足が動かなくなり、治らなかった。
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ムエンサマ 1964年 福島県 無縁さま(無縁仏)をそまつにするとたたりがあるという。かぜさえ無縁のたたりといわれた。
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ホトケ(センゾ)ノタタリゾ) 1982年 群馬県 子どものやけどは仏様(ご先祖様)を粗末にした祟り。
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シンメイサマ 1964年 福島県 おしらさま信仰の南限は福島県である。伊勢神明、熊野神明系統といい、おもにしんめいさまと呼ぶ。
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シンメイサマ 1964年 福島県 岩手地方ではおしらさまと呼ばれる信仰は、福島県ではしんめいさまと呼ばれ、神明様と書く。伊勢神明、熊野神明ともいい、ご神体はりっぱな男女2体のえぼしかぶりの神影をなす。
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コエ,オイナリサマ 1938年 長野県 町で油揚げを買って暗くなった頃帰ると、お稲荷様の前で「つつみ直せ」という声がしたので風呂敷を包み直した。家に帰ると油揚げは1枚もなかった。
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フナダマサマ 1964年 福島県 船を新造して台降ろしの祝いのとき、大工がしらと船頭が、3月3日に買っておいた男女二体の紙の人形を船玉さまとして誰にも見られないようにまつる。これと一緒に16文銭と夫婦健在の妊婦(5ヶ月目)の髪の毛、さいころ2つ(天1地6四方2合わせ)をまつる。さいころの目がころんでいたりすると不漁になる。
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ネコ 1965年 宮崎県 ある家のお婆さんが猫を臼の下敷きにして殺してしまった。たたりを恐れて屋敷内に祀ったのが猫神様。風邪の神様、乳が出る神様として、お参りする人がいる。
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コウジンサン 1973年 鳥取県 ある家で祀られている荒神さんを粗末にするとたたりがある。集落内で変事が起きたときには、その家の荒神さんがたたったということになって、拝みに来ることもある。
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トリゴ 1946年 岩手県 生まれたとき体の弱い子どもは取子として神様に名前をもらうと強い子どもになる。
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マツ,ドウジ 1933年 愛知県 老木などには精が宿って時々怪異があるという。参州長興寺の二龍の松という松は、童子に化けたという。
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アンバサマ 1964年 福島県 あんばさまの日に船をだしたら人殺しになりそうな大事件を起こしたり、網を波にたくさんとられたりした。あんばさまのたたりだという。
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ヤマノカミサマ,カミサマ 1985年 福島県 山の神様へのあげものは生のアブラゲで山のおくのほうへ行ってあげてくると翌日にはなくなっている。これは神様が食べたのだという。
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