ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。田代では、二月七日・八日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。鶴岡某氏の用山に山の神を祀ってあり、この日には御神酒を持って行き供える。以前は、三月七日にも祀っていたと言う。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。長柄山では一月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。昔はこの日に山に入ると猪に襲われると言われており、山の神が猪に乗ってまいた種の成長具合をみてまわったという。神棚には赤飯を供えるという。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ、(ゾクシン) 1978年 山梨県 山の神に関する俗信。毎月17日は山の神の日であり、山に入らずに、酒宴を開いて山での無事を祈る。
 類似事例 |
|
ヤマノカミサマ,テング 1985年 福島県 毎年、元旦・2月17日・10月17日は山の神が里にお出ましになる日だという。山の神は男性で天狗であるという。この日には山で仕事をしている人々が親分の家に集まって餅を搗いてお酒を飲んだ。この日は山に入って災難にあったら山の神様のおとがめがあったという。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ、テング 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。追分では一月七日・二月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。一月七日に山の神が種をまき、二月七日にその育ち具合を見に来ると言われ、特に恐い日と言われている。また天狗が番をしているとも言われている。この日には炭を焼く人などが、近くの細木を二本切って来て紙を巻き、ツルで縛って御神酒を供える。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1971年 山梨県 毎月17日が山の神の祭の日で、1月17日が春の山の神様、10月17日が秋の山の神様。山仕事をする人はこの両日か12月17日と1月17日、または21日の年2回を山の神の祭としたが、その際にそば粉で作ったオカラクを供える。それを生木に供えると山の神が自分の木だと思い、不思議なことが起るので、切り株か枝を切って地面にさして供える。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ,オシラガミ 1982年 山形県 長沼では、山の神の日は2月17日と10月17日でこの日は山に行くなといわれて木材業や製材業の人は休んでお祝いをする。この2月17日から10月17日までは山の神がオシラ神という蚕の神になる。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1982年 山形県 旧暦の10月17日は山の神祭りで、この日は山行きは止められ、山の神が木を数える日だから木は切ってはならない。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1971年 山梨県 毎月17日が山の神の祭りの日だが、山仕事をする人以外は、1月17日と10月17日に行なうだけである。この日は山の神が矢射りをするので仕事を休む。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1971年 山梨県 毎月17日が山の神の祭の日で、1月17日が春の山の神様、10月17日が秋の山の神様。山仕事をする人はこの両日か12月17日と1月17日、または21日の年2回を山の神の祭とした。山の神の祭りの日に木を切ると怪我をするという。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1982年 山形県 3月17日は山の神祭りで、仕事は休みになる。この日山に入って山の神に会うと、その年はろくなことが起こらない。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。篠網では二月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。神明神社のそばの山王神社と呼ばれる石が山の神とされており、この日には木を切る人が御神酒を持って行って供える。またこの日に山へ行って山の神に放り投げられた人があったと言う。この集落の日枝神社の他に天神様、熊野様、山の神様があり、合併の時三本おみくじを引いてみた所、山の神だけは合併されるのがいやだと言ったので、合併せず別の所に祀ってあるのだと言われている
 類似事例 |
|
ヤマノカミ,タノカミ 1972年 山形県 旧3月17日には山の神が田の神となり、旧10月12日には田の神が山の神になるという。
 類似事例 |
|
テングサマ 1929年 新潟県 山には天狗様がいて、ふもとの村があらされて困るので、占女の神口を聞いてみると、それは天狗様のたたりだといわれた。毎年お酒を天狗に供えなさいと告げられたので、その通りにした。その酒は翌年の10月八日までに天狗が全て飲んでなくなっているという。
 類似事例 |
|
タノカミ,ガキ 1982年 新潟県 2月16日と10月16日は田の神まつりが行われるが、10月16日にはワッパダンゴを盛って俵の上に供えて主人は山の神を囲炉裏の客座に座布団を敷いて招き、お茶のおもてなしをする。そして、それを餓鬼に飲ませるといって縁側へ捨て、供物は主人が食べる。
 類似事例 |
|
ヤマノカミサマ 1991年 島根県 山の神さまは山の木に祀ってある。10月9日が祭りで、この日に山に行くと怪我をするという。山の神さまを祀った木や杜を伐った者は、10年も床に伏したり、ぽっくり死んだり、家内や牛が死んだりする。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ、(ゾクシン) 1978年 山梨県 山の神に関する俗信。1月17日と11月17日には、山の神の好物であるソバとオコワを供える。
 類似事例 |
|
ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県 山の神の日に関わる俗信。太田では、一月十二日は、山の神様が山の中を遊ぶ日なので、山に入ってはならない。旧二月九日は、山の神様の種まきであるから、伐採の仕事は休んだ。ただし、ダシマイ(搬出)の仕事は行った。四月十二日は、山の神様の種まきで、木の種をまく。この日、神棚に酒などを供えタンポ焼きをした。また、山の神は女の神で祀るのは男だけで、供物は御神酒と御飯である。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1977年 神奈川県 1月17日は山の神の祭りの日である。この日は山仕事を忌み、竹で作った弓矢を山の神に供える。
 類似事例 |
|
ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。榎本・八反目では一月七日、徳増・桜谷・千代丸・六地蔵では一月七日・八日、小榎本・力丸では一月八日、大庭では二月七日、針ヶ谷西部・吹谷では二月七日・八日、西山・皿木では一月七日・二月七日、立鳥では、月の八日が、山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。
 類似事例 |
|