(シノゼンチョウニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 悪い夢を見たり、掛け図が落ちたりすると死ぬという。片せいらばしは死期が近い知らせだといって、はしの片方が折れることを忌む。
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ホネツギ 1976年 落馬して足の折れた人が、酒で銅の粉末を飲んで治った。その人が死んで改葬するとき、骨を見ると、折れた場所に銅の粉がまとわりついていた。
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ダイジャ 1982年 滋賀県 あまりに川が氾濫するので、直流工事を行ったが工事中に怪我人が出たり、土砂で埋まったりして、竜神の祟りだといわれた。また、大きな橋が折れたときには大蛇の怒りに触れたのだといって、お供えをすると橋は折れなくなった。
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タヌキ 1985年 和歌山県 狸は舌を出したら提燈をつけるという。師走の狸は小枝が折れてと言い、よく死ぬものであるといった。
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(リンシタイケン) 1964年 滋賀県 臨終の際、ある人が、「如来さんの橋が折れたので行けない」と叫んだ。
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ケイ,(キモンギリ) 1978年 東京都 正月晦日、本多中務少輔の屋敷が火事になった。この屋敷は鬼門切したところであったが、火事の直前から門前の飾り松の真木が折れたり、竹が3度も折れたりと怪異があった。
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キツネ,イシャ 1976年 宮城県 丹野さんという医者が女を診てやったとき、注射を一本した。家に帰ると注射針が折れている。もとの場所へ行ってみると、大きな松の根っこに注射針の折れたのが刺さっていた。
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テング 1927年 岐阜県 白山神社の森では、1年に2度くらい夜分に大木の折れるような音を発することがある。天狗様の仕事と言われる。
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ホネツギ 1976年 腰の骨が折れた雀に、銅を削って食わせると、やがて治って飛んでいった。
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タタリギ 1983年 静岡県 赤宮神社(オシャモツ様)の境内の木は祟り木で、伐ることも折れることもしない。
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(ダイコンノオト) 1978年 広島県 亥の子の日に大根を抜いて折れた場合、その音を聞くと死ぬので大根を抜いてはいけない。
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クビオレネウシ 1934年 香川県 菅原道真が讃岐の守であったとき、大旱魃で、自ら雨乞いをして、たちまち雨が降った。狂喜した村人達が神社の前で踊ったところ、社前の石造りの牛までがともに踊り出した。そのため牛の首が折れてしまい、瀧の宮八幡社前の左の首折れ寝牛はそれであるという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 死んだ者の魂に関する俗信。死ぬ前にはタマセが近親者の所へ出歩く。
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(ゾクシン) 1964年 福島県 狩人や杣人が家を出るとき、物がひっくりかえったりはしが折れたりすると、凶事があるといって出直す。
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シシミドウサン 1987年 広島県 教専寺の「シシミドウサン」という観音様を、子どもが棒で叩いたら、小指が折れて血が出たと言う。
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ヨナキマツ 1976年 三重県 よなき松は伐られることを嫌がって泣いたという。樹齢数千年と言われていたが、伊勢湾台風で折れてしまった。
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ネコ,(ゾクシン) 1915年 群馬県 猫を殺すと8代祟る。その間は子猫が育たない。打ち殺すときには、どんなに堅固な棒でも必ず折れるといわれている。
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ネコ,タタリ,(ゾクシン) 1915年 群馬県 猫を殺すと8代祟る。その間は子猫が育たない。打ち殺すときには、どんなに堅固な棒でも必ず折れるといわれている。
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テング 1973年 三重県,滋賀県 三重県と滋賀県の県境の山に天狗が住んでいた。月夜の晩に炭焼きに行くと、天狗の笛や歌が聞こえてくる。鉄砲を撃ちに行った人が夜、炭小屋に泊まったところ、澄んだ声でオーイと呼ばれた。その人が相手になっていると、突然山が荒れて小石が落ちてきたりした。若者が肩を組み念仏などを唱えていると、小屋が揺れて大木が折れた。翌朝、外には小石も落ちていなければ木も折れていなかった。
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(ハクハツロウジン),(シンレイ) 1982年 京都府 享保11年7月27日、北野社前筋下立売上る町に白髪の老人が現れて、往古よりこの町の東側にある神木の松の大木が明日折れると、町に触れて廻った。近所の者は老人を狂人だろうと思っていたが、翌28日辰の後刻、松が折れて倒れた。近所の人たちは昨日の老人は白太夫の社の神霊だったのだろうと、諸人が群集した。
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ホシ 1980年 和歌山 星が月に近ければ人が死ぬ。
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