(ヨブコエ) 1975年 愛知県 川の洲の田で働いていたところ、「ご飯を食べにこい」と上から呼ぶ声がする。食べたばかりなのにおかしいと訝りながら、あまり呼ぶので家に帰ると、誰も呼んでいないという。
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フナユウレイ 1976年 大分県 船幽霊につけられたという話があるという。
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カンロ 1980年 東京都 天保14年の5月8日・13日・18日に、九段の新賀と西丸下の水越、そして八代洲岸の林の庭園に甘露が降ったとしてもてはやされた。享保・寛政年間にも同様のことがあり、これは祥瑞と見なされた。
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カゲワニ 1956年 船が航行中、海面に映った船夫の影を、このワニ(鮫のこと)に呑まれると、その船夫は死ぬと恐れられている。
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モウレンブネ 1956年 宮城県 ある漁船が暗夜帰港の途中,前方で掛け声が聞こえた。一隻の船が近付いてきて,口々に船が沈みそうだからアカ取り(船の水を掬う桶)を貸せという。よく見るとその人たちは額に三角形の白いものを付け,白装束を着ているので,モウレン船(亡霊船)だと思いアカ取りの底を抜いて投げてやった。こうしないと水を掛けられ沈没させられる,或いは近付いていくと座礁させられるという。
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ヒノタマ 1991年 愛知県 大井小学校の裏山を登ったところに雑木林があり、そこに五輪塔がある。昔からここには火の玉が出ると言い伝えられていて、何人も恐れて発掘を試みる者はいなかったという。
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モグリコクリ 1941年 モグリコクリという怪物がいて、人々に恐れられたという。
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フナユウレイ,ウミボウズ,イソオンナ 1932年 長崎県 幽霊船や海坊主は柄杓を貸せという。そこを抜いて貸さないと船に水を注がれて沈められる。船幽霊は決して艫からは船へ上がってこない。船玉様がともの方を向いているからだという。磯女は乳から上が人間で下は幽霊のように流れていて、やはり船を襲う。
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レイコン 1984年 愛知県 死ぬと行者の霊魂は御嶽に帰る。
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(フナユウレイ) 1932年 長崎県 平戸島附近で聞いた話であるが、あるしけの夜に船をつける場所もわからず途方に暮れていると、傍らを大きな帆前船が通っていったので、その後についていくと、その船は平戸の瀬戸の方に進んでいった。しかしついて行った船は瀬に乗り上げてしまった。
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フナユウレイ、モウレンブネ 1956年 宮城県 黄昏時になると,沖の方からホーイホーイとこちらに呼びかける声が聞こえ,灯がちらちらと見える。やがて「桶貸してけれ」と無気味な声が聞こえてくると,漁師達は「もうれん船だ。亡霊船だ。」と囁き合って逃げ支度に入る。静かだった海がうねり始め,霧が立ちこめてくる。「桶貸してくれ」という声がなおも追いかけてきて,海霧の向こうにうっすらと船の形が見える。とても逃げ切れないと思ったら,アカ桶の底を抜いて投げてやる。そうしないと海水を掛けられて船が沈むか,暗礁に乗り上げて難破する,と今でも漁村の老人は信じている。
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コロモダコ 1956年 岬辺にいる海の怪。小さいタコだが、船が来ると衣を大きくひろげて、人も船も包んで海の中に沈めてしまうと恐れられている。
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ニチリン 1975年 東京都 日輪が沈む時、いつもと違って横に沈んだ。そのため、月夜のように明るかったという。
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フネ 1990年 沖縄県 人が死ぬ前には「船が来る、船が来る」という。
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ダイジャ 1986年 愛媛県 山で蛇にサワられることがあるといい、蛇は何年も人に見られず山に籠ると大蛇になれるので自分は大蛇になろうとしているのに見られてしまったのをうらんでサワるのだという。
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フナユウレイ 1928年 広島県 夜の海を和船で航行していると、船幽霊が出て、柄杓をくれとせがむ。そのときは底を抜いた柄杓を渡さないと水を汲み入れられ、船が沈んでしまう。
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フドウサマ,ダイジャ 1972年 山形県 赤滝の不動様は眼病に霊験があると言われ、時々、大蛇に変身し、それを見た者はたたりを受けるというので恐れられていた。
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タノタタリ 1971年 大分県 卯の日に田を植えると嫁が死ぬと今でも言い伝えているところがある。
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〔フネシズミイケ〕 1956年 宮城県 水戸部の浜に戸倉明神が上陸したとき、船が沈み、船も碇も石になったという。
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テング 1981年 富山県 天狗が樹齢千年の老松に棲むと言われて、恐れられていた。
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ダイジャ 1974年 埼玉県 埼玉県川口市安行の原地区では5月24日に稲縄で大蛇を作る。この大蛇は疫病神を呑むといわれ、蛇作りを止めると疫病が流行し、禍が起きると言い伝えられている。かつて一度休んだ時はコレラが大発生したとも言う。
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