ネコ,カシャ 1982年 群馬県 ネコが化けると火車になり、棺桶をさらう。すごい雲が出て嵐になり、棺桶が空になっている。
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エビスサマ,アマコイシ 1964年 愛媛県 520年前、ある尼が恵比須さまを背負って宮の山に来て石の上に置き、逃げようとした。そこで、恵比須さまが「尼が恋しい、尼が恋しい」と呼んだという。それで、この石はアマコ石と呼ばれたという。
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ダイジャ(イケノヌシ) 2001年 新潟県 盆の夜に尼池の主が男に変身して来て、ある尼さんを見初めた。尼さんが用事で赤泊へ行くときに池のそばを通ると、池の主の大蛇が現れ、尼さんを池へと引き込んだ。
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リュウグウ,ハッピャクビクニ 1982年 群馬県 尼が池で尼が行をして竜宮へ行き、何かをもらって800歳まで長生きをした。その人が八百比丘尼。
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タマシイ 1970年 鳥取県 死んだ人の魂は摩尼山に行くという。一周忌には摩尼参りをする。摩尼山の地蔵には、必ず死者に似た顔があるという。
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ガンバコ 1976年 長崎県 昔、おじいさんが葬式に来て棺桶を預けて行った。何日しても取りに来ないので棺桶を開けてみると中にお金が入っていた。それで家が栄えた。
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アマノナキイシ 1991年 香川県 女人禁制の大川山に登りたいという女が尼となって苦行を重ねた後、山に登りはじめたが、社の近くになって足が動かなくなり、持参の手水鉢も動かず、尼は石にしがみついて泣いた。そこは以後尼の泣き石と呼ばれた。
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タマシイ 1970年 鳥取県 死んだ人の魂はすぐに破風からでていく。冥途に行くとも、摩尼山に行くともいう。初めての彼岸には摩尼山参りをすることになっている。
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シロイワノヘビガミ 1915年 愛知県 白岩様に祈願すると女の下の病気が治る。白岩様の御神体は蛇で、毎夜美男に化けておいた尼のもとに通い、そのため尼は日々衰弱して死んだという。その死体を検めていたら、蛇と交わったために尼の膣は洞のようになっていたなどと、はしたない話も伝えられた。
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ダイジャ 1973年 富山県 頂上には尼池という池があり、大蛇が住んでいて尼に化けて村に現れるという。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ 1984年 長野県 九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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アヤシノクモ 1936年 島根県 雲が淵は雲井城の飲料水である。ここの山にはあやしの雲があり、毎年下女を連れ去るが、外敵が攻め寄せてきたときには雲が城を包んでくれる。ある年、城主が雲を退治してしまったので、敵に攻められて滅んでしまったという。
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シンリョウ 1977年 竜は気をふいて雲を生じさせ、その雲に乗って飛ぶ。
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ムジナ,オツキサマ 1974年 茨城県 古い寺の後に、大きなもみの木があった。高くはないが、枝が八方に広がって空を覆っていた。伐り倒されるまでは、ここにむじながよくお月様に化けていた。
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(フショクビョウ) 1980年 愛知県 三河国の巨海村に吉祥寺という寺があり、そこに1人の尼がいた。この尼は半月や1ヶ月も絶食する事ができ、また数年にも及んだという。香川太仲はこれを不食病と名付けたが、最近はこの症状をいう人間が増えてきたという。
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アマサンノハカ 1975年 愛媛県 神子の森部落のカラスガケの谷に、尼の墓がある。100年ほど前の雪の日、神札を背負ったまま死んでいる尼を村人が見つけて墓を建てた。熱病が村に流行し、村人は墓に願掛けをするようになったという。コップ1杯の茶をあげて拝み、治るとまたお茶を供えるという。
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タヌキ 1988年 茨城県 話者が子どもの頃、夜の11時過ぎに、お月様が空に2つ出たのを見た。西の月は本物で、松の枝に掛かった東の月は狸が化けたものだった。
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タヌキ 1983年 東京都 尼寺に裏山からタヌキが出てきて、「あたらせてくれ」と言う。そのうちキンタマを8畳ぐらいに広げ尼さんを包んでしまうようなことをやった。面白くない尼さんがキンタマに石を放り込むと、タヌキは逃げていき、その後は行儀よくあたりに来た。
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オニノテ 1974年 ある人が葬式の時雷が鳴り、棺桶の上に黒雲がかかり、黒雲の中から熊の手のようなものが出てきた。抜き打ちにして斬ると雲は消え、跡に血だまりがあり、毛の生えた物が落ちていた。その刀を火車切と名付けた。
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マモノ 1968年 佐賀県 甕棺になる前の棺桶だった時代には、節を抜いた竹を棺桶に挿しておいて埋めた。翌日の朝主人が出かけていき、魔物が入っていないかどうか、竹を耳に当てて確かめたという。
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マモノ,ヘビ 1993年 埼玉県 葬式をしようとしたら、雲がさがって暗くなったので、棺桶を置いてみんなで逃げた。明るくなってから戻ると、棺桶に穴が開いていて軽くなっていた。そしてお寺でまた暗くなった。みんな逃げたが法正様は拝んでいた。すると法正様が頭を何かに引っかかれたので、数珠を頭上で振った。後で見てみたら、魔物の足なのか、蛇の足のようなものが落ちていた。
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