ツキ,サンゾンノミエイ 1937年 秋田県 二十三夜に月が三尊の姿になった。
類似事例 |
|
マノウミ 1975年 愛媛県 土仏は難船の多い魔の海とされている。夜に二人で船に乗り土仏を通っていたら、船が止まって動かなくなった。一人が指差す方を見ると、何かが船に乗っていた。罪はないからと押してくれと言うと、乗っていた物は消え、船は動きだした。
類似事例 |
|
モウレイ 1982年 宮城県 海で死んだ人の姿が海で見えたり声が聞えたりする。船に乗って現れて「こっちの船に乗れ」と誘うが、乗り込んだら沈んでしまう。モウレイである。
類似事例 |
|
ヘンロスガタノオトコ 1979年 宮崎県 推古天皇の御世、女が川で大根を洗っていると遍路の男がそれを一本所望した。女が遍路に大根を投げつけると遍路の目に当たった。するととたんに川は干上がった。以来、10月半ばから3月半ばにかけこの付近だけ水が干上がるようになった。村人はこの遍路の男は芳野神社の三社大明神の化身であり、水が干上がったのは明神様のお怒りだと語り伝え、干上がる場所を大根川と呼んでいる。
類似事例 |
|
ジゾウサンノタタリ 1974年 長崎県 ある船員が突然食物の味がわからなくなった。おうかがいにいくと、地蔵さんのたたりであった。隣家の新興宗教の信者がその船員の庭にあった地蔵さんを勝手に海へ捨てていたのであった。
類似事例 |
|
フネ,アミダサマ,ムカエ 1990年 高知県 死の前に阿弥陀様が迎えに来てくれるという。紫の雲に乗ってくるとも、船に乗ってくるともいう。船に乗ろうとしたら「乗っちゃいかん」と言われて生き返った人もいたという。
類似事例 |
|
ニジュウサンヤサマ,ツキマチシンコウ,ニジュウサンヤコウ,ニジュウサンヤトッコウ 2001年 青森県 田子町山口では、飲食しながら月の出を待って農作物の吉凶を占う。二十三夜様をお産の神とするところもあるが、これは、祭日を同じくする子安信仰と結びついたのではないかと考えられる。中には、日待ち、月待ちの関係から、庚申様との結びつきが見られる場合もある。以上から、二十三夜様の世の中占いは、各家ごとの行事となっている。
類似事例 |
|
タタリ,レイ 1974年 山口県 難破船の船員を殺してものを取ったため、その霊を鎮めるために建てた神社を浄土宗の僧が寺にしてしまった。すると霊が人を取り殺したり人をたぶらかすことが続いて今も絶えない。
類似事例 |
|
モウレン,ユウレイセン 1982年 宮城県 モウレンとは幽霊船のこと。海で機関が故障して困っていたところに、船影が見えた。喜んで乗ろうとしたが、「その船に乗ると死ぬぞ」と止められた。その船はモウレンだった。
類似事例 |
|
ジュウニサマ,ヤマノカミ 1982年 新潟県 十二様は山の安全を守ってくれる山の神で男性とされている。また、豊作を祈る神様でもある。2月12日は十二講の日だが、この日十二様が山から下り、秋に稲刈りが終わると山に帰るといわれている。
類似事例 |
|
ボウレイセン,フナモウレン 1937年 和歌山県 流れ仏が出たときには天気の悪い夜に、死んだ人が乗っていた船が亡霊船になって現れる。これを本物の船と見間違えると難船するといわれているが、よく見れば間違う事はない。強風のときに自分の船の反対方向から帆が走ってきて、それが船の前を横切ったらそれが亡霊船であるといわれている。
類似事例 |
|
フネ 1990年 高知県 人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくるが、生き返りそうな人が乗ろうとすると「乗られん、乗られん」といわれ、乗ることが出来ないという。
類似事例 |
|
ジュウニサマノシメハリギ 1982年 群馬県 山の神(ヤマノカミ)である十二様のシメハリギ(神木)を切った人が、十二様の鳥居につぶされてしまった。
類似事例 |
|
フナユウレイ 1952年 佐賀県 船幽霊が乗った船は人声がしても姿は決して見えない。杓子を貸せと言ってくるが、そのまま貸すと船を沈められるので底を抜いてやる。ドンザを脱いでその袖穴を通してみると船幽霊の正体が見えるが、決してそれを行ってはならないという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1983年 群馬県 十二様や庚申様の周辺の木を切ってはいけない。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カガミ,オバアサン 1998年 静岡県 鏡を夜の十二時に見ると、後ろにおばあさんがいる。
類似事例 |
|
テングサマ 1982年 群馬県 十日夜には天狗様をお祀りする。
類似事例 |
|
ヤマイヌサマ 1968年 群馬県 昔、十二様の祠で山犬様が子どもを産んだことがある。そのときには、オコワなど持っていって供えた。
類似事例 |
|
ウマズメ 1956年 宮城県 もともと女性には目に見えない十二本の角があり、子を一人産むごとに一本ずつ落ちるといい、十二人生んで十二本の角が落ちれば善人で、ウマズメ(子を産まない女性)は角が十二本残っているので極楽にいけないという。
類似事例 |
|
オキ 1956年 宮城県 一月十四日の夜半に、暁粥を煮た火の中から赤くおこった炭火を十二個(うるう年には十三個)取る。これを十二ヶ月に見立てて、たとえば三個目が黒くなれば、三月は雨と解釈する。白くなったところは日照りと考える。
類似事例 |
|
カイゾク,タタリ 1991年 和歌山県 阿波から来た十三人の海賊が祟るので、十三の塚を設けて祀った。
類似事例 |
|