カッパ 1914年 佐賀県,長崎県 肥前では人が河童に殺されると、葬には火を用いず、衣類から棺まで白い物は使わない。これを黒葬といい、黒葬をすれば河童は眼が潰れ腕は腐って死ぬという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1974年 宮城県 道祖神をなめると、百日咳に良いといわれている。
類似事例 |
|
マクラダンゴ 1999年 神奈川県 枕団子には力があると信じられ、神奈川県ではこれを食べると度胸が良くなると信じられていた。
類似事例 |
|
オニ 1933年 神奈川県 死後四十九に日目には餅でも菓子でも五十個を寺へ持っていく。これは四十九個でよいのであるが、一つは途中で鬼にとられるから五十個にするのであるという。
類似事例 |
|
ヨシトモノタタリ 1975年 愛知県 師走二十八日に義朝が逃げて野間村を通る際、餅が搗き上がるのを待てず蒸し米の状態で食べた。翌年になって村民が餅を食べると疫病が流行した。これを義朝の祟りとして正月には餅を食べず、一月十五日に蒸し米に煮豆を添えて食べるようになった。
類似事例 |
|
ヤマノカミノツカイ 2003年 青森県 烏は山の神の使いだと信じられている。
類似事例 |
|
キンノタマ 1989年 山梨県 7年か10年前に金の玉が盗まれたが、盗んで持って下りた人が持っていられなくて返してきた。
類似事例 |
|
ロクブ 1984年 愛媛県 暮に餅を搗いていると六部が訪ねてきた。家の者はその六部が大金を所持していたので、殺して金を奪った。その祟りによるものか、翌年の正月は餅を作れなかった。以後、この家では正月に餅を搗くことをやめ、他家から貰って祝うようになった。他家に貰った餅は、一月十五日に餅つきをして返すことになっている。
類似事例 |
|
ヤマウバ 1974年 高知県 山姥はおいておいた餅を持っていく。餅の代わりに石を置いておくと、餅は取られないが家は不幸になる。
類似事例 |
|
クシ,モノマヨイ 1942年 沖縄県 物迷い(神隠し)した者は、一旦帰ってきて自分の櫛を持って出て行くと、再び帰宅しないと信じられている。そのため、家族は本人の櫛を隠して取られぬようにするが、締め切った部屋でも入ってきて、知らぬ間に取られる事がある。
類似事例 |
|
タケ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 百日咳の予防には、便所に生えた竹を輪切りにし、数珠のようにして首にかける。
類似事例 |
|
(マジナイ) 1957年 山梨県 百日咳のときには、赤い紙に墨のついた五本の指と手のひらを捺して手形を作ったものを門口に貼る。
類似事例 |
|
オオカミ 1936年 秋田県 明治30年ごろ、狼に噛まれた者は餅類を食べられないといわれる。
類似事例 |
|
アメフリイシ 1930年 岩手県 林の中に大きな石がある。中央に凹みがあり、障るとと雨が降ると信じられ、怖れられている。
類似事例 |
|
ウメワカノナミダアメ 1956年 宮城県 三月十五日の雨のこと。梅若丸が人買いにかどわされ、隅田川のほとりで三月十五日に死んだという。
類似事例 |
|
ワカモチ 2000年 高知県 若餅を食べると、夏は病気にかからない。正月14日(小正月)の日暮れに、子供達は樫を削って作った箸に若葉をつけたカイバシを、家々の縁側に置き、合図して隠れる。気づいた家人は「カイツリが来た」等と言い、それと若餅を交換して置く。子供達と家人は直接顔を合わしてはならない。また7軒分の若餅を粥にして食べると、効果が倍増するという。
類似事例 |
|
アマゴイ 1929年 岩手県 二戸郡浄法寺では、雨が降らない時に、川で多くの人が騒ぐとさらに雨が降ると信じられている。そのことから、夜になると百四五十名を川に入れて、大騒ぎして、雨乞いをすると言う。
類似事例 |
|
シシャノレイ 1984年 福井県 亡くなって、三十五日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
類似事例 |
|
オオカミ 1941年 富山県 五ヶ山にある金剛堂山に、人間を食べても尻がつまらないように狼が土を食べに来ていた。ある神が人を食べるから尻が詰まるのだといい、五ヶ山の人を食べない証を立てればいいことを教えると告げた。神は金剛堂山の土を食べろと教えたので、狼は五ヶ山の人を食べなくなった。
類似事例 |
|
カッパ 1971年 茨城県 1965年頃までは、12月1日には思案餅もしくはカピタリ餅、カワッペリ餅と呼ぶ餅をついていた。うるち米は丸餅に、餅米はのし餅にして切り分け、焼いて食べたり、屋敷を出て最初に渡る橋まで行って、河童にやるといって橋の下に投げたりした。
類似事例 |
|
ヨモギネコ 1942年 秋田県 ヨモギ猫は虎猫より薄黒く毛が光っていて、一般に家人を護ると信じられている。
類似事例 |
|