テンク゛サマ 1960年 三重県 天狗様が太鼓を叩いている間はいいが、鉦を叩くようになったら、山にいてはならない。
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(ゾクシン),(レイコン) 1933年 岩手県 坊主が来て枕経を読まぬうちは、霊魂は浮かばれぬ。
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(ゾクシン),(レイコン) 1933年 岩手県 墓場でハチガネという鉦を鳴らされて、霊魂は初めて自分が死んだ事に気が付く。
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(シノゼンチョウ) 1982年 群馬県 仏壇で鉦が鳴った。病人がいたので、「○○ならもう一度叩け」といったら、また鳴った。
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キツネ,イキ,ヒ 1938年 長野県 夕方少し遅くなると狐に化かされる。狐が息を吐くとその息が火になってちらちらと見える。
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テンビ 1938年 佐賀県 天火が家に入ると、病人ができるというので、鉦を叩いて追い出すという。あるいは単に天気が良くなるとも言ったという。
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〔シンショウ〕 1986年 沖縄県 沖縄東村・川田の習俗に関する60年前の記録である。6月25日にアシャゲ(神祭場)で御願があるが、このときに神鉦(神が鳴らす鉦)の音が聞こえるという。女祭司たちが歌を唄い太鼓を叩いて神事を行うのであるが、神歌のテンポは次第に熱狂的となり、ある時点に至ると鉦が鳴るのである。誰がその鉦を鳴らしたのか知る者はなく、神の仕業以外のいかなる説明も得られないのだという。
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レイコン 1984年 愛知県 死ぬと行者の霊魂は御嶽に帰る。
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キツネノヒ 1983年 東京都 人家の近くで狐があとをつけてきた。振り向くと狐が息をプーとして明るくなった。人を化かすやつはみんな口の息で、息を吹き出して火に見せるのだという。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 神隠しにあったときは、「戻せ返せ誰それよー」と叫びながら、鉦を叩いて山や川を探すという。
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ホウキ,オニ 1943年 長野県 箒で人を叩いてはいけない。鬼は叩いても良い。
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ドッチンガン 1937年 徳島県 僧形をした数人が一組になって太鼓・鉦を「ドッチングワン」と交互に叩き、門口に立ち者を乞う。これが来ると戦争になるといわれている。
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ガキ 1939年 大分県 茶碗を叩くと、餓鬼が来るというので叩かせなかったという。
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テンピ 1956年 正体の知れない怪火で、大きさは提灯ほど。人玉のように尾を曳かない。佐賀県東松浦の山村では、これが落ちると病人が出るといって、鉦を叩いて追い出したといわれる。
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(ミガワリダイシ),(オマモリサマ) 1973年 岩手県 話者の娘は一旦息を引きとり、医者にはだめだと言われたが、お守りさまのおかげで不思議なことに再び息をふきかえし、今は健全になった。
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レイコン 1942年 沖縄県 子どもが衰弱して病気になるのは、霊魂が体から抜け出したからだという。
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クラカケヌマ,タナバタ,ハタノオト 1956年 宮城県 毎年の七夕の日、鞍が沼に浮かぶ。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 ものを叩くことの禁忌。茶碗や椀を叩くと貧乏神、鬼などが来る、など。
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ウミコゾウ 1956年 海の怪。目のふちまで毛でおおわれている小僧で、釣針の糸をたどって海面に浮かび、にったり笑うという。
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ヤマノカミ,テング 1987年 岐阜県 90年前、トラタロウという人が山に行ったきり、3日3晩帰ってこず、石油缶や鉦を叩いて皆で探しに行ったところ、木の上の方の枝に引っかかっていたという。これは山の神か天狗の仕業だろうとうわさされた。
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(タヌキ) 1986年 愛媛県 ある人は山で葬式にあったという。鉦をカランカランカランとならしていたそうだ。
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