(コドモガマヨッタトキ) 1965年 宮崎県 子どもが迷ったときは願立てをするといい。その効なくして子どもが死んだときは、その子の着物の裾をもって、逆さまに振るといい。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 婚姻に関する俗信。祝儀を行うのは2・4・6・8・10・12月が良いと言われ、奇数月は良くないという。春彼岸を過ぎてからが良く、特に2月22日と10月22日が良いという。祝儀同士がかちあうのは、勝ち負けができるので良くないというが、葬列に会うのは良いという、など。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 臨終のとき、大きな声で呼び返す。船でいかないように、乗らないように、その病人の名前を何回も大きな声で呼び、枕元で顔を叩いたりして、蘇らせようとする。
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ナマエ 1991年 茨城県 あまり良い名前をつけると長生きしないと言われ、ウツギ茂という子が7歳で死んだとき名前に負けたと噂された。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 一富士・二鷹・三茄子の夢が良いという。葬式・火事の夢は良いという。棺桶が家へ入る夢は良いが、反対に出て行く夢は悪いという。親の夢をコタオマエといい、不幸があるという。蛇の夢は良いが、3日間人に言ってはいけないという。歯が抜けた夢は良くないという。子供が生まれる夢を見ると、人が死ぬという、など。夢に関する俗信。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくる。20年ほど前、6歳ぐらいで子どもが死んだときの話である。30年程前、30あまりの男の人が死ぬ直前に「きれいな船が迎えにきた」といって息を引き取ったという話もある。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 死者の名前は一度は呼ぶものだという。家族や親戚が枕元で呼ぶ。また、急病のときは屋根の上に親が登って枡の底を棒で叩いて名を呼ぶという。家出して行方不明のとき、井戸をのぞいて呼ぶこともあるという。
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トクゾウヒメ 1929年 茨城県 この地には良い女が1人ずつ出来る。それを徳蔵姫という。この女が死ぬとまた代わりになる良い女が生まれる。
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シニン,タマヨビ 1947年 大分県 人が死んだとき、屋根を鎌で切って名前を呼ぶと返事をする。
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レイ,シラセ 1943年 病人が危篤になると親戚知己は枕もとに集まるが、集まっていないと普段昵懇の家には息を引き取る直前に霊が訪問する。門口の戸が開く音がしたり、茶碗が割れたり、姿を見せることもある。これをシラセがあったといい、霊が帰ったときが息を引き取ったときだとされる。
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イキカエッタシニン 1983年 香川県 ある家に死人が出て、棺桶に入れて役場まで行くと、棺の中から声がして死人が生き返った。どこか遠いところを先へ歩いて行くと、後ろから名前を呼ばれるので戻って来たのだという。しかしその人はその10日ほどあと再び息を引き取った。
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(ゾクシン) 1978年 新潟県 夫婦は、女性が1つ年上の方が身上が良くなる、あるいは2つ違いが良いという。
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ヒダルガミ(ゾクシン) 1923年 奈良県 ヒダルガミが憑くと、道の途中で空腹で動けなくなる。その時には、何か少しでも食べると良い。手のひらに米と書いて舐めると良いと言う地域もある。
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(リンシタイケン) 1965年 宮崎県 皆で名前を呼ぶと息を吹き返すことがある。死人の出た家の軒下は三途の川になるといわれ、屋根に登って名を呼ぶと、「三途の川を渡りかけたが、あんまり呼ばれるので戻って来た」と、息を吹き返すという。
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ヒダルカミ 1948年 和歌山県 ダル神(ヒダル神)とは飢えて死んだ人の亡魂が憑くことで、急に腹がすいて動けなくなる。このような時は米粒を1つでも食べるとよい。米粒がないときは、指で掌に「米」の字を書き、舐めるだけでも良いという。
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ユウレイ 1990年 長野県 恨みを晴らすために、幽霊になって出てくるという。白い着物を着て、音もなく現れるという。恨めしい人の枕元に出るという。
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(シノゼンチョウ) 1982年 群馬県 病人が実家に戻ってきて、仏壇へ上がるのを家人が見た。その時間にその人は息を引き取っていた。
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ダリ 1981年 和歌山県 ダリに憑かれたときは、米を食べたり、手に米と書いて飲む真似をしたり、米を3粒でも投げたりすれば助かる。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 新しい着物を裁つ日は、酉の日が良いといわれている。申および子の日は悪いといわれている。しかし、裁ち板が柳であれば、いつでも良いといわれている。
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ミミナリ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 耳のなるときは人が死ぬ。
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キツネツキ,キツネノシタ 1953年 鳥取県 精神異常になったので、調べてみると狐が憑いていた。祈祷者に聞くと、狐の舌を食べさせると良いというので、その通りにすると、健康で元気になった。
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