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検索対象事例

クジラ
1933年 佐賀県
小川島では、鯨の皮の下の薄い皮を衣という。これは鯨の前世が和尚であったしるしだと言っている。

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クジラ,(ゾクシン)
1999年 佐賀県
鯨は和尚の生まれ変わり。鯨の黒皮は和尚の衣。
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クジライシ
1996年 三重県
波切神社には、鯨石がある。鯨石は、鯨の腹の中から出てきたものだという説がある。
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クジラ,ウミノカミ
1996年 大分県
明治十九年に漁師が鯨を引き上げたが、すでに死んでいた。鯨は海の神の使いとされていたので、鯨の骨と一文銭を入れて埋葬した。
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クジラ
1933年 愛知県
春になると鯨が子どもを連れて伊勢参りに出掛けるので、その頃の鯨は捕ってはならないという事であった。
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クジラ,ユメマクラ
1999年 長崎県
与五郎の夢枕に鯨が出て、出産のために沖に行くので捕獲しないでほしいと懇願した。しかし漁師たちは海に出て、鯨を捕まえようとした。その時、突然暗い雲が出て風が押しよせ、船を沈ませた。これは子持ち鯨の願いを聞かなかったからだと言って、与五郎は鯨碑を建て、死ぬまで念仏し続けた。
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クジラ
1933年 長崎県
鯨が漁師の夢枕に立ち、参詣の為沖を通るから捕まえないでくれと頼んだ。鯨は自分の体のどこに紋があるかということまで教えたという。
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オオクジラ,カンノンゾウ,イシ
1996年 三重県
鯨山出現観音の伝説がある。夢に出た観音の言う通り浜を歩いていると、一匹の大鯨が近づいてきて、その上に一体の観音像を乗せていた。この浜の平という人物が取り上げると、鯨は石となった。それを鯨石と呼ぶようになった。
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クジラ,タタリ
1999年 長崎県
出産をするので捕獲しないでほしいと言う鯨の願いを聞かず、海で鯨を獲った深沢家の子孫には不幸が続いた。深沢家の墓を取り壊した際に出た石垣などを持ち帰った人たちの家にも不吉なことが起こった。これは鯨の祟りだろうとみんなが恐ろしがった。
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オバアサン,クジラ
1996年 石川県
火の不始末で家を燃やしてしまったおばあさんは後悔して、死んだら鯨にでもなってお詫びしたいと言っていた。おばあさんが死んだ数年後に、村が大金を返せと訴えられた。翌年、大きな鯨を浜に引き込み、それを売って金を返すことができた。この鯨はおばあさんだったのだろうと言われた。
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オヤマサン
1961年 島根県
倉田のお山さんの御神体は岩で、元は海中にあった。そのころ鯨に「俺は神さんになる」と言ったところ鯨は一笑に付し、「お前が神様になったら毎年浜の前に行ってやる」と言った。ところが本当に神様になったので、今でも毎年1度は鯨が瀬にやってきて潮を吹く。
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クジラ,タタリ
1999年 三重県
三重県にある腹子持鯨菩提塔は、疫病が流行したのは鯨の祟りだということから建立されたものである。
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クジラ,オンナ,タタリ
1996年 三重県
女に姿を変えた鯨が住職の枕元に立ち、明日は出産の為に沖をとおるので見逃して欲しいと言った。漁師は不漁続きだったため、子持ちの鯨を仕留めてしまった。その後、不思議なことが起こったという噂や、悪疫が広がったため、子持ち鯨の祟りだと言う事になり、供養塔を建てた。
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クジライシ,ハサミイシ,テング
2001年 奈良県
昔々、岩穴に尾山の天狗が住んでいた。川の谷の向こうには嵩山の天狗が住んでいた。あるとき、二人は暇なので何かを作ってみようということになり、岩ではさみと鯨をそれぞれ作ることにした。鯨を見に行ったときに地震が起こり、鯨石は転がり落ちてしまった。これらの石は今はダムができて沈んでしまっている。
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クジラ,オンナノカオ
1933年 佐賀県
鯨がある漁師の夢枕に立ち、明日は大宝山参りでこの沖を通るから、どうか自分を捕らないでくれと頼んだにもかかわらず漁師はその鯨を網にかけた。すると物凄い雲が現れ、その雲の中で女の顔が笑った。とたんに暴風雨となり、鯨組全員は海の藻屑と化した。
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コモチクジラノヨウセイ,オンリョウ
1996年 三重県
海山町にある寺の住職の夢枕に、子持ちの鯨の妖精が現れて、産まれるまで見逃して欲しいと哀願した。しかし、子持ちの鯨を捕獲してしまったので、以降悪疫も流行り、不漁続きとなった。そのために鯨の供養をして菩提を弔った。
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イヌ,ウジガミ
1949年 秋田県
老犬神社の氏子は犬を飼わず、皮を持つことも禁じられていた。犬の皮を着た人が色々と災難にあったと言う。村の人が犬の皮を敷くと尻を針でつつかれるような気持ちになるという。
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ヘビマツ
1939年 新潟県
松の木の皮で母乳が出るようになるということで、皮が剥がされていった。ある晩神主の夢に美女が出てきて、皮を剥がさないで欲しいと泣きながら訴えた。
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シロナガスクジラ,クジラチョウジャ
1999年 長崎県
鯨長者伝兵衛の枕元に貴人がやって来て、明朝竜宮の使いに行く三十三尋の白長鬚鯨が通るので、獲らないでほしいと懇願した。その願いを聞いたが、間に合わず鯨は捕獲されてしまっていた。これを機に伝兵衛は捕鯨を止めた。
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コクジラ,キッチョウ
1999年 新潟県
寛文元年には、鯨が生きたまま打ち上げられると、金銀山の吉兆と言われた。寄り鯨が恵みをもたらす存在として考えられていた。
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ユメ,カンノン
1996年 三重県
鯨石と呼ばれるものがある。鯨が石になったという鯨山出現観音の伝説として残されている。浜の平という人の夢に観音が現れ、早く海上にいる我と一緒に家に帰るようにと告げた。
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ヌケガワ,クワノキ
1976年 新潟県
6月1日をムケの朔日ムケノツイタチという。この日は人間の皮の剥ける日で、その皮が桑の木に下がる。この皮はその年死ぬ人にしか見えないので、この日は朝早く桑の木の下に行ってはいけない。
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