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検索対象事例

リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
天正16年、徳川幕府の命を受け幡随意院上人が九州の切支丹退治をなす諸国行脚のついでに善導寺にたちより、百日説法をした。そのとき青柳の竜神が御殿女中の姿で参詣していた。満願の日、竜神が上人に「妻は上州館林のつつじが池に住んでいて、あなたの済度を受け得脱した。自分も済度してもらいたい」と願って言う。そこで上人は済度してやった。この龍を町の人は「青柳の杢太」と呼んだ。

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リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
善導寺に天正年間に留錫していた幡随意院上人が済度した。それが青柳の杢太という名の青柳の池の男龍だという。
類似事例

リュウジン
1932年 群馬県
幡隨意上人が説教していると、17、8歳らしい婦人が来て「私は城沼に棲む龍神の妻です。上人の高徳で済度させて下さい」という。上人が本体を現せと言うと、たちまち長さ20尋の龍となる。上人が杖でその額を撫でると婦人の姿に戻った。婦人は寺を守護すると言って井戸に入り、井戸は封じられた。
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リュウスイ
1932年 新潟県
善導寺寺域の竜神の井と青柳の池はつながっているという。
類似事例

タツオンナ,ヤマウバ
1984年 岐阜県
人々を苦しめていた龍女が与八郎の妻になるが、山姥の姿になっていたところを新蔵に射られ、済度を受けて成仏した。
類似事例

リュウジン,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
大正4年5月17日、善導寺が焼失した。その1ヶ月か半月前、当時この地へ来た芝居の一団が青柳杢太の伝説を脚色し、市内の人に青柳の杢太にちなんで道具を借りて上演した。その祟りで、善導寺が火元となり、芝居に道具を貸した人たちの所も延焼した。火事跡は蛇がうねったように燃えていたという。
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カタメノフナ
1954年 新潟県
中頸城郡青柳村の杢太が池の伝説では、片目の武士であった杢太が身を投げた杢太が池に住む鮒は今日でも悉く片目であると言う。
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イエジンサン
1996年 山梨県
ある家の人が、顔見知りの上人が役人に捕えられたときに、庇い立てしてやらなかったせいでその上人は処刑されてしまった。それからその家には病気や流産などの不幸が続いて、上人のたたりとされ、その上人をイエジンサンとして祀った。
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リュウノウロコ
1970年 福岡県
竜王ヶ滝の傍らにある竜神の祠には、1枚の竜の鱗が祀られている。この鱗は幡随意上人の得た物で、その法孫で浄久寺七世の輪誉上人が3枚のうちの1枚を持って帰ったものである。上人が滝壺に鱗を納めて竜を勧進し、念仏を唱えて雨乞いをしたところ、雨が降ったという。
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リュウ
1928年 新潟県
高田の善導寺には、一滴の水もない井戸がある。しかし8月15日になると水がいっぱいになっている。この井戸と青柳池とはつながっていて、この日は池の主である龍が参詣にやってくるからである。
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リュウジョ
1970年 群馬県,新潟県
幡随院の開山である幡随意白道上人が竜女を成仏させたという話が各地にある。上州の善導寺では竜女に説法授戒して号を与えた。また、越後の善導寺でも現れた竜女に授戒し号を与えた。竜女は喜び、水火の何から守ることを誓った。
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ダイジャ
1982年 群馬県
善導寺の住持・道阿上人の母が、明徳4(1393)年4月8日榛名権現に参拝しての帰りに、伊香保の沼に身を投げ、はたひろ(約24m)の大蛇になった。上人が会いに行くと、鱗3枚を渡し、善導寺に水の不自由はさせないと約束した。上人は沼の辺に石碑を建立した。
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メイドウ,ホウリキ
2001年 奈良県
出生時から神仏の加護を受けている中将姫は、度重なる継母の企みを免れ、13歳の時に勅命により龍田川の鳴動を止める。出家の後盗賊教化や幽霊済度、衆生済度などを行い、多くの人が中将姫のもとで出家をする。
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ダイジャ
1982年 群馬県
善導寺の住持・道阿上人の母が、明徳5(1394)年4月20日、榛名宮に参拝しての帰りに、伊香保の沼に身を投げ、角のある大蛇になった。上人が追善供養をすると、霊夢に母が現れて、元々筑紫広島池の蛇身であったが、仏道の種を得るために人間に化して人の妻となり、上人を生んだものである、よく追善供養してくれ、と言った。
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ニチレンショウニン
1972年 長崎県
ひでん上人と日蓮上人が雨乞い勝負をして、日蓮上人が勝った。ひでん上人は毒饅頭を日蓮上人に食べさせようとしたが、日蓮上人はそれを犬に食べさせたので犬は銀杏の木を三回半回って死んだ。日蓮上人は犬を葬って銀杏の木の杖を卒塔婆にして法華経を書いた。威力があったら三年ほどで芽が出るといいその通りになったが、杖が逆さまだったので葉が逆さまに生えてきた。その銀杏は今でも毒消しになるという。
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センジュカンノン
1983年 大阪府
法海上人がいた頃に、どこからともなく客僧が来た。上人に仕え一夏の間香水をとり、九旬過ぎて去ろうとした時その賃を乞うたが、上人が与えなかったので、波の上に立ち、我はふだらく山の主なりと告げ、千手観音の姿となって飛び去った。上人は千手の像をつくり安置した。その霊験はあらたかという。
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リュウジン
1934年 石川県
昔、龍池の畔に一九上人という僧が庵を営んでいた。ある月の美しい夜、1人の乙女が尋ねてきた。乙女は池に住んでいた龍で、余命がないので上人に読経してほしい、してもらえたら末代まで荒磯からこの島を守ると言って消えた。上人は読経し、翌朝、海女を池に潜らせてみると、池の底に龍の頭の骨があった。それ以来、波が島に上がることはなくなった。
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ヘビ
1957年 新潟県
貝平の池の原の蛇と青柳の池の蛇が喧嘩をして、青柳の池の蛇が聞田のヤゲから剣を借りて勝ち、貝平の池はなくなった。ヤゲの葬式には青柳の池の蛇が雲に乗って参列してくるので、雨が降る。
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リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
旧幕時代、3月14日を中心に1週間、善導大師の法要が行われた。その期間中に青柳杢太という竜神がお参りする。その証拠は、畳が水で濡れているという。法要中は必ずほんの少しでも雨が降る。
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リュウジョ
1970年 山梨県
日蓮上人が身延山で説教をしていた時、竜女が女に化けて聴きに来ていた。竜女は日蓮上人に見破られて正体を現し、身延山の鎮守になった。また、日蓮上人が流された佐渡にも竜女教化の話がある。美しい娘が日蓮上人の読経を聞きに来ていた。娘は結縁のために袖に曼荼羅を書いてほしいと頼んだ。上人は願いどおり書いたが、娘は実は蛇だったという。
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オンンメサマ,ウブメ
1977年 神奈川県
昔、大巧寺の上人が川にかかる橋を通りかかったところ、赤ん坊を抱いたウブメに出会った。冥土の苦難を訴えるウブメに上人が経をあげて回向してやると、その心は鎮められた。数日後、美しい女が上人の前に現れ、お礼として1包みの金を置いていった。上人はこれで宝塔を作ったのだが、それが今日も大巧寺にある。
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カタメウオ
1975年 兵庫県
摂津国川辺郡昆陽池の魚は皆片目である。昔、行基上人が1人の男が倒れているのをみつけ有馬温泉に誘ったが、男は動けず、鮮魚が欲しいと言った。上人が魚を見つけてくると、男は先に食べろという。上人が半分食べると、男は、身体に黒瘡があるので舐めて欲しいと言った。上人がそれを舐めたところ、男はたちまち薬師如来となって、上人を試すため病身となって現れたと言った。その魚の残りを昆陽池に放ったので、片目の魚になったという。
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