ノブスマ 1938年 高知県 ノブスマは夜、旅人の行く手に襖や壁のように立ちふさがる。上下左右、どこまでも続いており果てることが無い。ノブスマに驚いてしまうと、途端に気を失わせられるが、落ち着いて煙草でも2,3服すると、その間に消える。
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カッパ 1934年 岐阜県 カッパが出て、6月16日に、尻の子を取って、水神に供える。そのためこの日以前には、なるべく泳ぎに行かないように、子供に注意する。
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ノブスマ 1965年 ノブスマはムササビの方言であり、ツチコロビ、ノツチなどと読んで蛇と見ている地方もあり、野の精霊である。
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(ヒヲタクバショ) 1960年 三重県 月の数の日(5月は5日、6月は6日)には火を焚く場所を慎重にする。その日畑で火を焚いたため、顔に痣のある子が生まれたことがある。
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イシノヤジリ 1976年 秋田県 元慶8年6月26日、秋田城で雷雨の時に石鏃が23枚降った。
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ノブスマ 1938年 高知県 ノブスマは、まるで壁のように前面に立ちふさがり、上下左右すべてにおいて果てが無い。腰をおろして、煙草を吸うと消えるといわれている。
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(ゾクシン),キツネ 1935年 栃木県 狐を殺すと、子供が祟られるという。
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テング,ヤマ,(ゾクシン) 1915年 福島県 旧暦2月と12月の8日と9日は山に入らない。山に入ると天狗様にさらわれるという。
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ウシ,イエ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 5月と6月に牛が家の中に入ると、その家が潰れるという。
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ライジンサマ,(ゾクシン) 1915年 福島県 天水場では、旧暦5月6日を雷神様の日といい、田に入ることを忌むという。
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アダチガハラノオニババ 1971年 福島県 安達ヶ原の鬼婆というのは昔、子どもを捨ててどこかの殿様に仕えていたが、殿様の子どもが病気で子どもの生血を飲ませれば治るといわれた。それで、忠義な人だったので通る人を泊めては殺していた。ある日、夫婦連れが泊まった。奥さんが産気づいて旦那さまが産婆さんを呼びに行った。その後に奥さんは殺されてしまった。そしたら、その殺した娘は自分の娘だった。多くの人を殺した罰で自分の娘を殺して、その後改心したという。
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ヌスットオクリ 1938年 福島県 村人のなかに盗人がいてもあからさまに言えないので、男女2体の藁人形を作り、これをかついで村はずれまで送り、竹槍で人形を突いて川の中に投げてまた突く。そうすると実の犯人は同じところを病むと信じられている。
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ヘビ,ツキ 1968年 佐賀県 旧暦7月26日には、青年会の行事として二十六夜待ちをする。この日はお月さんが年に1回蛇から逃げる日で、それを応援するために笛や太鼓を演奏して賑やかに月の出を待つ。月が3体出る、月が3つに分かれて出る、という。
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ハッキ 1974年 京都府 寛政6年6月12日の夜から3日間、巽の方角から白気が起こり、房心を経てやって来て、末は乾の方角に及んだ。すると翌月の6日に貴人が死んだという。
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シバテン,シバテング 1942年 高知県 シバテンもしくはシバテングといわれる妖物は、土佐郡土佐山村では、芝天は旧暦6月6日の祇園様の日から川へ行き、猿猴になると言われ、この日川に胡瓜を流すのはこれに食べさせるためであると言っている。
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ダイリュウセイ 1976年 中国 献帝4年6月6日、天狗星が北に行った。音のするものを天狗といい、音のないものを枉矢という。
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ガラボシ 1978年 和歌山県 山の悪日は6月16日、川の悪日は6月14日である。その日に川へ行くとガラボシが引き込む。
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アヅキトギババサマ 1929年 栃木県 夕方になると川のふちにいる小豆とぎ婆さまがその辺に遊んでいるこどもを隠してしまうという。
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レイジャ,コセン 1973年 北海道 文政6年6月のこと。松前領エサシの近郷、アヒノマ村の立之助の妻よすは、素朴で欲がなかった。文政6年6月に彼女は畑で古銭をぞくぞくと掘り出した。しかし畑仕事が疎かになるので、少しだけ掘り出して宿所に持って帰った。その帰路に小さい蛇が後ろから付いてきたが、門あたりで見えなくなった。それを聞いた立之助が銭の入れてある簣を見ると、小さい蛇がいたのでキセルで殺した。立之助はまだあると思い、かの畑を掘ったが何も出なかった。これは霊蛇を殺したからと思われた。
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キツネ 1966年 福島県 キツネを殺し損ねると、ニワトリをとったり、子供を殺したりする。子供が寝ているとキツネがやってきて、シリッポを口の中に入れて殺す。
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オカッパサマ,(ゾクシン) 1960年 宮城県 子供が河童に取られぬように、6月15日にお河童様にキュウリを供える。腰から下の病も治してくれる。
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