国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

モウジャブネ,フカ
1937年 青森県
明治時代、いか釣に出ていると10トンほどの船が来るのが見えたのでよけたが何もこない。港に入ってくることもあるが、港には何も来ていない。これは人を食った「ふか」が化けるものだといい、亡者船と言われる。味噌を水に溶かして流すとよけられる。

類似事例(機械学習検索)

フネ
1990年 沖縄県
人が死ぬ前には「船が来る、船が来る」という。
類似事例

モウジャブネ
2001年 青森県
海で死んだ者が亡者船になることがあるという。亡者船は大時化の時でないと現れないと言われているが、宗谷まで流された時にこれに出会って助かった人の話がある。
類似事例

フナユウレイ
1973年 富山県
昭和二十九年三月十七日、北海道沓形港で大しけにあい機械船が沈み、その後ユウレイ船が出没した。ユウレイ船は港へ入っても波一つたたない。また安全灯が一般の船と反対になっていたり、光にも光沢がない。
類似事例

シンカ
1935年 沖縄県
台風にあって、今帰仁の郡外を漂流していた人々の前に、神火がともり、山と港を示したので、船は無事仲宗根港に帰ることができた。
類似事例

フネ
1990年 高知県
おばあさんが死ぬときに「船が来る、船が来る」と言った。「どんな船」と聞くと「きれいな船」と言った。そして、「ああきれい」と言って息をひきとった。
類似事例

アンバサマシンコウ
1964年 福島県
あんばさまを飾られた港から船を出すと、ろを折られたり、かぎをなくされたり、不漁になったりする。
類似事例

ミズウミノオクリビ
1980年 滋賀県
夏の土曜の頃、夜の11時前に鰻を捕らえる筒を沈めに船で川に行った帰り、向こうの方に火が見えた。僚船かと思い呼んでみると、近づいてきたのは湖の送り火だった。逃げても着いてくる。ようやく港に来たら消えた。その人はその後1ヶ月ほど寝込んでしまった・
類似事例

タヌキ
1996年 香川県
福蔵は船を港に入れるために、沖の方で潮待ちをしていた。潮が満ちたので、船を入れようと漕いでいると、10人ぐらいの子供が後から船を押した。福蔵はこわくなって倒れこみ、岸について目が覚めた。子供は狸だったという。
類似事例

ボウレイセン,フナモウレン
1937年 和歌山県
流れ仏が出たときには天気の悪い夜に、死んだ人が乗っていた船が亡霊船になって現れる。これを本物の船と見間違えると難船するといわれているが、よく見れば間違う事はない。強風のときに自分の船の反対方向から帆が走ってきて、それが船の前を横切ったらそれが亡霊船であるといわれている。
類似事例

ヘビアナ
1941年 福井県
蛇穴の沖まで来ると急に船が動かなくなった。きれいな女が出てきて、船の上に立っていたので、刀で切りかかると女は船を放した。すると船は走り出した。
類似事例

ヤケヒヤマゴンゲン
1974年
船が闇夜で方角が分からなくなった時は、隠岐の焼火山権現に火を願うと、船が進むべき方向に火が見えて、その方に行けば港に着くという。
類似事例

(キエルオオキナフネ)
1976年 大分県
大きな船がどんどん近づいてきて、突然ぼっと消えることがあるという。
類似事例

ユウキ,(ユウレイセン)
1935年 三重県
庄屋の兼次郎がある小雨が降っている夜に、船に載っていた時のこと。とある童子が驚いて、漂流船が見え、白帆船がこの船に衝突してくると言った。しかし兼次郎の目には何も見えなかった。これは幽鬼のしわざかと思われた。
類似事例

カワウソ
1929年 長崎県
何とも知れぬものが船にのぼろうとすることがある。ある時、沖に人のいない船があり、強気の男が行くと、果たして出てきた。やっとのことで帰ったが、これは河獺のすることだろうと言う。
類似事例

モウジャセン
1981年 大分県
亡者船(幽霊船)に柄杓を貸すときは、船に潮を汲みこまれて沈没しないように、底を抜いて渡す。
類似事例

ムネ,ムカエ
1990年 高知県
昭和20年から25年までの話である。臨終を迎えた人が死の直前に「船が来た、船が来た」と言って死んだ。
類似事例

フナユウレイ,ウミボウズ,イソオンナ
1932年 長崎県
幽霊船や海坊主は柄杓を貸せという。そこを抜いて貸さないと船に水を注がれて沈められる。船幽霊は決して艫からは船へ上がってこない。船玉様がともの方を向いているからだという。磯女は乳から上が人間で下は幽霊のように流れていて、やはり船を襲う。
類似事例

フネ,ムカエ
1990年 高知県
死ぬときは船が迎えに来る。
類似事例

フナダマサマ
1968年 愛媛県
大泊の港に船を止め、山越しして粟生まで帰ってくる途中で、「チンチン」という音がすることがある。このことを「船霊様がついてくる」という。
類似事例

フナユウレイ
1983年 愛媛県
船幽霊をよけるために船の進路を変えると自分の船が岩にぶつかったりして難破する。そのまま進んで行くと幽霊の方が消える。
類似事例

ソコユーレイ
1933年 長崎県
平島では船幽霊をソコユーレイと呼び、船につくと船は少しも動かなくなる。万灯のような灯をつけて幽霊汽船が来る際、人の声だけがして汽船の走る音は聞こえないという。また、江島の船が、天気が崩れたので帰ろうとすると、裸でヤアヤアと言いながら6人が泳いできて船にかじりつき、船が動かなくなったという。追い払っても再び泳いできたという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内