キツネ 1938年 青森県 絶対に狐にだまされないぞと言っていた3人の若者が狐のいるところへ行ったが、やはりだまされた。
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キツネ 1974年 栃木県 山奥で炭焼きをしている人が、狐が縁の下で「夜が明けるよ、夜が明けるよ」と言うのを聞いた。
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キツネ(ゾクシン) 1949年 兵庫県 着物のしつけ糸を取っていないと、狐にだまされる。白いれんげを持っていたら狐にだまされない。夜、油揚げを煮ると狐にだまされる。
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キツネ,ウツクシイオナゴ 1938年 青森県 歌の上手な男と女がいたが、正体が狐だと言うことがわかり、村人が捕らえに行った。狐を捕らえようと待ち構えていると、美しい女が来て提灯を預けていった。やがて朝になると、提灯は木の根になっていて、狐にだまされたと気付いた。
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キツネ 1978年 山梨県 9月ごろのこと。年寄りの爺さんガ狐に化かされて道がわからなくなり、提灯行列に着いていっているつもりで田んぼの中を歩かされた。氏神様の前でわかったときには、下駄はなくなり、着物もボロボロになっていた。
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キツネビ,キツネ 1977年 茨城県 田んぼ道を、列になって点滅しながら動いていく狐火を見たことがある。狐の嫁入りだと教えられた。この辺りには多くの狐や狸が住んでいた。帰りに土産の天ぷらを狐に取られた、狐に化かされて田んぼを這い回っていたという話も聞かれた。
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キツネ 1963年 宮城県 狐にだまされたときは「だまされたな」と思うとよい。そう思わないと、どこまでもだまされつづける。
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キツネ 1997年 奈良県 子供が夜道を歩いていると、前から2つ3つの光が見えた。これは狐だと思っていると、母の持っている提灯の明かりが見え、その時には前にあった光は見えなくなった。
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ヒトツメボウズ 1982年 広島県 昔、あるおじいさんがモセを取るために夜2,3時頃に段原の人焼場の川筋の浜にいたら大きい一つ目坊主が現れ背負って帰れといいながら背中に乗ってきた。仕方なく峠の所まで帰ったらここで降ろせといい、夜はお前たちの世ではないといって帰ったという話がある。
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キツネ 1939年 青森県 荷馬車曳きの男が自分の家の前に馬をつないで届け先を訪ねまわっていたが、実は狐にだまされて国道の電信柱に馬をつなぎ、松林の中を歩いていたことに夜が明けてから気付いた。
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ソウシキ,シノヨチョウ 1946年 香川県 棺を焼場に運ぶ途中で三回転ぶと死ぬ。
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キツネ 1934年 石川県 狐はいくら上手く化けても、水から上がるときに足をぶるぶる振って水を落とすのでわかる。ある時、狐に場勝れないように用心していた男がいて、狐が人をだますところを見ていたつもりだったが、結局は自分がだまされていた。
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テング 1984年 山梨県 道をぐるぐる歩きまわっているのは天狗にだまされたからだという。
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キツネ 1931年 長野県 帰り道がわからなくなり、迷い歩いた。夜が明けて家に帰ったら大変な騒ぎになっていた。赤木山の狐に化かされたのである。
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スソノナガイマルイヒカリ 2002年 山口県 漁民が夜明けに裾の長い丸い光を見ることがあるが、その時には船には乗らない。
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ゴライコウ 1979年 新潟県 御来光は今も拝むことができる。山のほうに光がさしているのである。松の露にさした日が反射しているのだろう。
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キツネ 1938年 青森県 狐にだまされまいとした者がいたが、結局はだまされて、馬の糞を食わされた。
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キツネ 1984年 大阪府 お宮の供物を狐がとりにくるので、ある男が番をしていると嫁がくる。嫁は男を帰宅させようと色々と言うが、暗いのに顔がはっきり見えるので、狐にだまされていると気づく。男はだまされまいと耳を貸さなかったが、ベッピンさんになって出てきた狐が「あんたはだまそと思っても、だまされん、ほうびをやる」と言うのに、とうとうだまされてしまった。松島の遊郭に行き、ご馳走や風呂にありついたつもりが、朝には野壷に入っていて、供物も取られていた。
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キツネノヨメイリ 1988年 茨城県 昔は、夜になると狐が5匹ほど現れて、青い光を出して飛び跳ねていた。光は狐のくわえる牛の骨から出ると言う。
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キツネ 1972年 千葉県 茂原に出る途中の小さな道でよく狐に化かされる。そういう時は窪んでいるところが高く見える。化かされていると気付いたら、煙草を吸うと狐は逃げると言う。
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キツネノチョウチン 1986年 京都府 夜、遠くでいくつもの提灯の火が灯ることがある。これを、狐が提灯を灯すと言う。火はずっと遠くに見えるが、実は狐はほんの目の前にいて人の目をうまくだましているのだという。
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