リュウグウノカミサマ,ネリヤノカミサマ,テルコノカミサマ 1986年 鹿児島県 奄美諸島では、竜宮の神と称する神祠は少ないが、ノロのカミグチには登場する。大和村大棚のノロの旧暦9月9日の浜御願では竜宮の神様、ネリヤの神様、テルコの神様という語がある。同じノロの漁祭り(新造船と拝む儀礼)には「ジュウゴウ神様」と唱え、竜宮の神に豊漁を祈る。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 山の神に関する俗信。山のコは1月9日、3月9日、12月9日に行い、この日は山に入ってはいけない。山の神の使は白ウサギだといわれていて、見ると祟りがあるという。
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テング,(ゾクシン) 1942年 富山県 夜に浜を通ると天狗がでる。
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ベンザイテン,リュウオウ 1986年 鹿児島県 奄美大島では弁財天の信仰は、厳島神社が各地に村落神として祀られている。瀬戸内町では、清水、網野子、阿鉄、古志にある。安脚場には金毘羅が祀られており、徳浜には竜宮神を祀ってある。
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ヤマノカミサン 1961年 鳥取県 山の神さんは2月9日に木を植えて、10月9日に数えるので山へ行かない。
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ウシボネ 1936年 兵庫県 昔、浜で漁をしていると、陸にうしぼねという牛が見えることがあると言っていた。
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シツ 1972年 沖縄県 旧暦9月10日にンナフカ(来訪神)がユー(世果報)を配る。
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コトリ,(ゾクシン) 1932年 沖縄県 小鳥が家に入ると厄があるので、ハマウリをする。ハマウリとは浜に降りることで、厄除けになる。
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リュウジン,ウラシマ,リュウグウ 1928年 鹿児島県 奄美大島本島の龍郷は、竜神の本拠地であったといわれている。竜神を祀る天女の社で行われる祭りは龍願といい、ここが浦島の訪れた竜宮であるとされている。
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スイコ,(アザラシ) 1993年 浜に上がった水虎の絵。
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シロイモン,ロクブ 1975年 高知県 山を下りていくと、白いものに出会った。浜に出ると、再び2つの白い物が待っていたが、また逃げてきた。別の浜でもまた会って、一晩に三度も同じものを見たことになる。
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テング,ヤマ,(ゾクシン) 1915年 福島県 旧暦2月と12月の8日と9日は山に入らない。山に入ると天狗様にさらわれるという。
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ネリヤ,ニライ・カナイ,ワタガナシ 1986年 沖縄県 竜宮について、琉球文化圏では固有の名称をもち、奄美ではネリヤ、沖縄ではニライ・カナイと呼ばれる。また、奄美ではネリヤの神に対してワタガナシという表現もある。ニライ・カナイは海上他界とも海底の異郷とも言われ、そこから来訪する神は海神の一種である。
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ダイジャ 1956年 東京都 差出明神が大蛇を退治した。大蛇の血で赤くなった浜が血走り浜。新島に尻尾を縛ったので新島の浜は窪んでいる。退治した太刀が御笏神社にあるので三宅島に蛇は寄り付かない。
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ハブ,ヘビ,リュウ 1941年 沖縄県 ハブに関する俗信。ハブの鼻の穴は、最初は2つだが脱皮するごとに増えて7つにまでなり、この鼻の穴が7つあるハブにかまれると助からないという。何百年も風を吸い、年経たハブは天に昇って龍になるという。ハブが人を噛むと、その人が死なないか心配して三日以内に噛んだ場所とその人の家に様子見に行くという。雷が鳴るとハブの卵が腐るから、雷が多い年はハブが少ないという、など。
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アタゴサン 1937年 兵庫県 家が火事になったとき「早く消えますように。消えたら願済ましにいきます」と愛宕さんに祈ったら消えた。3年願済ましをしていなかったらまた火事になった。そこで思い出して願済ましへ行く途中、火縄を持った坊さんにあう。今からその家に火をつけに行くというので泣いて頼んだら棟だけですんだ。
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ゴシキガハマ 1974年 京都府 五色ケ浜に漂着した若い女の水死体が抱いていた赤ん坊は、五色ケ浜の小石を手にすると泣き止んだ。赤ん坊の死後、五色ケ浜の小石を持ち帰る者は激しい腹痛に襲われたが、「子どもや、おまえの石をもろうて行くで」と唱えるようにすると腹痛は起きなくなった。
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クチ 1977年 鹿児島県 実害のあるクチをフイグチと言い、クチを入れられると吐き気をもよおし、吐いたものの中に血が混じっている。クチを入れられたままにしておくと生命にかかわるのでカエシグチを行わなければならないが、相手に悟られないようにしないと更に悪感情を抱かれる。
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クチ 1977年 鹿児島県 クチの強い人と口論すると言い負かされて病気になる。また、クチの強い人は、時々顔が重くなるが木や石などにクチを入れると軽くなる。クチの入った木や石に触れると、クチの人とは無関係の人でもそのクチが入って頭が痛くなることがある。
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シロイケ 1976年 京都府・滋賀県 明和6年9月7日、8日、9日の3日間、白キ毛が降った。
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リュウジン,リュウオウ 1986年 沖縄県 那覇にあった竜王殿は中見城にあったのを天妃廟前に移したといわれている。旧暦1月4日、5月5日、9月9日、11月冬至、12月24日に祀っていたと『琉球国由来記』にある。
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