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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1919年 静岡県
伊東の某寺に天狗の詫証文が伝わっている。言語学者の大槻如電がその宝物を拝観したが、その字は読めなかった。如電氏は後にその文字は女真文字ではないか、と語ったという。

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〔センニンノモジ〕
1982年
慶長3年に大樹公(徳川家康)が狩りの時、鶴の羽裏にあった4つの文字を書いたという。この文字を天狗に遣われたという虎吉に見せると、仙人が常に唄う符字のようなものの中にある文字であるといった。
類似事例

ケンナンサイナンヨケノモジ
1982年 和歌山県
紀伊国に住んでいた男は弓を射るのが好きで、常に百発百中であった。しかしある時鶴を射たが当たらず、2射目もはずれた。不思議に思った男が鶴を捕らえて見てみると羽に文字が書いてあった。その文字を他の鳥に付けて矢を射ると、やはり一矢も当たらなかったので文字の守りなのだろう。この文字を所持する時は剣難や災難はないらしい。
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(ゾクシン),(ウマレカワリ)
1933年 石川県
土葬の際腋の下に墨で名前を記し置くと、その人が再びこの世に生まれ出るとき歴然と其の文字があらわれ埋めた墓地の土でこすり取るほかは、消すことが出来ないという俗信がある。その文字をぼうじ(墓字か)といっている。
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エンコウ
1955年 島根県
馬を洗っているとえんこうが取り憑いたので、引っ張り返して捕まえたという。君谷村の玉泉寺では、今後川で人をとらないと約束して証文を入れ、口羽村の宗林寺では、和尚が岩に文字を刻んで、その文字が見えなくなるまで人をとらないと誓わせた。えんこうは毎晩出ては岩の文字を消そうと撫で続けたという。
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(カキノキノモジ)
1977年
柿の大木が真ん中から裂けており、そこに天下という文字がある。この木はある寺の渋柿で、切って薪にしようとしたところ、文字があったため、めでたいものとして、薪にするのを止めて、京から送ってきたという。
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(カキノキノモジ)
1977年 愛媛県
文化11年の春、伊予国大州領宇和川村の、がらがらという土地の畑に大きな柿の木があった。作物の邪魔になるので、畑の持ち主がその木を切ろうと、根本を斧でまっぷたつにしたところ、文字があった。「太王左月(右の旁は不明)」と読めた。文字は濃藍色であった。
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チマミレイシ
1989年 三重県
織田信長と北畠氏が激しい戦いをしたときに、血まみれの落武者がそこで死んでいた。雨が降ると表面に仏教でいう一円相の文字跡が浮かび、下方の信士の文字だけが判読できる。祟りを恐れられ今も動かされていない。
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バケモノ
1989年 鳥取県
念仏岩に彫ってある南無阿弥陀仏の文字が消えてしまったら、化け物が出るといわれていた。
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サムハラ
1976年 福岡県・兵庫県・東京都
福岡で鶴を捕ったところ、翼に「さむはら」という4文字の符字があった。これは長命の符字であるだろうと人々はこれを写し取って帯びた。また淡路のある寺に斉藤実盛の位牌があり、その背にこの4文字がある。最近、江戸でこの符字を帯びた人が落馬したが怪我をしなかったので、これを帯びることが流行した。
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テング
1989年 静岡県
伊東市玖須美の妙照(妙昭)寺には、天狗の詫び書が伝わっている。
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ウシ,ヨダレ,キョウモン
1928年 長野県
老婆の手元から布を奪い、善光寺へ導いた牛が途中でたらしたよだれは、経の文字になっていて「南無大般若波羅蜜多」と読めた。老婆はこれを数回称えた。
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(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
死んだ子に「南無妙法蓮華経」と書いて埋葬したら、牛の子にその文字が浮き出た。
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シロギツネ
1939年 京都府
長吉という男が寺にやってきて、和尚と面談したり人々に文字などを教えたりしていたが、正体は白狐であった。その寺には白狐の書いた軸があるという。
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カミナリ
1980年 愛媛県
讃岐国の城下に落ちた雷の跡を見ると、張氏の3文字の姓名が柱に逆さまに刻み込まれていた。
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テンジン
1974年 沖縄県
琉球国に天人が降り、文字を教えた。ある時、日の悪いときに家を建てた人がいて、天人は占者になぜ悪日であることを告げないのかと怒った。占者は自分に尋ねなかったからと答えたので、天人は文字の書の半分を天に持ち帰ったという。
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(ゾクシン)
2002年 香川県
火の玉が落ちたところには、宝物があるといわれている。
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ボウレイ,ヘビ
2000年
亡霊が誰かに宝物をやるから救ってくれという伝説では、蛇が宝物の番をしている。
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サイナンヨケノモジ
1982年 京都府
文政年間の京都大地震が起きる前に、吉田家より配られた災難よけの文字を所持していた人間は、1人も怪我しなかったという。
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リュウノホネ
1970年 大阪府
宝池庵という寺の寺宝として竜の骨を蔵している。生物学者の話では、実は鯨の骨だという。
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イヌガミ
1936年 高知県
犬神はその家に伝わる。
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キツネ,タヌキ
1989年 鳥取県
旧道に狐と狸の化け物が出たので、和尚が岩に南無阿弥陀仏の文字を彫り付けて、化け物を閉じ込めた。
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