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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クジラ,ウマレカワリ
1915年 石川県
白痴の者を大切にする風習がある。面倒を見る家族がいなければ村中で面倒を見る。白痴の者が命尽きて死亡すると、次の世に鯨に生まれ変わってこの浜に上がり、世話をしてくれた村人に多大な利益を与えて恩を報じるからだという。その証拠に鰭の下にその者の名が現れているともいう。

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ヤマヒメ
1956年 鹿児島県
山ヒメが子供を見ていて欲しいと頼んで来たので抱いて面倒を見ているとだんだん重くなってきた。御礼にと魚をたくさんもらい、その家はそれから栄えた。
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キツネ
1940年 滋賀県
狐の一家の面倒を見てやった善養寺の者は、お礼として薬の製法を伝授された。それで作った薬は大変好評で、お金持ちになった。狐自らが売り広めに回ったという。
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クダン
1921年 和歌山県
26、7年前三輪崎の村外れの漁村の家で、件を檻に入れて養っていた。それはその家に生まれた子で、成長しても白痴で、獣のように這うだけだった。顔は牛のようで、体は人であった。この者の言うことに偽りが無いので証文に件の如しと書く。
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ジゲンホウシ
1994年 千葉県
慈眼法師と弟二人の面倒をみてくれた村人への感謝から、法師は入定して報いようと、鉦を叩いて念仏を唱えて続けて死んだ。その後、村には火災が起きることはなかった。
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レイム,シンレイ
1973年 秋田県
大平山に鎮座する三吉大明神を信仰している者が怪しい夢を見た。それは山上で神人が人に日頃信仰により利益を与えるというものだった。妻も同じ夢を見たので急いで祠を建てると様々な願いが叶ったが、成就した時餅を供えなければ祟った。
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ヤマジジ
1942年 高知県
土佐郡の雪光山で眼の青い人間より少し大きい者が現れ、猟師の前に座った。猟師は近所の者にその話をすると、据銃を仕掛けて来た者がいた。5日程して行ってみると死んでいるものがあり、ヤマジジというもので、雪光山の主だったという。その後、殺した者と家内の者はすべて死んでしまった。
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(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
心中した者の頭に字を書いて埋葬したら、長野県の方で生まれ変わった
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オオクジラ,カンノンゾウ,イシ
1996年 三重県
鯨山出現観音の伝説がある。夢に出た観音の言う通り浜を歩いていると、一匹の大鯨が近づいてきて、その上に一体の観音像を乗せていた。この浜の平という人物が取り上げると、鯨は石となった。それを鯨石と呼ぶようになった。
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クジライシ
1996年 三重県
波切神社には、鯨石がある。鯨石は、鯨の腹の中から出てきたものだという説がある。
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クジラ,ウミノカミ
1996年 大分県
明治十九年に漁師が鯨を引き上げたが、すでに死んでいた。鯨は海の神の使いとされていたので、鯨の骨と一文銭を入れて埋葬した。
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ウマレカワリ
1984年 新潟県
屋根の下で死んだ者は、すぐ生まれかわるが、外で死んだ者は7代浮かばれないとといった。
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(ウマレカワリ)
1992年 宮崎県
人間に生まれ変わるには、動物を経て7回生まれ変わらなくてはいけない。
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リュウジンサマ,ヘビ,イエノカミ,タクチノカミ
2001年 青森県
某家では、屋敷地に蛇が現れてから家の者が度々蛇の夢を見る為、ベットウに見てもらったところ、それが龍神様だと分かったので祀ることとした。また、ある家では、家に病気になる者や若死にする者が出た為、ベットウに見てもらったところ、家の神を祀れと言われ、祠を建てた。
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ヒーダマ
1969年 沖縄県
ヒーダマが家の上に上がったらその家の家族に、墓の上に上がったらその墓の持ち主の家族に不幸があるといわれた。
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シシガミサマ
1975年 愛媛県
200年ほど前、無相上人という高僧が大雪の日に奈良原山で小獅子を助けた。西ノ岡の瑞鹿山で修行した後に諸国修行の旅に出られたが、その時に獅子の世話を総代に頼んだ。総代は初めは面倒を見ていたがそのうちに怠りがちになり、獅子は田畑を荒らすようになったので、村人は獅子を鉄砲で撃ち殺した。以来、部落の者が祟られるようになったので、神に祭ることにしたという。
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カメ
1976年 青森県
明和6年8月、奥州津軽の浜辺を百姓が歩いていると、亀が鳥に襲われ殺されそうになっていた。百姓は鳥を追い散らし亀を助け海に戻した。その夜、夢に童子が現れ、恩を報じたいので、卜檀という薬木を奉りたい、浜に来て欲しいという。眼が覚め浜に行くと、亀が現れ木の枝のような黄色い物をくわえてきた。津軽の領主がそれを聞き付け、医者に見せたところ、本草にはあるが、いまだ見たことがある人がいないといった。
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(ウマレカワリ)
1933年 東京都
赤坂に馬鹿の乞食で亀次という者がいた。後にさる大名衆の子に生まれ変わった。生まれた時、手を開かず、次第に開いてきたら手のひらに亀次という文字があった。
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クダショ
1959年 長野県
古くから続く伊得の年より夫婦が続けて首を吊って死んだ。夫の病死後面倒を見てきた嫁も行方不明になった。その家の鴨居の中には七匹ものクダショがついていた。家は全く絶えてしまった。
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キツネ
1973年 三重県
昔、信太の森の狐が娘に化けて男に嫁いで子どもを産んだが、その子に尻のしっぽを見られて帰ってしまった。父親はその子を男手一つで育てていたが、あるときしも行きしなければならなくなり、子供にその子の面倒を見てくれないかと頼んだが、その子は断った。結局、子供を牛つぼに乗せて連れて行ったが、子供はカエルを捕ってきたという。
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ユメ,カンノン
1996年 三重県
鯨石と呼ばれるものがある。鯨が石になったという鯨山出現観音の伝説として残されている。浜の平という人の夢に観音が現れ、早く海上にいる我と一緒に家に帰るようにと告げた。
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クダギツネ
1913年 長野県
管狐を飼っている者は、癩病の血統の者よりも縁組を嫌われる。管狐に憑かれた者は、行動や言動が狐のようになり、油揚げばかり食べるようになるという。また、管狐を飼っている家の者に羨ましいという感情を抱かれた者は、満足な終わりが見られなくなる。
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