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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミサマ,アカギメイリッシン,セッタリッシン,ヤスキヤバリッシン
1973年 鹿児島県
昔、神様は奄美大島の岬のさきざきに立神をおかれた。赤木名立神、節田立神、安木屋場立神、名瀬立神、今里立神はこうしてできた。この立神のおかげで島は固まり、人間が住めるようになった。

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ヤマヨメジョ
1971年 鹿児島県
昔ある男が寝待海岸の方から山に入ろうとして美しい姫に出会い、これに求婚した。彼女は山の神の娘であったためその父に伺いを立てることになった。父は特に美しくはない姉のほうが年を取っていたのもあってそちらを嫁がせたかったため姉妹一緒に嫁にやることにしてそれは男には伝えなかった。しかし姉のほうは帰されてしまった。この時に海岸の一面がムクムクと盛り上がって立神という島になった。寝待のことを姉待とも書く。昭和27年ごろ、夕暮れ時に青年が牛に乗って金鉱を掘った穴の前を通りかかると、牛がどうしても進まなくなった。穴の上の方を見ると夜目にも白くうつる若い娘がドカッと座ってニクヮッと笑った。
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アマミオオシマ,アマミキヨ
1973年 鹿児島県
奄美大島の人々は、自分達をアマミキヨの子孫であると考えている。アマミキヨは、まず奄美大島を治めた後、沖縄へ行ったという。
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マブリ
1982年 鹿児島県
奄美大島では、マブリ(霊魂)は背筋から抜ける。
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マブイワカシ
2000年 沖縄県
死者が安住できるように、奄美大島では四十九日目に膳を作って、頭越しに海に投げる。
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コエ,ミシゲ,キン
1953年 鹿児島県
奄美大島の例では、「飛びつこう飛びつこう」と呼ぶ声に返事をした子どもが何かにとびつかれ、重くて歩くことができずに這って家に帰り、母親にミシゲ(杓子)で叩いてもらったら金になった。
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ヤマネコ
1929年 東京都
島に人が住んでいないころ、この島へ行く人を山猫が喰い殺して困っていた。大浦又次福谷太左衛門という侍が槍で退治するが、今度はその霊が人を取り殺すようになった。大島に来た役行者が祠を建て、その島で猫という言葉を使わないようにするとおさまった。
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ミサキ
1965年 高知県
同じ場所で何人も死んだり、仏になれずに迷っている死者が固まっていたりしているときなどを、「ミサキがびっくりして漁ができない」という。
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オサキ
1915年 東京都
飯櫃(おはち)を叩くとをさきが来るといわれている。
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インガマヤラウ
1985年 沖縄県
インガマヤラウが住んでいる所に火をつけられ、岬、赤木の根元、アダンの幹、八重山へと次々に住む所を移したがそのたびに焼かれた。報復としてインガマヤラウは木箱の中に悪性のマラリア菌を入れて人間に送り、全滅させてしまった。
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ヤマヲゥル,ヤマワロ,ヤマンボー
1974年 鹿児島県
名瀬市小湊には、ヤマヲゥル(山童)という妖怪がいて、姿は子供のようであるという。
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ヘビ
1999年 佐賀県
神様のお使いの蛇は、島渡りをする。
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リュウジン,エビス,ウナリ
1986年 沖縄県
日本の竜神信仰はトカラ列島と奄美大島を境にして二分できる。トカラ以北のヤマト文化圏では海神の豊漁面はエビスに吸収されている。奄美大島以南の琉球文化圏では、豊漁や航海は竜宮の神に祈り、航海はウナリの力にも頼っている。ヤマト文化圏ほど、神々の機能分化は見られない。
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ヤマンボー,ヤマワロ
1974年 鹿児島県
名瀬では山彦(やまびこ)のことをヤマンボーと呼び、山の童のこと。名瀬市小湊ではヤマオレと呼ぶ。昔の人にとっては恐怖の対象であった。小さい声で呼べば小さい声で、大きな声を出せば大きな声で真似る。うっかり言い争って言い負かされたら、こちらが命を取られてしまうと恐れた。
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ジゾウ
1999年 鹿児島県
ある人が笠利から名瀬に行く途中、赤尾木を過ぎたころ、喜界島の方から照る月が反対から光をさしており、ウラジロの葉がひっくり返っているのに気がついた。さらに、見かけない地蔵が転がっていたので、触ってみると人間の肌のように暖かかく、どこかでお寺の鐘のような音がガンガン響き、100斤もある大猪が飛び出してきた。これは異常だと思い、着物の帯で近くの木に自分を植え付け、夜明けを待ち、無事名瀬にたどり着いた。
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ドウサキ
1975年 埼玉県
昭和49年頃の4月19日に、4つぐらいの子供が憑きものにつかれ、夜になると暴れ出した。子供の肌着を洗って干したら、1寸5分ぐらいの動物の足跡がついていた。これはどうさきの足跡だと判明し、どうさきの呪をして洗うと足跡は落ち、子供はよくなった。このどうさきは茨城県から来たそうである。
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オオサキ
1976年 群馬県
上州南牧には大さき使いがいる。
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カゼ
1956年 鹿児島県
奄美大島では、この世には肉眼で見られない諸々の悪霊がいて、それにあたると病気を起こすと信じられていた。「かぜ」はすなわち悪霊であると考えられていた。
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オサキキツネ
1974年 群馬県
おさき狐の憑いた家筋は結婚の時などは、よく吟味する。またその家の家具を他の家に入れればおさき狐が付いてくる。毎日食べ物を与えれば害はないが、怠ると食い殺されることもある。江戸に出れば離れる。
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オニ
1959年 大分県
神様が鬼を追い払って人が住めるようにした時、鶏がうたうまでに100ほど作ったら許してやるといった。鬼が99まで作ったとき、神様が箕を叩いて鶏の鳴き真似をしたという。
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オカゲマツリ,カミサマ
1988年 福岡県
文化13年2月12日に台風が村を襲ったとき、白庭神社付近だけは全く被害がなかった。これは神様のおかげだと言うことで、無事を感謝し、今後も災害が起こらないようにと始めたのがおかげ祭である。
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カガミイワ
2002年 滋賀県
鏡岩のおかげでうまく化粧ができて、幸せな結婚ができた女性が多くいるという。
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