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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

マモノ,コヲダイタワカイムスメ
1975年 高知県
猟師がたまたま火事場にであって手伝いをした後、子を抱いた若い娘に行き会った。シガキ待ちをしていると、谷いっぱいに口を開けた魔物が迫ってくる。一目散に逃げるとまた同じ娘が近づいてくる。その後猟師は熱病にとりつかれ、一週間後に死んだ。

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サル
1931年 長野県
ある猟師が山で妊娠していた猿を撃った。その後間もなく猟師の3人の子が死に、血統が絶えてしまった。猿を殺した祟りと言われている。
類似事例

ヘビアナ,ムスメ,ダイジャ
1940年 福島県
ある夏の終わり、猟師が蛇穴を見つけて入っていくと、そこに美しい娘がいた。娘は猟師に「私がここにいたことは誰にも言ってはならぬ」と言われて帰ったが、後日秘密を口にしてしまい、そのときからもう一度蛇穴に行きたくなった。初冬の暖かい日に猟師は蛇穴に向かい、それきり帰ってこない。蛇穴には大蛇が棲んでいたともいう。
類似事例

キツネ
1963年 岡山県
狐は娘に化ける。1950年前後の春の夜、黒い犬が追ってくるので石を投げようとしたら、隣の娘だった。一緒に行こうと待っていてもこないので振り返ると、いなかった。隣の娘はずっと家にいた。その妹娘も同じように見かけられたことがある。猟師が狐を仕留めてから、そんな怪異はなくなった。
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オニ
1941年 秋田県
空の鬼が娘をさらい、娘は鬼の嫁になって子を産んだ。婆がソラ豆の梯子で娘に会いに行くが、鬼に見つかって追われた。娘の機転で難を逃れ、娘、婆、子の3人は家に逃げることが出来た。
類似事例

ツツジノムスメ,マショウノケシン,アタタカイモチ
1987年 長野県
若者は,毎晩毎晩細い身で険しい山を越えてくる娘に疑いを抱き,魔性の化身に違いないと思うようになった。娘と関係を続けると,いずれ食い殺されてしまうのではないかと考えた若者は,娘の殺害を決意する。山中の断崖で待ち伏せしていると,娘が疾風のような速さで通り過ぎようとした。若者が踊り出て娘の体をつくと,娘は叫び声を上げながら谷底に落ちていった。その後,娘の落ちた辺り一面に真っ赤なつつじの花が咲き乱れるようになった。娘の血が花と化したものだという。
類似事例

シカ,ダイジャ
1931年 大阪府
飼い犬を伴って出かけた猟師がいた。ところが、頻りに犬が吠えるので獲物を取り逃した。怒った猟師は犬の首を切り落とすが、犬の首が猟師を食わんとした大蛇に噛み付いたため、猟師は間一髪助かった。
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ヘビ
1975年 福島県
ある猟師が兎を撃ったら蛇が出てきた。蛇に鉄砲を撃ったら睨みつけてきて、猟師は病気になってしまった。
類似事例

ヤマイヌ
1959年 長野県
犬と共に猟をしていると、夜中になって犬が大きな声で鳴く。うるさいので斬ってしまうと、その頭が猟師の頭上にいたうわばみに食いついて、猟師を救ってくれた。猟師は感謝して、石碑を建ててその首を祀った。
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シロヘビ
1933年 栃木県
娘が朝水汲みに行くと、社に白蛇が出る。娘には小さく見えるが、他の人には大きく見える。月に1度は娘の家に現われる。この後、娘の家は大金持ちになったが、娘が死ぬと蛇が現われなくなり、家没落した。
類似事例

イシジゾウ
1918年 京都府
若い女に嬰児を抱いているように頼まれたが、女は戻ってこない。そのうちだんだん子が重くなってくる。ふと気付くと子は大きな石地蔵の首であった。
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ダイジャ
1952年 兵庫県
才の谷には谷が100あるが99までしか見つけられず、最後の一つに主が住むという。ある時猟師が犬を連れ奥の谷に行ったら、美しい姫の姿が見えた。追いかけると岩の上に大蛇がいた。吠える犬に火を吹きかけ一飲みにした。猟師は逃げ帰り3日3晩うなされて死んだ。
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ヤマオトコ
1989年 長野県
ある猟師が谷に入って一日仕事をしていたが、獲物を捕れなかったので山小屋に帰ろうとしたところ山鳴りがして山男が出てきた。山男と戦っている内に鉛玉がつきたので金の玉を込めて撃とうとすると、「それをすると死んでしまうので仲直りをしよう」と言い出した。結局山男が負けたことを言わない代わりに、山に行くたびに猟を分けてくれることになり、その時は1人で来いということになった。後、他の猟師が「どこで猟をしているのか」と問うのに言わないでいたら、子供に口のきけない子が産まれたという。
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オニ
1943年 鹿児島県
昔々、娘を3人持った寡婦がいた。大水で帰れなくなった母親を鬼が助けるかわりに、娘をくれと言ってきた。末娘が嫁に行くことになったが、鬼は急流に流されて娘は助かった。その後、娘はアジガナシの妻となって華やかな生活を送ったが、嫉妬した姉に殺され、鰻になった後、夫に食べられてしまった。
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ガキボトケ
1964年 滋賀県
山などで急に腹が減ることをガキ仏に憑かれたという。山で弁当を開くときには「ガキにあげます」と言って少しとっておく。とりつかれた時には残したものをあげればいい。
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ダイジャ
1932年 福岡県
本村の山に昔大蛇がいた。ある猟師が鉄砲で仕留めたが、蛇は死ぬとき「お前の命もあと一年だ」と言い残した。翌年猟師が近くに来た時蛇を仕留めた場所へ行ったところ、白骨となって残っていた。何かのはずみで骨で足を突いたが、それが原因になって猟師は死んだ。
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(イキカエッタムスメ)
2003年 沖縄県
兼城の按司に2人の娘がいた。1人は中山王妃になったが、もう1人は父母の元にいた。この娘が病で死んでしまい、両親は娘を黄金の森に葬った。死後3日目の朝、安平田という男がここで雨宿りをしていると、娘が現れた。娘は熱病で気絶している間に葬られてしまったので、蘇生したことを父母に知らせてほしいと頼んだ。男は城に知らせ、娘は桑篠で作ったサンでお払いされた後に城に戻ったという。
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サル,タタリ
1996年 香川県
猟師仲間のあいだに、はらんだ猿を撃ってはいかんという言い伝えがあった。それなのにある猟師がはらんだ猿を鉄砲で撃った。その猟師の子は猿のように手をついて歩く子になった。
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テンチュウ
1980年 兵庫県
播州市原村から1里ほどいった所の村の猟師2人が、猪と間違えて1人の猟師の父親を射殺してしまうものの、どちらの撃った弾かは分からなかった。但し10数年後の同じ日に、父が射殺された方の猟師も他の猟師に誤射されて死ぬ。皆は父親を誤射したのはこの息子であり、天誅が下ったと考えた。
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リュウ,アオイケノヌシ
1992年 三重県
松阪の娘が池へ行きたがり、池に着くと娘は飛び込む。籠が出て、次に娘が出てきて、自分は池の主であったことを告げる。別の人がその池に行ってみると、その娘が髪を梳いていた。またその娘は池に行く以前に、大阪で雇われていた。その雇い先の娘さんが病気で苦しんでいたが、青池の主である娘にだけ、病気の娘に蛇が巻き付いているのが見え、取り除いてやると回復したという。
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バケネコ
1937年 兵庫県
猪猟師が夜打ちに出ると、猫が女に化けて呼びに来て殺そうとする。猟師が12本の矢を射ると鍋のふたでかわす。猫やが知らなかった隠し矢で猟師が射ると命中し、家の軒下で死んでいた。
類似事例

クロイヌ,ダイジャ
1942年 新潟県
黒犬が美しい人間の娘を2人産んだ。娘は成人した後、人間の男のもとに嫁ぐが、妹娘は自分の親が犬であることが発覚することを恐れて親犬を殺してしまった。後に、姉娘は大蛇に助けられるが、妹娘は大蛇に呑まれてしまった。
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