ヨコツチ 1965年 岐阜県 奥美濃の人によると、横槌の名で槌の子蛇がカオレ谷源流の屏風・日永山付近に住むとか。
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ヤママツリ,オオニュウドウ,キジン 1973年 富山県 二月二日に猟師たちが小又谷のヤエンコウをとりに行った。突然大入道が現れ火炎を吹き、猟師たちの槍を溶かしたが、広田源吾の槍だけは溶けなかった。その槍は上市町稗田で鬼神が一夜に九九九本を鍛えた中の一本であった。霧の中、その槍から放たれる光を頼りに家までたどり着いた。以来二月二日は山祭とした。
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ザシキワラシ 1977年 青森県 話者の家に伝わっていた真田大幸ゆかりの槍を人にあげてしまったら、ザシキワラシがでるようになり、毎夜奥座敷をノッタラクッタラ歩く音がするようになった。槍を返してもらったら、出なくなった。
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ヤマノヌシ 1980年 新潟県 御神楽岳で槍の名人が夕方、道に迷って煙草を一服していた。すると6尺もある背の高い化物が現れた。怖がっていると化物は「俺は悪いことはしない。今日は許してやるので帰れ。帰ってもこのことはいうな」といった。槍の名人は死に際にその事を語った。
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ツチノコヘビ,ゴハッスン 1965年 北山各地、丹波高原、大和・紀州・奥美濃・江北・信楽等で、槌の子蛇、五八寸ノコとを聞いたが言い伝えばかりで実際に会った人はいなかった。
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オサンキツネ 1956年 宮城県 六槍というところで,狐が女に化けて現れ,通行人をたぶらかした。「おさん狐」と言う。
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ツチノコヘビ 1965年 京都府 槌の子蛇を見たという報告は、洛北雲ケ畑の薬師峠付近、沢の池、山陰街道の老ノ坂峠付近の王子部落の人が、毎年見るという話。
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ウミボウズ 1983年 愛媛県 漁に出ていると船に何か上がってきたので槍でつくと、逃げてしまった。その漁師の奥さんがあんまに化けた海坊主に殺された。
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キツネ 1974年 栃木県 狐がいて、鉄砲や槍や火で攻めても死ななかったので祈祷をしたら、死んで石になった。そこから吹く風に当たると病気になる。六三を信仰すると治ると言う。
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ツチノコヘビ 1965年 奈良県 大台ケ原山麓の入之波温泉付近で見た人がいると言う。
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ヒーダマ 1968年 沖縄県 ヨーカビーには皆が高い山に上りヒーダマーを見に行くが、その後風邪を引くと重症になる。ヒーダマを見たけれどもそれの上がった付近の家の人に話さなかったり、見なかったのに見たと嘘をついてもいけない。家の付近からヒーダマが上がった時にはユタを頼み祈願してもらうと不幸はまぬかれるといわれる。
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クビナシウマ 1968年 愛媛県 梅の子付近で源氏と平氏が戦った時、馬が首を切られたため、その付近では毎晩首なし馬が出るといわれている。
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ダイジャ 1976年 京都府 大蔵神社のあたりのことを橋ヶ谷という。橋ヶ谷の池の端には大蛇がいた。大蛇が音を立てるので、人々が怖がったという。
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(ゾクシン) 1969年 岐阜県 火柱をみると付近で火事がおこる。
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トオリアクマ 1976年 昔ある武家が庭を見ていると、植込から炎が上がり、その向こうの塀から白襦袢で髪を乱し槍を持った男が飛び降りてきてこちらを睨んだ。心を落ち着け再び見ると消えていた。代わりに隣家の主人が乱心していた。
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ホネ 1982年 三重県 新暦1月9日は三ヶ野の小倉洋家の庭にある姫塚の祭りである。これは三ヶ野の道を造るために山の土を掘った時に出てきた骨を祀っていて、三ヶ野の女がよくわずらうので拝むようになったという。女だけの祭りである。
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アマ 1975年 新潟県 鹿野浦の浜にでる海女を岩間半左衛門が退治しようとするが、海女は長い髪の毛が海につかっている間は力が強い。半左衛門は槍を短くして海女を陸へおびき出し、長い髪が海から出た時に槍で突いて殺した。海女の正体はタコであった。
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キツネ 2000年 石川県 狐がコンコン、カオカオと鳴くとその付近の家はだんだん繁盛するが、クワンクワンと鳴くと棺桶を呼んで付近に死人が出る。
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オオカミ 1981年 和歌山県 狼は昼間は、萱の1本の陰にも隠れることができるし、夜になると槍が1000本来ても逃げ隠れできる。
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オオカミ 1941年 富山県 五ヶ山にある金剛堂山に、人間を食べても尻がつまらないように狼が土を食べに来ていた。ある神が人を食べるから尻が詰まるのだといい、五ヶ山の人を食べない証を立てればいいことを教えると告げた。神は金剛堂山の土を食べろと教えたので、狼は五ヶ山の人を食べなくなった。
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ヘビ 1966年 新潟県 雨乞いのとき、若い衆が藁で蛇を作って川や用水に持っていき、棒や槍で突いたり叩いたりしていじめる。こうすると、蛇が天に昇って雨を降らせるという。
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