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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

〔トラ〕
1976年
鎮西の未申の方角のはるか沖に度羅島という大きな島がある。この島の人は、姿は人であるが人を食する。ゆえに人の中にあって人にふさわしくない物を食べる者のことを度羅人という。今、人に似ず行跡の悪い者のことを度羅うちというのも、ここから出た言葉だろう。

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イバラキ
2001年 京都府
都王城西の方、羅聖門で渡辺綱が茨羅鬼と出会い、茨羅鬼の左腕を切り取った。その腕は美濃国まで飛び、茨羅木はどこかに飛び去った。都に腕を送ったが、その腕は7日7夜の間5指が開閉したという。
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オニ,ウラ
1979年 岡山県
垂仁天皇の時代、吉備国で略奪を繰り返す百済の鬼神、温羅を退治するため、イサセリヒコノミコトが派遣された。勢い凄まじい温羅を攻めあぐねたミコトは、神力を現して1度に2本の矢を放ち、温羅の左目を射抜いた。雉や鯉に姿を変えて逃れる温羅を捕らえたミコトは、首を刎ねて曝したが、その首が何年も大声でうなり続けたため、温羅の霊を祀って鎮めた。
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ヤマネコ
1929年 東京都
島に人が住んでいないころ、この島へ行く人を山猫が喰い殺して困っていた。大浦又次福谷太左衛門という侍が槍で退治するが、今度はその霊が人を取り殺すようになった。大島に来た役行者が祠を建て、その島で猫という言葉を使わないようにするとおさまった。
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アマゴイ,タイ
1934年 香川県
昔三味線島という島があり、田井という強欲な地主がいた。旱魃の時、島人は天災と年貢の取立てに悩まされ、雨乞いをしたところ、雨が降り続き、田井の屋敷は島と共に沈み、島は2つに分かれた。その付近でとれる鯛は田井一族に似ているという。
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〔コンジキノトリ〕
1963年 愛媛県
宗方と浦戸の境にある福島(鶏島とも)に、神宮皇后三韓征伐の後に、百済・新羅・任那からの貢物を積んだ船が仮泊した。翌朝、船から貢物である金色の鶏が飛び出して行方不明になった。故に島を「鶏島」あるいは福の神が上がった島「福島」と呼ぶという。
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ピシノシタノセカイ,ニーノクニ,ウシノカタチノカミ
1986年 沖縄県
ピシの下の世界は地底他界を連想させ、島人の中にも、これを「ニーの国」と表現する人がある。上地翁の話では、ピシが実在のナガピシと特定されている。ナガピシは島の東側にあり、そのことと牛の形の神が男神で、島の繁栄や島人の生命をつかさどることとは無関係ではない。
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イヌガミサマ
1941年 香川県
庭に三枚の瓦を立てて、犬神を祀る。島の人が浜に出て潮を汲んでいると、柄杓の中に入って島に上ったという。
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キタキョウガシマ,オキノキョウガシマ
1956年 宮城県
周囲絶壁の島。昔、1人の老僧が島に現れて、読経念仏後、経巻を埋めて去ったという。
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キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、病人なのによく食べたという。
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シマアソビ,シマノアソビ
1975年
西国で、沖に投碇し停泊することがある。その様なとき夜更けに島がすぐそばに現れ、島の木々や家、行き交う人々が間近に見えることがある。船が島に近づいたのかと思うが、夜明けになると周囲は海原のみである。蜃気楼の類いだろう。
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キツネ
1981年 和歌山県
呼ばれたときに1度目で返事してはいけない。人なら2度3度と呼ぶが、狐は1度しか呼ばない。それに返事すると化かされる。
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ヒトダマ(ゾクシン)
1927年 大阪府
人玉が出るときには、人が死ぬ。
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1940年 鹿児島県
大隅徳之島の俗信。晩に訪れる者があると、向こうから三度呼んでから返事をしないと、時々魔が来るという。
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シ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
3人に3度廻られると死ぬという。
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サンニンニサンドマワラレルコト
1915年 和歌山県
三人に三度回られると、死ぬ。
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キツネ
1984年 山梨県
愛染というところに川があって、そこで女の人が川に流されていたりすると、それは狐が化けた女の人である。その人をこん棒で殴ったら狐で逃げたということが何度もあった。
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キツネ
1955年 静岡県
狐憑きに憑かれた人がいう言葉は狐が人の口を使っていう言葉である。
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カマイタチ
1940年 岐阜県
痛くないのに体が切れていることがあり、その傷は決まって鎌の切り口をしている。2度3度やられる人もいるが、まったくやられない人もいる。那須の殺生石の破片が起こすともいう。
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ヒノタマ,キツネビ
1935年 山口県
火の玉の話はあるが、狐火はない。島には狐がいない。
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ミサキ
1975年 愛媛県
ミサキとは、死んだ人が行くべき先へ行くことができない者のことである。自分の代わりになる人が来ると行くことができるので、人を引き込む。
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ミヤコドリ
1974年 宮崎県
日向国青島には昔から雌雄の都鳥が棲んでいるが、これは島の神使とされる。此島は霊島であるからか、もしも溺死体が島に流れつくなどの不浄があると、この鳥が庄屋の家に飛んできて鳴くという。
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