オニタイジ 1980年 京都府 某家は麻呂子親王の家来であった先祖が、鬼退治の功によりその名を許された。
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チカタショウグン,キシン 1977年 三重県,滋賀県 千方将軍が鬼神を使役して旅人を悩ましていたために田村麻呂に討たれた。
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ヤブガミサマ,(ゾクシン) 1975年 山口県 伊呂里にある山田家の椎の実を拾うと罰が当たるといわれている。ヤブ神様ではないか。
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キゾク 2004年 京都府 小田氏の先祖は麻呂子親王の鬼賊退治に従った。
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セミマルノレイ 1977年 滋賀県 江州の関の明神を蝉丸の霊といっている。およそ関門があるところには必ず関を鎮める為、神を祀って関の明神と呼んでいる。
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オニ 1975年 福島県 田村麻呂が蓬田山の鬼に苦戦していたら、大きな地蔵が来て弓を張ってくれたので、弓張木に地蔵を祀った。
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オニ,アクロオウ 1977年 秋田県 阿久呂王が鬼を追って神室山に来て鬼を射て、矢は仙台で命中して鬼は死んだ。そこを鬼首という。
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キジン 2004年 京都府 麻呂子親王が自ら薬師像7体を刻み,天照大神の加護を受けて鬼神を退治する。
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カリヤスソウ,サカノウエノタムラマロ 1956年 宮城県 坂上田村麻呂の母、阿久玉御前が産をするとき、のぞかぬようにという約束を破って父の刈田麻呂がのぞくと、阿久玉御前は大蛇の姿になって横たわっていて、血の中に田村麻呂が生まれていた。阿久玉御前の血がかかって染まったので、刈安草の茎が赤いのだという。
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オヤテサマ,オヤテ 1983年 岡山県 久米南町京尾にある志呂神社で10月20日に行われる祭の前日の夜には、オヤテが鳴くといわれている。それは烏が絞め殺されるような声なのだという。
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テナガアシナガ,アッキ 1922年 山形県 関跡はムヤモヤの関ともいい、邪心をもつものは烟霧に窒息して死ぬといわれる。昔この関に手長足長と呼ぶ悪鬼がいて通行人をとらえて食ったという。関に近いトヤトヤ杜の鳥がムヤと鳴けば無難、モヤと鳴けば災難にあうと言われた。
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ハゲスギ,カミバツ 1990年 富山県 昔白比丘の老尼とその妹の加半呂という小尼僧が山に登ったが、当時女人近世があったので神罰によって木にかえられた。それを「禿杉」とよんでいる。
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オニマル 1965年 岩手県 昔、鬼丸という者が坂上田村麻呂に追われて衣川から逃げて来た。峠で振り返ると田村麻呂が来ていなかったので「ここはタノモシイ峠だ」と言った。ところが田村麻呂は直ぐに追いついて来たので、逃げた。そこはタノモシクナイ峠を略して、茂志内峠という名になった。鬼丸は鬼沢のサワの鬼柳のところで追いつかれて殺された。鬼丸の首が流れ着いたのが首崎、すねが流れ着いたのが脚崎である。
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カンドノゴナン,ムジナ 1977年 新潟県 関の寒戸の5男が見立の田のほとりにある椿の木の元に祀られている。鷲崎の人が通ると投げられて死ぬこともあったので、関の権左衛門が行って、小さな祠を立てた。
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ソロリ,シンセンノジュツ 1973年 三河の武士とも言われた蘇呂里と呼ばれた人物は豊臣秀吉の寵愛を受けていたが、後に彼は山里に隠れて自耕しようと思い、ついに神仙の術を体得して、白日昇天をしたという。
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オニクビフキアゲユ,サカノウエノタムラマロ 1956年 宮城県 坂上田村麻呂が、蝦夷の頭目大武麻呂を捕らえて箆岳山で首を斬った。首は泣きながら西の空へ飛び、落ちた所から湯が吹き上がった。よってここを鬼首と称し、湯を吹上と呼ぶ。
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カラス,(ゾクシン) 1975年 山口県 人が一人死ぬと、カラスが一羽死ぬ。
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ジョフク 1978年 山梨県 徐福たちの魂が3羽の鶴になって留まっているといわれる大原で、元禄11年3月29日、1羽の鶴が死んだので、役人が検分に来てその羽と肉を江戸へ献上し、骨を福源寺に葬った。寛政6年3月に2羽の鶴が自分で羽を抜いて落ちてきたが、その場所はわからなかった。
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テングノハネノオト 1983年 岡山県 苫田郡富村大には、山中の経験を克明に記憶している老練な猟師がいた。その話すところによれば、「天狗の羽休め」という木があり、そこを通ると天狗の羽の音がするのだという。この羽の音が聞こえなくなったら、猟はやめなければならないのだという。
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コウヤケノフチ,ダイジャ 1963年 愛媛県 黒蔵の関助が木を伐っていると斧が飛び、中の川谷にある公焼の淵に沈んだ。斧を取りに淵底に行くと御殿があり、姫が斧を返してくれた。以来、姫は毎年土佐へ向かう途中、必ず関助の家で一泊するようになったが、部屋を覗くことは禁じられていた。ある年、関助が禁を破り部屋を覗くと、部屋いっぱいに大蛇がいた。姫は二度と会わないと言い残して去り、関助の家はその後没落した。
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〔トロブチ〕,ウスグモヒメ 1961年 愛媛県 昔、男が上流から材木を流したが、止呂淵で全て水没した。男が淵に入って探すと、淵底近くにうすぐも姫がいたので、男は材木を出してくれるよう頼んだ。姫は自分がそこにいたことを口外しない約束で材木を出してくれたが、後に男はその事を口外してしまい、その途端に死んだ。
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