ノノミヤ,サカノウエノタムラマロ 1956年 宮城県 白山の社前で、坂上田村麻呂が矢を地面に突き立てて蝦夷平定を祈ったところ、根が生えて藪となった。これを箆(のの)と称し、箆宮権現という。
類似事例 |
|
オニ 1968年 宮城県 坂上田村麻呂が討ち取った鬼首峠の鬼の首が落ちてきたので、鬼首という地名がついた。
類似事例 |
|
オニ 1968年 宮城県 坂上田村麻呂が討ち取った蝦夷のことを鬼と呼んでいた。降参した蝦夷が住み着いたのが鬼切辺で、なまって鬼首になった。
類似事例 |
|
セキギョ 1976年 長崎県 地の中から湯が湧き出る所があり、その湯の中で赤い魚が泳いでいる。
類似事例 |
|
クビツカ,オニクビツカ 1918年 岐阜県 首塚や鬼首塚は、首から上の病に効力があるといって参詣する人も多い。鬼首塚は、鬼に化けていた男の首を切って京都に行く途中に、この場所で急に首が重くなったために前に進めず、埋めたところであるといわれている。
類似事例 |
|
テングサマ,スイテングウ 1975年 新潟県 湯の出る場所を教えるという夢を三晩続けてみた。そこを掘ってみると、湯が出てきて、湯治湯として喜ばれることとなった。
類似事例 |
|
カッパ,カワタロウ 1992年 宮崎県 高千穂の川太郎湯は、川床のくぼみに水を引き込み、焼け石を投げ込んで湯にして入る。知らぬ間にかっぱが入り込み、湯がぬめぬめになるという。この湯は万病に効く。
類似事例 |
|
アマンジャク 1961年 島根県 昔、隠岐島に温泉が出たが、アマンジャクが湯の中に小便をしたため湯の神様が怒り、それきり湯が出なくなった。
類似事例 |
|
オニ 1976年 宮城県 追われてきた鬼が越えた山は鬼越、斬りつけられ細い悲鳴をあげたのが細越、殺されたところは鬼打田、斬り落とした首が飛んでいって落ちたところが鬼首という地名になっている。
類似事例 |
|
ヒシノムラノナナフシギ,ヤクシユノコウミョウ 1987年 長野県 御仏の影やうつると見ゆばかり光清くも澄める御湯かな。薬師湯は弘法大師の開湯といわれ,源頼朝も湯治にきたという。
類似事例 |
|
クビヅカサマ 1982年 宮城県 坊主が悪人に首を切られて、その首が川伝いに飛んでいった。それを祀ったのが首塚様。
類似事例 |
|
クビヅカサマ 1982年 宮城県 和尚が首を切られて、その首が川伝いに飛んでいって岩に噛み付いた。それを祀ったのが首塚様。
類似事例 |
|
オンナノヒトノクビ 1992年 山形県 天井から女の人の首が落ちてくる。それが自分の首だった場合、その人は必ず死ぬ。
類似事例 |
|
オニ,コンシンサマ 1975年 山口県 鬼の首が飛んできたので、埋めた。
類似事例 |
|
ノノダケヤマ 1956年 宮城県 延暦2年(783)磐井郡達谷の岩屋の蝦夷の頭目高丸が、駿河の清見ヶ関まで攻め上がった。坂上田村麻呂が勅を奉じて撃退し、高丸を追って神楽ヶ岡で殺し、その党悪路王を斬った。その後、山上に敵味方を埋葬し、大塚を築いて上に観音堂を建て、地主権現の白山の社前に矢を射て蝦夷平定を祈願した。この矢が地に突き立って根を生じ、箆といい、それを山名としたという。
類似事例 |
|
タカミサン,クビ 1916年 奈良県 高見様は荒い神様である。首を切られてその首が高見山の上まで飛んで上がったという。今でも願を掛けると首から上の病気を必ず治してくれるという。
類似事例 |
|
キツネ 1978年 山梨県 近所のおじさんがよく狐に化かされて、夜中に下肥溜めに入って「いい湯だ、いい湯だ」といっていた。
類似事例 |
|
クビヅカサマ 1982年 宮城県 首を切られた坊主の首が川を溯っていった。それを祀ったのが首塚様。
類似事例 |
|
ダンゴモリ 1956年 宮城県 坂上田村麻呂がシトゲ団子を箆岳山から椀ごとなげた。それが田尻まで届いて団子森と椀コ森ができた。
類似事例 |
|
オユダチ 1964年 福島県 伝染病が流行するときなどに、おさごを供え、塩を入れた湯を煮立て、神がのりうつったまま幣束を湯に浸して人々にうちふる。熱湯だが不思議に熱くなく、湯がかかれば病気はうつらないといわれた。
類似事例 |
|
オニ 1976年 長野県 物見岩に鬼が住んでいた。坂上田村麻呂が矢を命中させ、首と尾を飛びちらした。鬼の首は名九鬼、尾は柏尾に落ち、その名がついた。
類似事例 |
|